オバマ新戦略は成功するのか


 オバマ大統領が語った内容は、事前に報道されたものとほとんど変わりはなかった。米国内の論調は厳しい。増派を主張する側にも、撤退を主張する側にも、玉虫色(米国にこの考え方はないだろうが)だと。
 そこには、この戦争はやりたくないものだとの苦渋も溢れていた。一方で9.11のテロで米国内が攻撃され、現状を容認すれば、テロリストは米国と同盟国を再び、攻撃するから、それを阻止しなければならない。これはかつてブッシュが主張したものと同様だった。
 主要新聞の論説者は、この戦略が成功する可能性は極めて低いと述べた。曲がりなりにもイラクは、民度も高く、限定的であったが、フセイン以前には民主主義も経験していた。アフガンでは、治安維持を担う要因の八割が文盲だと彼らの一人は述べた。彼らは果たして同じ民族でも構成されるタリバンと闘うのかと。
 勿論、軍事面だけでなく、民生的な支援もするわけだ。ブッシュのように原理主義的にアメリカの民主主義を押し付けるものではない。それでも、やはりアメリカのための戦争なのではないかとアフガンの人々は考えるのではないかと。すでに彼らの一人は、アフガン戦略は成功せず、オバマ大統領の再選はないとまで言いきった。出口が見えない長い戦争はまだ続く。

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登録日:2009年 12月 03日 23:20:28

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