ダライ・ラマの「つぶやき」は中国当局に通用するのだろうか


 ニュース報道は少し下火になったがGoogle×中国政府とのせめぎ合いも話題となった。中国当局はブログなどの書き込みでも匿名性は許さないとの報道もあった。このニュースにあるように、ツイッターの利用も制限しているという。

 それでもデジタル情報は、「権力」の壁を超えていく特性を持っている。それだけ中国当局がインターネットの特性を恐れているのだろう。そんな状況の中で、ダライ・ラマの「つぶやき」は中国当局にどのような影響を与えるのだろうか。

 中国当局も、いわゆる「格差」の解消に、少しずつだが取り組んでいる。前回の全人代では都市と農村の「一票」の格差を是正したし、沿岸部の発展から取り残されていた内陸部の開発にも取り組み始めた。現在、権力の中枢にいる指導者も近い将来、引退し、新たに指導部が登場する。

 彼らは、いわゆる「革命世代」ではないし、改革開放政策の中で育ち、経済発展が進行することで、民衆が潜在的に政治的な自由も求めていると知っているはずだ。そして、1989年の天安門事件を良い意味で知らず、あの事件から傷を負っていない世代も成人となる。

 ダライ・ラマの「つぶやき」は、そんな新しい世代に何らかの影響を与えるかもしれない。そして、権力中枢の世代交代と連動し、ここ10年ほどの間に、中国は「軟着陸」するのではないだろうか。

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登録日:2010年 05月 22日 11:03:19

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