2009年 09月

ホンダのDNAは生き残っているか


 10数年ほど前、ホンダも参戦していたCART レースのサイト制作打ち合わせのため、同社の某工場・研究所を訪ねた。駐車場には、世界中から集めたスポーツカーが所狭しと並んでいた。社員は申請すると、それに自由に乗れるとのことだった。現下の経済状況でも、そんな研究体制は続いているのだろうか。

 同社が開発したロボット「アシモ」。テレビコマーシャルにも登場し、ここまでロボット技術も進化したのかと驚かされた。そして、今回の電動一輪車の試作機「U3-X」だ。

 製品化の予定はないという。実現すれば用途はさまざまにあるのではないだろうか。例えば広大な面積の空港。乗客が使えれば移動に便利だし、また空港職員が使えば、サービス向上にもなる。大学のキャンパスもいいかもしれない。

 衝撃的だったF1からの撤退。そして直後に発表されたハイブリッドカーの「インサイト」。ホンダはいつも何かを考えている。

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登録日:2009年 09月 24日 20:34:29

保守バネが顕在化したのだろうか


 イデオロギーに依拠したリベラル、保守はすでに意味を失った。それでも保守の中からは、その苛立ちの表現か、時に時代錯誤的な言動や差別的な発言が顕在化することがある。

 衆院選挙戦の後半、民主党のある組織が、日の丸を傷つけたと声高に叫び、民主党政権ができると社会主義になると書かれたビラが配られた。

 子供の頃、近くに住んでいた老婆から「アメリカでは黒人と白人は結婚してはいけないのだ」と聞かされたことがある。すり込みとは恐ろしいものだ。

 米国では、たとえ反対派であろうとも、大統領へは一定の敬意が払われてきた。今、起こっている現象をCNNなどで見聞きすると、オバマ大統領への非難は確かに感情的すぎる。その背後に、カーター元大統領が指摘するように、人種差別が潜在しているかはわからない。もしも、そうだとすると、時代が数十年、戻ってしまったようで、暗然たる思いがする。

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登録日:2009年 09月 18日 13:08:33

米国はミサイル配備のコスト負担ができない


 ブッシュ時代からの懸案。ロシアに配慮したというよりも、米国はミサイル配備のコスト負担ができないに違いない。新聞報道によると、医療保険改革で、10年間に78兆円の財政負担が必要とのこと。戦争の準備、あるいはその抑止に金を使えないのだ。

 兵器産業ほど効率的なビジネスはない。使ってしまえば、それきりだし、ニーズは無理矢理作り出される。需要と供給で価格が決まることもない。米国がこれまでのように世界の警察の役割を果たしにくくなったのは一面でよいことかもしれない。それよりも無保険の国民をどのように救済するのかが先決だろう。

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登録日:2009年 09月 17日 19:14:50

街中も禁煙の動き


 かなり以前からニューヨークではホテルのロビーなどでも煙草は吸えなかった。それでも街中では、くわえ煙草で歩く人も多く見かけた。金融業界などでエスタブリッシュした人は「煙草」は吸わない。あれはブルーカラーの「病」だからと...。

 それでもちょっと反抗的なスタイルのインテリたちは、まだ「煙草」を吸うのが格好いいのか、街歩きでは、周りにはお構いなし。これで全面降参か。それでもニューヨークがシンガポールのようになってしまったら、少し寂しい。

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登録日:2009年 09月 16日 21:44:54

待ち遠しいペドロ・アルモドバル監督の新作


 前作の「ボルベール(帰郷)」では相変わらず男がすぐに死んでしまう。したたかに生き残った女たちは善も、悪も、飲み込んで生きていく。そしてペドロ・アルモドバルが展開するスペインの土着的な原色。

 新作の「Broken Embraces」の情報はまだない。直訳すると、中断した抱擁となるのか。さて、どんな世界に連れて行ってくれるのか、公開が楽しみだ。

 この写真のペネロペ・クルスは髪を染めているのだろうか。彼女は黒髪のイメージが強いのに....。

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登録日:2009年 09月 15日 20:28:27

アクセルとブレーキは同時に踏めない(リーマンショックから1年)

リーマン・ショックから1年、元トップトレーダーが明かす破たんの内幕

【9月14日 AFP】創業158年の名門証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)が経営破綻(はたん)して、15日で1年となる。
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(c)AFP/P

AFPBB News


 このマクドナルド氏の著書「大いなる良識の失敗:リーマン・ブラザーズ破綻の内幕)」は複数の書評で取り上げられている。ファルド元CEOの姿を社内に全く見かけなかったなど、とても信じられないようなことが起こっていた。モラルの欠如というよりも、組織も個人も、何らかの第三者的なチェック機能がないと、アクセルとブレーキは同時には踏めないのだ。愕然とし、とても他人事ではない。その渦中にいたならば、加担したと思えるからだ。

 NHK総合テレビでは、リーマンショックから一年を経て、現在のウォーム街の状況を報じた。個人消費も低迷したままで、失業率は10%に近づきつつあるなど、実体経済はいぜんとして厳しいにも関わらず、ウォール街は復活しつつあるようだ。

 安値不動産を買いたたくファンドのボスは「以前と何も変わっていない」と嘆いているのか、喜んでいるのか、複雑な表情で語った。

 以前も報道されたが「死亡債」という商品がある。人は必ず死ぬ。死亡保険を生存中から安値で買い取り、それを小口証券に切り分けて販売するものだ。これは儲かると活況を呈しているという。正しい資本主義とは形容矛盾なのだろうか。

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登録日:2009年 09月 14日 17:06:01

久し振り登場のディアブロ・コディ

ビッチはドラキュラよりも恐ろしい、米脚本家D・コディ

【9月12日 AFP】「ビッチ(悪女)」も、ドラキュラやフランケンシュタインといったホラーの重鎮たちと並んで、ホラー映画の一角を占めるべきだ――2008年に『ジュノ(Juno)』でアカデミー賞脚本賞を受賞した米脚本家のディアブロ・コディ(Diablo Cody)が11日、トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival 2009)で語った。
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(c)AFP

AFPBB News


 映画「ジュノ(Juno)」。主人公の女の子はディアブロ・コディの分身だったに違いない。望まない妊娠、自分では育てられないから里親を探す。裕福なその里親の夫婦の方も問題だらけ。妻は子供が欲しくてたまらないのに、夫の方はまだ面倒は避けたい。里親問題をきっかけに、夫婦の亀裂も明らかとなる。「しっかりしてよ...」。

 主人公の女の子とは、そんな周囲の問題をしっかりと理解して、子供を里親に出す。最後は痛かった。子供の父親の同級生と愛し合っているのを確かめられたのに、子供は育てられない。

 思春期の女の子。男の子のそれとは全く違う生きにくさを抱えているのかもしれない。ストリッパーもやっていたというディアブロ・コディ。彼女自身も生きにくさの痛みをよく知っている。今度は男の子の心臓を食べてしまうビッチが主人公とのこと。何を暗喩しているのだろうか。公開か待ち遠しい。

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登録日:2009年 09月 13日 00:25:09

この8年は何をもたらしたのか

9.11同時多発テロからまもなく8年

【9月11日 AFP】米国は11日、2001年に起きた9.11同時多発テロ事件から8年を迎える。
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(c)AFP/Sara Hussein

AFPBB News


 9.11を発端にアメリカは二つの戦争を行った。すでにツインタワーで亡くなった人々の数をこえる5千人強のアメリカの若者たちが命を落とした。アメリカが費やした戦費は、1兆5千億ドル、イラクから撤退し、アフガンがうまくいったとしても、その倍のコストがかかるといわれている。

 アフガンは、今や「オバマの戦争」といわれ始め、この国も2,000億円近い資金を民政支援として拠出した。そのかなりの部分は、アフガンの権力者の懐に納まったようだ。

 イラクのことはイラクに、アフガンのことはアフガンに。今、問われているのは、アメリカの正統性に違いない。そのことに、いつオバマは気づくのだろうか。

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登録日:2009年 09月 11日 22:22:37

ジャーナリズムは生き残るに違いない

グーグルが新聞業界に協力、記事閲覧課金システムを開発へ

【9月10日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)が、新聞社向けに、ニュース閲覧者に課金することができるプラットフォームを開発中だ。
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(c)AFP

AFPBB News


 アメリカの新聞は大苦戦している。日本のように宅配システムを採用し、数千万部発行という新聞はない。特に地方都市には、ユニークに切り口でファンももつ、地元密着型の新聞も沢山ある。それらが続々と廃刊に追い込まれている。

 インターネット時代に対応するべくウェブサイトを立ち上げても、巨大ポータルサイトにはかなわない。広告収入で新聞を発行するとのモデルが崩れているからだ。課金モデルも試行しているが、それもうまくいかない。

 そんな中で、Googleは究極の「他人のフンドシ」戦略。自分ではコンテンツは作らず、ユーザーは検索すれば、それら新聞の記事は読み放題だ。

 今回、Googleが新聞業界に課金システムを提供するのも、当然、彼らのビジネス。といいつつ余り意地悪く解釈せず、新聞業界も、それを活用して生き残り策を模索すべきだろう。

 記事に課金する。その時、その記事がコンテンツとしてどれだけの価値を持つのかが試される。リアルタイムでニュースを流すのであれば、巨大ポータルサイトにはかなわない。

 鍵となるのは、そのニュースの背景に何が潜んであり、その意味するところを、たとえ小さな地方都市を題材として記事であろうと、グローバルに起こる事象だろうと、これはという切り口を提供できるかだ。それこそが新聞ジャーナリズムのジャーナリズムたる所以だし、そのことはメディアがネットに変わってもずっと同じだ。

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登録日:2009年 09月 10日 18:12:01

ビートルズは二人しか残っていない

待望の「ビートルズ」ゲーム、カバーン・クラブで一足先にお披露目

【9月9日 AFP】ビートルズ(The Beatles)がライブをしたことで有名な英リバプール(Liverpool)のカバーン・クラブ(Cavern Club)で8日夜、翌日から発売されるゲームソフト「ビートルズ・ロックバンド(The Beatles: Rock BandTB:RB)」が限定公開され、集まったファンが一足早くこの待望のゲームを楽しんだ。
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(c)AFP

AFPBB News


 日本でもリマスター版が発売され、ショップの前には行列ができたと報じられていた。同時代だったビートルズ。土曜日のビートポップスという番組を観たくて、高校から飛んで帰ったのも良い想い出。

 レコードプレーヤーもなかったから、アルバムを買うと、行きつけの店に行き、マスターに頼んでかけてもらった。まさか彼らがゲームになるとは....。とても予想もできなかった。そして時代を経て、ジョンの暗殺。それを聞いて寝込んでしまった。

 彼らの楽曲を聴いていると、普段は考えないが、ふとした瞬間に、そういえば、もうジョンもジョージもいないとはっとさせられる。スピーカーから流れてくる彼らの歌声。いつまでも若い。社会も、今のようにも、停滞もしていなかったし、若かった。

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登録日:2009年 09月 09日 15:47:26

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プロフィール
Kazu
(男)
1951年04月01日
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樋口一希(Kazuki Higuchi)
建築ジャーナリスト・ライター・エディター
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