ハマスとエジプト政府合意の背景がわからない

エジプト軍とハマス、ガザの境界壁を閉鎖

【2月4日 AFP】エジプト軍とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は3日、前月23日に爆破されたパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)とエジプトとの境界壁を閉鎖した。
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(c)AFP/Joseph Krauss

AFPBB News


 境界線はついに閉鎖された。このニュースにあるように、閉鎖の決定と実行は、ハマスとエジプト政府間での合意とのことだ。CNNでも、エジプト政府の治安部隊が境界線を閉鎖するのを放映していた。

 一方で、エジプト政府への米国やイスラエルからの圧力があったのは自明だが、何故、ハマスが合意したのかについては、報道されていない。これを機会と考えたのか、イスラエル政府は、ガザ地区への電力や燃料の供給を更に削減している。

 本質的な和解に至らなくとも、この境界線を関係国、関係組織間で共同管理し、武器搬入ができないように対処することはできたのではないか。それが和平への契機となったのではないか。

 CNNのインタビューに答えたガザ地区の男性は、「手に入れられるものは全て買ってきたが、それもいつまでもつのか」「もう誰も信用できないし、うんざりだ」と語っていた。ハマスは何故、合意したのか。表に出てこない政治的な取引があったとすると、ガザに暮らす、一般の人たち、特に弱い立場の女性や子供たちにどのような説明するのだろうか。

 敵の敵が味方となるような複雑な様相を呈している。政治、国家組織は、厳しく対立しているようで、そのDNAには、いつも自己保身が刻印されている。

カテゴリー[ 国際政治 ], コメント[1], トラックバック[0]
登録日:2008年 02月 04日 15:44:08

コメント

なぜ、ハマスが合意したのか?という疑問を呈したブログもWEBサイトも検索しても貴殿のブログしか見当たらなかった。こういう「あれっ」という「引っ掛かり」が事態の本質に迫ることが出来る出発点にもなりうる、と思います。これに関する欧米のマスコミや論壇記事の紹介記事があれば助かるんですが。
私なりの推論は壁が除去されるという事はエジプトにとってはイスラム同胞団という一大反政府勢力をかかえ民主的選挙をすれば政権交代が必死の状況で、その兄弟党であるハマスまでかかえる事は治安上出来ない。ハマスにとってはガザがエジプトに統合され、エジプトの一部になり、入植により削れれ続けた西岸地域はヨルダンに併合されてパレスチナ問題がイスラエルの思惑通りに終結する流れが出来る事を恐れたのでは?うがった見方ですが。要は中東のマスコミでこのハマスの態度をどう評価、分析しているのか、知りたいですね。

chindon @ 2008年 03月 13日 18:01:41

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