アメリカがアメリカであるが故に陥る罠


 タリバンを圧倒的な兵力で封じ込め、治安を回復し、アフガン政府の自立を急がなければならない。かつてブッシュがイラク増派を決定したのと同様の論理だ。共和党の中からも増派反対の意見が出ている。財政的にそんな余裕はない。もうアフガンのことはアフガンに任せて、撤退の出口戦略を明確にし、その時期を明確にせよと。

 オバマは核廃絶への理想を語り、国際政治に一定のインパクトを与えた。そしてノーベル平和賞の受賞だ。それにも関わらず、アフガンに増派し、軍事的な解決も目指さなければならない。常にアメリカがはまる罠だ。

 ベトナムからイラクそしてアフガンまで、米国は常に戦争をしている。オバマに変化を求め、オバマも変化を指向している。それにも関わらず、アメリカは基本的には軍事国家であるとの誤謬にオバマは手足を縛られている。

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登録日:2009年 12月 01日 21:53:33

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樋口一希(Kazuki Higuchi)
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