2009年 01月 05日

イスラエルも国内に暴力を内包していく

地上進攻前に兵士の携帯電話没収、イスラエル軍

【1月5日 AFP】3日夜のパレスチナ自治区ガザ(Gaza)への地上進攻開始前に、イスラエル軍は兵士数千人の携帯電話を没収していたことが分かった。
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(c)AFP

AFPBB News


 イスラエル軍の地上部隊のガザへの侵攻をCNNはライブで一日中、報道していた。ガザ地区に報道機関が入るのをイスラエルが認めていないため境界線近辺からの報道となっているが、空には航空機、ヘリコプターが飛び交い、地上では黒煙が上がっているのが見えた。何が起こっているのか全く報道されないのが怖い。

 攻撃対象はハマスだというが、狭い地域に人々が寄り添うように暮らしているガザ地区。多くの民間人が被害を受けるのは誰もがわかることだ。一方で、イスラエルの立場に立てば、予告もなくハマスからロケット弾が飛んでくるし、イスラエルの敵意を持つ国々に囲まれている。その恐怖はとても想像できない。

 それでも双方は軍事的な手段はとるべきではない。すでにパレスチナ側の死者は500人を越えた。それによって喚起された憎悪は、またイスラエルへと向かう。それだけではない。このニュースにあるように、軍事優先の施策は、自国民への過剰な規制へと繋がり、イスラエル国民の中へも暴力は内包していく。

 もうニュースを見るのも辛いし、この現状を考えたくもない。それでも考え続ける以外ないのだが....。傲慢で嫌な奴だなと思っていたフランスのサルコジがパレスチナとイスラエルに向かう。安保理がアメリカの思惑で全く機能を果たさない中、彼は孤立無援のように努力を続けている。今は、その動向を注視したい。

 そしてイスラエル国家、ハマスという政治権力の思惑とは別に、そこに暮らす市井の人々は決して軍事的な作為を望んでいないはずだ。何よりも、第一にその思いを反映すべきだ。

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登録日:2009年 01月 05日 22:15:33

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樋口一希(Kazuki Higuchi)
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