馬総統決定かぁ。 台湾とチベット
【3月23日 AFP】台湾総統選から一夜明けた23日、地滑り的勝利を収めた国民党(Kuomintang、KMT)の馬英九(Ma Ying-jeou)次期総統は、中国と「互いに否定することのない」合意を望むと述べ、平和と繁栄の1世紀を見据えた中国との関係の土台作りを明言した。
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(c)AFP/Kevin McElderry
「台湾の選挙にチベットは関係ないでしょう。影響あるのですか?」
基本的に台湾住民は対大陸との関係がポイントでしょうね。
経済・軍事が一番の関心でしょう。
ですが、現在、台湾での宗教票はバカにならないと考えます。
日本でも宗教関係の票は公明党と創価学会だけでなく、
どこかの宗教団体の支持があることで、かなりの票ですね。
台湾では、静かな宗教ブームのため、チベット仏教の信者さんがかなり多いのです。
施主としてリンポチェを招聘し、灌頂や説法会などを行ったり、
お金持ちが支援している、またそれによって世界中から外国人チベット仏教の信者さんが、台湾訪問しているようです。日本人も大勢訪問しているみたいです。
(ほかにも現地の新興宗教や法輪功も流行っているカンジですね)
馬さんは、名前でムスリムと勘違いされていたことがあって、
ダライ・ラマ法王との謁見など仏教徒であることをアピールしています。
「なるほど、ざっと計算しても、100万票単位の票田になりますね」
「台湾では、蒙蔵委員会がありましたよね」
今でも、蒙蔵同盟の実務はありますね。
台湾在住のチベット人・モンゴル人もいますから。
(中華民国5族共存は、どの程度、現在でも言われているのかは不明ですけれど)
「そういえば、台湾の人たちはチベットが台湾が大陸に吸収されてしまったら、
チベットみたいになると考えている人が多いとか」
そうですね。かつて返還前の香港人たちによるチベット旅行がブームだったことがあります。 彼らはチベットに返還後の自分たちの生活を想像する、近くの異国情緒を楽しむ。
また返還後中国と仕事することができれば、チベットを観光地として商売ができるか、資源を使って工場が作れるかなどの下見も兼ねていたようです。思いのほか、英語が通じるけれど、儲かる観光地とはみなさなかったようです。そういった人たちは、現在、カナダやオーストラリアに移住してしまったのですから、チベットに行って、大陸のどこかを失望してしまったのかもしれませんね。
今の台湾では、大陸に吸収されることよりも、大陸といかに対等に商売をするか、
・・・ですよね。
親しい関係でありつつも、対等で敵対しないという態度を出しているのですから、
投票者は、わかりやすい自分たちの立場を説明したアピールだったと考えたのでしょう。
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登録日:2008年 03月 23日 19:00:11
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- プロフィール
- 坪野和子
- (女)
- 坪野和子音楽社会人類学研究所アメブロ別館
- 坪野和子音楽社会人類学研究所フォト日記
- 大学・専門学校の非常勤講師。得意分野は主にチベット文化圏と若者文化音楽です。
若い頃、インド・ネパール・チベット・中国を縦横断しました。
若者文化音楽は現代のみでなく、旧制高等学校・女学校も含めて研究中。
また個人的に旧満州国の音楽とそれに関わった作曲家にも興味。
チベット関係単著書
『チベットで深呼吸』(凱風社)
『旅のチベット語会話』(CPC出版)
若者文化コラム
『戦後ニッポン不良音楽の系譜』「氣志團特集」(宝島社)
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