中国は北朝鮮のテロ支援国家指定に同意するのか


 夜の各テレビ局のニュースによると、胡錦濤と会談したヒラリー・クリントンは、今回の韓国の哨戒艦沈没に北朝鮮が関与したと明確に述べた。この段階で中国政府当局、胡錦濤の声明はない。

 今、経済的に最も利害を共にしているのは米国と中国だろう。果たして中国は安保理の開催とそれに引き続き米国が提起するであろう北朝鮮のテロ支援国家(再)指定に同意するのだろうか。

 国際政治とは冷徹なものだ。こんな推測は成り立つのか。少し前の金正日の中国訪問時に、その後に予想された米国の対応についていくつかのシミュレーションが行われたのではないか。

 まず安保理開催に引き続き、中国もテロ支援国家指定への傾斜を強めるとの観測気球を上げる。それとほぼ同時に、北朝鮮は、一部の跳ね上がり分子の仕業であるとメッセージを出す。それによって拳を振り上げ、その落とし所を探っている李明博大統領の面目も保ちつつ、米国の顔も立てる。

 さて我が国はどうするのか。現在、日本は安保理の非常任理事国となっている。すっかり影が薄くなった鳩山首相は、「先頭をきって」韓国の立場を支持すると表明した。

 上海万博をなりふりかまわず成功させなければならない中国。景気回復に向けて中国だのみをせざるを得ない米国。ヒラリーと胡錦濤もかなり突っ込んだ話し合いをしているに違いない。そして、鳩山首相はハシゴを外されかねない。

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登録日:2010年 05月 24日 23:10:56

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