黒人層が迷っている
【1月20日 AFP】(一部更新)米大統領選の指名候補を争う民主党の党員集会が19日、西部ネバダ(Nevada)州で行われ、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員が、ライバルのバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員を抑え勝利、2勝目を挙げた。
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(c)AFP
ヒラリーは連続して勝利した。CNNでは、親しみやすさを演出するアポなし戸別訪問を続けながら、背後で民主党の党組織を総動員した選挙のプロによる勝利だと報じている。
ヒラリー勝利の原動力のひとつがネバダ州に多く住むラテン系の住民たちの存在だった。党員集会でひとりのラテン系の男性がインタビューに答えていた。「私たちはオバマ氏のことをよく知らない」「私たちへの支援に感謝しヒラリーに投票した」。と
これまでヒラリーの強固な支持層であった黒人たちの間には、ヒラリー、オバマのどちらを支持するかで迷いが生じているという。
オバマは難しい立場におかけていると報道されている。黒人層への直接的な働きかけをしていなかったが、ここにきて方針転換をしたようだ。それが黒人層の分裂に繋がるのではとの論調だ。
CNNではキング牧師の映像が繰り返し放映され、黒人層の指導者のコメントも放映されている。彼らは困っているようだ。
予備選、党員集会の動向を聞くと、米国がいかに多様な問題に直面しているかがよくわかる。強固な保守層を形成する福音派の中には、神が創造した世界を破壊しているのは許せない行為だ。環境保護政策促進を求める動きもあり、その政策実現には共和党候補者は生ぬるいとの発言もあった。
分裂が始まっているのではないと思う。ようやく皆が問題の所在に気がついたのではないか。政治は現実への回答を示し、それを政策として実現していく行為だ。米国民が自らの現実を直視し始めたのだと思う。
隠れてしまった問題もある。それはイラク問題だ。やがて争点として再び、浮上するだろう。願わくば、ヒラリーが当初、イラク戦争を支持した。オバマがレーガンを賛美したとの過去の発言にこだわるのではなく、ブッシュが強行した先制攻撃(主義)そのものが誤謬であったとの本質的な一点において共闘してほしい。
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登録日:2008年 01月 21日 03:11:36
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