一週間後に建国60周年を迎えるイスラエル
【5月2日 AFP】イスラエルのユダヤ人は1日、ナチス(Nazi)・ドイツのホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)で殺害された約600万人のユダヤ人を追悼し、国中にサイレンが鳴り響く中、2分間の黙とうをささげた。
午前10時(日本時間午後4時)にサイレンの音が鳴ると、イスラエルの人口の約80%を占めるユダヤ人の大多数は職場や家では手を止め、運転中の人々は車を道路脇に止め、歩行者は立ち止まって祈りをささげた。(c)AFP
CNNで観た2分間の黙祷。街角では人々が立ち止まり、頭を垂れていた。車も走行をやめ、時がとまった静止画を見るようだった。そしてイスラエルは建国60周年を迎える。
一方で、ハマスが実効支配するガザ地区での戦闘は続いている。1日にはイスラエル軍は、ハマスの武装部門の指揮官を空爆で殺害した。そして、いつ自爆テロにあうのかという恐怖、誰もが武器を持っているという現実、遠く離れた安全地帯にいると、その緊迫感は、正直、理解不能だ。
今、現在、生きているユダヤ系の人々の中には、親族にホロコーストからの生存者が必ず何人かはいるはずだ。彼らにとってホロコーストは遠い記憶の中の出来事ではなく、現在のことなのだと思う。
「やられたらやり返せ」も当然なのかもしれない。それでも、究極の被害者が、その憎悪や怒りをもって、新たな加害者となるのでは、暴力の連鎖は終わらない。
それでも、そんなことはとても安易には語れない。建国60周年。「やられたらやり返せ」。このタイミングで新たなテロ、軍事作戦などが起こらないことを願いたい。
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登録日:2008年 05月 02日 05:34:19
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