権力の匂いがするペイリン氏

<08米大統領選挙>ペイリン副大統領候補の職権乱用を認定 州調査委員会

【10月11日 AFP】米アラスカ(Alaska)州の調査委員会は10日、米大統領選の共和党副大統領候補のサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事が立場を利用して人事に不適切に介入するなど職権乱用の事実があったとする報告書を発表した。
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(c)AFP

AFPBB News


 この人事に不適切に介入するなど職権乱用は大きな火種になると危惧されていた。共和党支持者の中にも、この出来事には不快感を示す人が多いという。

 センセーショナルに登場したペイリン氏。確かに最初はうまくいったように見えたが、深く思索すべき課題を勢いで捨象してしまうキャラクターには、権力の匂いがプンプンする。そのことに今回の出来事で、ごく普通の米国民は気がついたのかもしれない。

 余裕がありすぎに見えるオバマ氏。すでに圧勝も取りざたされている。マケイン氏には同情する。イラク戦争の失敗、インドやパキスタンの核兵器保持容認、検証の内実も不明確なままの北朝鮮のテロ支援国家指定の解除、そして適切な監視もないままにウォールストリートの暴走を許した政策。すでにブッシュ政権は崩壊している。マケイン氏がいかに一匹狼で、ワシントンのインサイダーではないと主張しても、ブッシュ第三期政権との皮肉にはすでにもはや対抗できないだろう。

 このままではペイリン氏も8年間に及び失政を繰り返したブッシュ政権の最後に花開いたあだ花、フェイクとなってしまう。彼女は賢そうだし、今後も権力行使への野心を持ち続けるだろうから、そろそろ逃げを打つのではないだろうか。

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登録日:2008年 10月 13日 20:38:35

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樋口一希(Kazuki Higuchi)
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