2008年 11月 03日

チベット情勢はどのように変化するのか

来日中のダライ・ラマ、「チベット自治拡大めぐる中国との対話は失敗」

【11月3日 AFP】来日中のチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は3日、東京で記者会見し、チベット(Tibet)自治区の自治権拡大を目指してこれまで行ってきた中国政府との交渉が失敗に終わっているとの見解を示した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


 人の噂もというが、チベット問題が語られる機会は少なくなった。中国政府とチベット亡命政府との話し合いも、その後の進展が報道される機会も極端に減った。

 それにしても時の流れが速すぎる。8月8日に開幕された北京オリンピックもすでに遠い向かいの出来事のようだ。オリンピック開催の条件のひとつであった中国の民主化。その検証もどこへやらという状態となった。

 中国政府が行ったチベット亡命政府との話し合いもポーズだったのかと思わざるを得ない。報道によると、ダライ・ラマは、中国政府が自身を「分離独立主義者」だとしているのが交渉の障害となっていると語っている。チベット亡命政府は決して分離も独立も求めていないと公表している。その詳細な内容は調べてはいないが、彼らが求めているのは広範囲な自治だと伝えられている。大幅な譲歩をしているのはチベット亡命政府の方だ。

 それにも関わらず両者の交渉が進展しない。そしてチベット亡命政府は新たな方針転換をするらしい。残念な事態だが、解決には長い時間がかかるだろう。少なくとも武力による衝突だけは避けて欲しいと願うばかりだ。そして、解決の可能性は、中国国内の民主化の進展に深く関わっていくと思われる。

 

カテゴリー[ 国際政治 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2008年 11月 03日 20:24:08

カレンダー
< 2008年 11月 >






1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30





プロフィール
Kazu
(男)
1951年04月01日
archinet_japan
樋口一希(Kazuki Higuchi)
建築ジャーナリスト・ライター・エディター
Copyright (C) 2012 Archinet Japan. All rights reserved.
最近のコメント
[12/22] 米軍は去って勝手し放題ができるのか 通りすがりです
[12/22] 米軍は去って勝手し放題ができるのか 通りすがりです
[12/21] 米兵士は帰っていった 通りすがりです
[12/21] 米兵士は帰っていった 通りすがりです
[12/05] プータンでさえも飽きられたのか 通りすがりです
[06/23] 中国は国益を背景に冷徹な判断 通りすがりです
[05/21] 「微笑の国」はもはや幻想だろうか kazu
[05/15] 「微笑の国」はもはや幻想だろうか 通りすがりです
[11/23] 女性なのにマッチョな演説をしたペイリン氏 差別全肯定主義者
[07/13] 建国60周年の中国の行方 Kazu
最近のトラックバック
検索