オリンピック休戦は哀しいかな幻想なのだろう
【3月25日 AFP】ギリシャ南西部オリンピア(Olympia)で24日に行われた北京五輪の聖火採火式は、人権活動家が乱入する騒ぎがあったが、25日の中国国営メディアは事件を一切伝えず「採火式は大成功」と報じている。
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(c)AFP
乱入した活動家の姿が瞬時に消えた中国側のテレビ映像が世界を駆け回った。ここまで強引なやり方をせざるを得ない立場。
かつて古代ギリシャでは、オリンピック期間中、諸国間で休戦が実現したという。それにならって中国政府、ダライ・ラマ双方が話し合いのテーブルにつくことはできないか。これまでの歴史的な過程、今回の事態で憎しみは更に増幅された。淡い幻想かもしれない。
何故、ニュース報道で語られないのかはわからないが、中国政府がチベットに拘る背景には何があるのか。例えば検索サイトで「チベット」「資源」と入力、検索するとすぐにわかる。最近、注目のレアメタルという希少金属がチベットには大量に埋蔵されているとのこと。
世界埋蔵量の過半を占めるリチウム、中国国内でもクロムは第一位、銅は第三位。あそこまでなりふり構わず徹底的に弾圧する背景には、これら資源に対する拘りがあるのだろう。
観光客誘致成功の原動力となってのが青蔵鉄路(青海チベット鉄道)。西寧とラサ間の1,956kmを結ぶ世界海抜最高峰、最長距離の鉄道。当然のように、この鉄道は、それら資源運搬のためという利用目的もあるはずだ。
都合の悪いことを隠したがる国家、権力は何も、今回の中国政府だけではない。民主主義の原理主義国家、アメリカも、この国もしかり。それをかいくぐって事実を報道するのがジャーナリズム。それでも国家、権力に立ち向かえと、大きな代償を払う場合もある。
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登録日:2008年 03月 27日 11:46:24
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