想像もできないオバマの抱える多様性


 父親はケニア人、母親のルーツは、今回、訪ねたアイルランド。正式な名前は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニア。イスラム教徒のように、「フセイン」が入る。インドネシアで幼少期を過ごし、青年時代はハワイで祖母と暮らした。

 ハーバード大学ロー・スクールを修了後、シカゴで弁護士として活動、また地域振興事業の管理者としてシカゴの貧しさの中で格闘した。そして1996年、イリノイ州議会上院の議員に選出され、2004年1月まで務めている。

 島国に育ち、ここまで多様性とは縁遠い筆者は、こんな育ち方をしたとすると、とても精神の安定を保てるか自信はない。それにしても不思議な写真だ。アフリカ系アメリカンの褐色の肌をした男が、いかにもアイルランドというギネスで乾杯している。そして更に驚くのは、彼の先祖がこの地を旅立ったのが1850年だという。それから160年余りで、自身の門閥からアメリカ大統領が生まれるとは想像しなかっただろう。

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登録日:2011年 05月 24日 20:54:55

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樋口一希(Kazuki Higuchi)
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