ハリウッドも時代の空気を読んだ
米軍の捕虜拷問を批判した作品、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に
【2月26日 AFP】アフガニスタンの米軍基地内で同国人のタクシー運転手が拷問の末、死亡した事実に迫るドキュメンタリー『「闇」へ(Taxi to the Dark Side)』が、第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)の長編ドキュメンタリー賞を獲得した。
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(c)AFP/Rob Woollard
今年もアカデミー賞の授賞式は華やかだった。きら星のようなセレブたちが続々と登場、相変わらず巨額なマネーゲームも続いている。
一方で、本作の受賞にみられるように、ハリウッドは、すでにブッシュの名前さえも聞きたくないとの米国内のイラク戦争への厭戦感の広がりを読んでいた。
関連してAFPは、バチカンの機関紙オッセルバトーレ・ロマーノが今回のアカデミー賞において、「希望のない暴力的な映画」が受賞したことを嘆く記事を掲載したとも報じている。
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2356120/2681647
この見解にはバチカンの傲慢さが垣間見られる。誰もがあまりにも酷い現実は見たくないし、映画は戦争を回避する力はもっていない。それでも隠れて国家という公権力が何をしているのかを知らないと、明日は我が身という可能性もある。
まるで暴力的な映画が流布すれば、世界に暴力が蔓延するといっているようなものだ。暴力はもっと違った原因から生まれている。経済的な格差、蒙昧な民族意識、そして閉鎖的な宗教感。イスラムとの対立を回避する具体的な方針を宗教者としていかに提示するのか。それこそが今、求められている。ハリウッドは、ただ時代の空気を読んだだけだ。
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登録日:2008年 02月 27日 19:52:26
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