なんという悪法
世の中は様々な「決まり」で成り立っている。家訓などと大げさでなくても、各家庭にもあるだろう。
「ひとに迷惑をかけない」
「物を大事にする」
「あいさつをする」
が、大方の家でいつも親が子供たちに言っている代表だと思う。今どきもうひとつ「関係ねーだろ」が加わるところも増えている。
国も法律に基づいて社会生活が保たれている。今どき、法律を作る人間や施行する人間が平気で破っているのも不思議ではない。
更に、国境に関係のない地域では、主に宗教と民族で繋がりが持たれている。主なものは、キリスト教徒 32.8% 、カトリック 18.5%、プロテスタント 6.4%、ギリシャ(東方)正教 2.8%、その他諸派 5.1% 、イスラム教徒 16.5%、ヒンズー教徒 13.3% 、仏教徒 6.3%、ユダヤ教徒 0.4% 、儒教徒 0.1% [宗教年鑑]となっている。
私は基本的に宗教を信じない。信じたくない。社会以外に、更に自分を縛り、神という観念的な人間関係を想うだけでうんざりする。当然、信じる人をとやかく言うつもりは全くなく、私に対しても言って欲しくない。つまり、どうでもいいことなのだ。
だが、こんな私でも下記の法は放っておけない。アフガニスタンにおけるタリバン政権の女性蔑視をなお上回る事である。
レイプ被害の女性を罪に問う「悪法」改正へ パキスタン - 国際
DATE:2006/11/22 21:20
URL:http://mfeed.asahi.com/international/update/1121/014.html
【ハッド法令:イスラム教の聖典コーランや、預言者ムハマンド(マホメット)の言行伝承で定められた罪とその罰則(ハッド刑)を明記したパキスタンの国内法で、
1,姦通(むちうち刑、または投石による死刑)
2,姦通の中傷(むちうち刑)
3,飲酒(むちうち刑)
4,窃盗(手足の切断)
5,追いはぎ(死刑など)
という5つの刑が、4つの法令に定められている。
罰則は人間の意志で変更することはできないとされる。
ハッド刑はイスラム法が定める刑罰の中で最もイスラム的なもので、それを導入することは、イスラムの教えを順守していることを明白に示す指標になることから、1977(昭和52)年に無血クーデターで権力を握った故ジアウル・ハク大統領が権力維持のため、
イスラム保守派の意向に沿って政策を推し進めた。その一環がハッド法であり、1979(昭和54)年に施行された。施行時の時点で拘留・服役中の女性は全国で70人だったが、施行後は約6000人に急増した。その多くは、レイプの被害を立証できなかった女性だという。
男にレイプされたことを女性が訴えただけで、逆に姦通罪になるような不正義を許す「悪法」とされる「ハッド法令」に対する批判が強まり、マスコミなどを通じて改正を求める声が多く聞かれることになったことから、パキスタン政府もようやく重い腰を上げたそうだが、3人もの男にレイプされたのに、それを立証するには被告が犯行を自白するか、少なくとも4人の成人男性ムスリム(イスラム教徒)の目撃者が証言することを必要とする。ハッド法令は女性蔑視のなにものでもない。死刑になるかもしれない犯人が自白するわけがなく、レイプするような場所に4人もの目撃者がいるはずもない】
特に注視すべきは「パキスタンの国内法」であることだ。宗教及び宗教心を使って権力を維持または拡大するという古来からの手法である。宗教は人心をまとめやすい。方向性をつくりやすい。はみ出す者、反抗する者、不熱心な者はどうにでも処理できる。また信じる者は競走馬の目隠しを付けているようなもので、前一直線しか視野がない。為政者や長老と称する人間にとって、これほど都合のいい状態はない。
女性蔑視というより、人間を馬鹿にした法令である。なんとか女性を目覚めさせまいとする男たちは、きっと恐ろしくすべてに自信のない人間なのだろう。
宗教は律するより前に「愛」を説くものと思っている。そうでなければならないと思う。
コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 11月 25日 06:19:10
コメント
興味深い記事が多いのでブクマさせていただいております。
これからも楽しみにしております。^^)v
ご挨拶まで。
コロスケ @ 2006年 11月 26日 23:35:52
遅くなってすいません。
ただひたすら、自分の感情をぶちまけています。
その中に多少の事実も織り込んでいますが、ブログは
そんなものかと思っています。
ありがとうございます。
anraku @ 2006年 12月 01日 06:01:13
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- anraku.k
- (男)
- 最近のトラックバック
- お気に入りリンク
- 検索