変化への潮流としての同性愛者の権利擁護への動き
【5月17日 AFP】カナダのトロント(Toronto)にあるルーテル(ルター派)教会は16日、同性結婚をしている同性愛者の男性を牧師として迎えることを明らかにした。
教会はホームページで、ライオネル・ケトラ(Lionel Ketola)さんを副牧師に任命したと発表した。この任命が「ホモセクシャルを公言し実践している」人物は聖職者から除外するというカナダの福音ルーテル教会の差別的教義に反するとしながらも、ケトラさんを採用する方針を強調した。
報道によると、同性愛者の牧師の叙任は米国では10例以上あるが、カナダでは初めて。(c)AFP
先日、米国カリフォルニア州の最高裁が、同性愛者・同性同士の結婚は法律に違反しないとの見解を公表した。同州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏は同性愛者・同性同士の結婚に反対していたが、同最高裁の見解公表を受けて、それに従う旨のステートメントを発表した。
CNNでは、キューバにおいて同性愛者の権利擁護のための集会が開かれたと伝えた。同国では、これまで同性愛者を忌避する政策がとられていたが、今回の催しには、ラウル・カストロ議長も承認を与えたという。
キューバでは、携帯電話や家電製品購入を一般市民に開放するなど、変化の兆しともいえる動きが顕在化している。一般市民、少数者に対して、国家を開いていくこと。それらがキューバ社会にどのようなインパクトを与えるのかは、まだわからないが、かつての革命の理念を再生しつつ、米国の威嚇に先んじて民主化へ進めば、いまだ混迷の中にあるラインアメリカの人々に対して、新たな指針を示せるだろう。
カテゴリー[ 社会 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 05月 19日 12:35:25
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- Kazu
- 1951年04月01日
- archinet_japan
- 樋口一希(Kazuki Higuchi)
建築ジャーナリスト・ライター・エディター
Copyright (C) 2008 Archinet Japan. All rights reserved.
- 最近のエントリー
- [07/04] 2012年に時代はペイリンを求めているのか
- [07/03] 落としどころが見つからないイギリスとイランの対立
- [07/02] 同性の成人同士による性交渉を合法とはインドにおいてどんな意味を持つのか
- [07/01] イランはどこに向かうのか
- [06/15] 報道管制下にあるテヘラン
- [06/12] スー・チー氏宅へ侵入した米国人は何者か
- [04/04] 国境線は人為的なものなのに
- [04/03] まずは無難な外交デビューを飾ったオバマ大統領
- [04/02] 英女王はiPodを使うのか
- [04/01] 寄り合い所帯の政権で危険性は高まった
- 最近のコメント
- [11/18] チベット情勢はどのように変化するのか Kazu
- [11/14] チベット情勢はどのように変化するのか cygn
- [11/06] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける 矢乃崎
- [11/06] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける ZERO
- [11/05] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける Kazu
- [11/05] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける 矢乃崎
- [11/05] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける Kazu
- [11/05] チベット情勢はどのように変化するのか Kazu
- [11/04] チベット情勢はどのように変化するのか おさむ
- [11/03] 永世中立国のスイスにも戦闘機を売りつける ZERO
- 最近のトラックバック
- お気に入りリンク
- 試写会情報(金曜日更新)
- 検索