北京の大学でチベット族の学生たちが示威行動
【3月20日 AFP】(3月21日 一部更新)中国チベット(Tibet)自治区ラサ(Lhasa)の大規模暴動に対し、部隊を派遣している中国軍が20日、配備を大幅に増強したと報じられた。
≫続きを読む…
(c)AFP
各局のニュースでも報道されたが、17日夜、北京の中央民族大学のキャンパスでチベット族の学生グループが示威行動を始めた。
示威行動は座り込みによるもの。大学の広場の中央に、蝋燭だろうか、灯りをともし、それを取り囲むように座り込みをしていた。多くの学生が膝を抱え、うなだれていた。大学を追放されるだけでなく、すでに拘束されているかもしれない。
これでチベット自治区ラサでの騒乱が首都北京にも飛び火した。この中央民族大はチベット族など中国の少数民族の学生が数多く在籍する大学として知られるとのこと。
首都の北京から外国の報道機関を閉め出すことはできないだろう。そのため強圧的な弾圧策をとれないはずだ。
ここにきて民主活動家の拘束、起訴も増えているという。当局が最も恐れていること。経済の驚異的な発展により、アメを与えられた多くの一般大衆は、政治的な問題から距離をとっている。一方で、その経済面での格差が顕在化している。これら学生の動向と、北京などの大都市に職を求め、流入し、現状に不満を持つ農民、労働者などが呼応するとのシナリオ。
一挙に矛盾が表面化し、民主化運動が再燃するかもしれない。北京オリンピックへのカウントダウンは、それら運動の再燃、天安門事件の再現へのカウントダウンとなるかもしれない。
カテゴリー[ 国際政治 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 03月 21日 07:58:12
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- Kazu
- 1951年04月01日
- archinet_japan
- 樋口一希(Kazuki Higuchi)
建築ジャーナリスト・ライター・エディター
Copyright (C) 2009 Archinet Japan. All rights reserved.
- 最近のエントリー
- [12/09] かいまみえた中国のしたたかさ
- [12/08] 深く静かに潜行していたイラン反体制派の不満
- [12/07] 次の大統領選に的を絞ったに違いないペイリン氏
- [12/05] マクニスタル司令官はアフガンで成功するのか
- [12/03] オバマ新戦略は成功するのか
- [12/01] アメリカがアメリカであるが故に陥る罠
- [10/01] 天安門の戦車が思い起こすもの
- [09/24] ホンダのDNAは生き残っているか
- [09/18] 保守バネが顕在化したのだろうか
- [09/17] 米国はミサイル配備のコスト負担ができない
- 最近のコメント
- [11/23] 女性なのにマッチョな演説をしたペイリン氏 差別全肯定主義者
- [07/13] 建国60周年の中国の行方 Kazu
- [07/09] オバマは携帯メールも煙草もやめられないらしい 電子タバコ
- [07/07] 建国60周年の中国の行方 通りすがりです
- [07/06] 建国60周年の中国の行方 てつ
- [11/18] チベット情勢はどのように変化するのか Kazu
- [11/14] チベット情勢はどのように変化するのか cygn
- [11/06] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける 矢乃崎
- [11/06] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける ZERO
- [11/05] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける Kazu
- 最近のトラックバック
- お気に入りリンク
- 更新情報リスト
- 検索