資本は易々と国境を超えていく
国内では主要企業の3月決算が出揃った。報道では業績は上向きとのこと。一方で政府の経済対策や外需依存は、そのままだ。
少子高齢化。人口は減少し、このままでは国内消費は盛り上がらない。それに対応するべく、企業もさまざまな施策をとっているが、市場が根底から変化しているので、展望はなかなか開けない。
そんな状況下でのユニクロの上海での旗艦店の開店だ。ユニクロは異様なほどの成長を遂げているが、それでも競合の海外ブランドと比較すると、総売上は半分程だという。とにかく「急ぎたい」のだろう。
中国。ナーバスなカントリーリスクを内包しながら成長を続けている。紙おむつのユニ・チャームも乳幼児製品のビジョンも売上を伸ばしている。もはや中国という「成長センター」に頼る以外にないのだ。
資本も、そして情報も易々と国境を超えていく。それに対抗できないのが、いぜんとして「国境」で自らを閉じている国家だ。通貨統合は果たしたEUだが、ギリシャのケースを見ればわかるように、個々の国益追求が、問題の根本的な解決への足かせとなっている。すでに「国家」は20世紀の遺物となりつつある。
リーマンショックに見られたように、経済のグローバル化は負の側面もあるが、安々と国境を超えていく資本にどのような対応するのか。まだ解は見つかっていないようだ。
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登録日:2010年 05月 15日 13:05:37
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