2008年 11月 01日

永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける

戦闘機ラファール、スイスの空を舞う

【10月29日 AFP】スイス軍は現行の米ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)製F5E/F タイガーII(Tiger II)戦闘機の後継機の選定を進めており、フランス・ダッソー(Dassault)のラファール(Rafale)、英独など欧州4か国共同開発のユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)、スウェーデン・サーブ(Saab) のグリペン(Gripen)の3機種が候補にあがっている。
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(c)AFP

AFPBB News


 余り知られていないがスイスは軍隊をもっている。その軍事力が永世中立政策を補完していると考えている。国境を密に接するヨーロッパの歴史と現実が背景にあるのだろう。あれほど小さな国家で果たして空軍がいるのか。陸上で想定される戦闘を協力に支援するのが空軍力だから必要なのだろう。それこそ盾と矛。考えてしまう。

 このニュースを読み解く鍵は、そんなスイスの立場ではない。この国の「盾と矛」に対して戦闘機を売りつけようとする国家があることだ。再び、非常任理事国に選出されて、この国の政府は喜んでいる。安保理改革を進め、常任理事国入りを目指すのだという。限界を持ちつつ、国連には機能して欲しいが、忘れてはならないのは、常任理事国は全て武器輸出大国だということだ。それがこのニュースの鍵だ。

 暗然とせざるを得ないが、国連での常任理事国はまるでマッチ・ポンプのようだ。紛争の解決策を探りつつ、一方では、その当事者に対して、時には、敵対する双方に武器を売っている。永世中立との理念を軍事力で補完するのは、盾と矛を体現し、マッチ・ポンプ達を潤すだけだから、スイスは軍事力を放棄したらよいと思う。

 

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登録日:2008年 11月 01日 23:04:13

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