カテゴリー [社会]

ジョブズの伝記の売上に貢献してしまった


 今、売れているベストセラーは買わない。少し時間がたってから読む。変な熱に浮かされたくないからだ。それでもスティーブ・ジョブスの伝記は上下巻、読んでしまった。変わり者としての彼に焦点を当てすぎ、これでもかという程、偏執的な態度が語られている。それが天才の所以であるかのように。

 少し違うように思う。単なる個人的なユーザーに過ぎないが、それでもアップルとは永年の付き合いをしてきた。彼の偏執的な性向と数々の成功とはどんな関係があるのか。それは伝記でもよくはわからない。

 伝記を読んで再確認できたことがある。それは彼が60年代とウエストコーストの風を受けた人物だったことだ。彼の性向には、伝記で詳細に語られた育ち方以上に、この風が大きく影響している。

◆60年代とウエストコーストの息子だったジョブス
http://www.archinet-japan.or.jp/others/1108/111108.html

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登録日:2011年 12月 13日 22:22:04

広がる汚染に愕然とする


 夜9時からのNHK総合のニュースによると、粉ミルク製造工程で熱風により乾燥させる際に用いた外気に放射能が含まれていたとのことだった。明治では、当然のように放射能汚染には配慮し、原材料は海外製であり、水も汚染されていないことも確認していた。想定外であった。想定外というと責任回避と同義語のようになってしまっているが、今回の件は、致し方ないとしかいいようがない。

 それよりも、ここまで放射能汚染というものは広がりが広範囲で、多様であり、どこにでも忍びこむようなものだと知らされて、愕然とした。筆者は人生の過半を過ぎたのでいかようにも一種の諦めはつくが、これからこの国で育っていく子供達には、最善の努力で放射能汚染から守らなければならない。それにしても、とうとう粉ミルクまでもと実は言葉もないのだ。

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登録日:2011年 12月 06日 22:13:35

世論動向で排除決定か


 午後9時からのNHKニュースでも、この話題を取り上げていた。それによると、この一連のデモへの世論調査の賛成が半減したという。それを契機に、当局はデモ隊の排除に出たのではないか。一時は、デモ参加者の動きの高まりの中で、再選を狙うオバマ政権は、何らかの自陣営への取り込みを考えた節がある。それも淡い期待として霧散したのか。

 デモ参加者の中心は20代から30代の、それも白人の若者だという。失業率は9%前後で推移しているが、若年層のそれはもっと高いともいわれている。米国には富の偏在はかつてもあった。それよりも、今、問題となっているのは、今日よりも明日と先行きへの希望が持てる、そして働いている実感の持てる仕事さえも、彼ら若者が失いつつあることだ。物理的にデモ隊を排除しても何ら課題の解決にはならない。彼らの不満は潜在し、またどこかで必ず噴出するだろう。

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登録日:2011年 11月 15日 22:10:02

英国はどこに向かうのか


 米国債の格付けが下げられたのをきっかけにして世界同時株安が進んでいる。今回の事態はリーマンショックからの立ち直りの過程で、積極的な財政出動をしたにも関わらず景気は回復せず、かえって財政危機のみが深まったというEU諸国共通の背景がある。

 その間に英国は保守党政権となり、厳しい規律のもとに財政再建策を打ち出した。財政再建策は必須であり、それは我が国も同様だ。しかし、その過程で、英国では公務員の削減から始まり、大学の学費の大幅な値上げなど、一般大衆への影響が余りにも大きすぎた。今回の暴動の原因は複雑なものだろうが、これまでの生活が立ち至らなくなることへの不安、そして将来が見えないことへの不満が背景にあるだろう。他のEU諸国への飛び火も心配だ。

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登録日:2011年 08月 09日 20:07:30

善意は確認すべきものなのか


 レディー・ガガを訴えた方も売名行為臭いが、一種のタブーに触れたのは確かだ。東日本大震災以来、さまざまな人々や組織が被災者支援のために義援金を募った。それ自体は、ごく自然の成り行きであり、善意は被災地に届いたと思う。

 一方で、メディアは時々、思い出したように報じるが、まだ巨額の義援金の多くが被災者に届いていないという。義援金の配分を行う末端の行政組織が壊滅した。義援金を一時的なストックしている赤十字などは、公正さをいかに担保するのかが大切だと主張。

 理由はさまざまだろう。それでも仮設住宅に入ると食費や光熱費が事故負担となるから当選しても入らない人もいるとか。現金がすぐにでも必要なのだ。もうすぐ3.11から4ヶ月だ。義援金を募った方も、その後、どうなったのか、そろそろ確認すべき時期なのではないか。何かが置き去りにされ、真摯な配慮が欠けている。

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登録日:2011年 07月 02日 17:30:29

想像もできないオバマの抱える多様性


 父親はケニア人、母親のルーツは、今回、訪ねたアイルランド。正式な名前は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニア。イスラム教徒のように、「フセイン」が入る。インドネシアで幼少期を過ごし、青年時代はハワイで祖母と暮らした。

 ハーバード大学ロー・スクールを修了後、シカゴで弁護士として活動、また地域振興事業の管理者としてシカゴの貧しさの中で格闘した。そして1996年、イリノイ州議会上院の議員に選出され、2004年1月まで務めている。

 島国に育ち、ここまで多様性とは縁遠い筆者は、こんな育ち方をしたとすると、とても精神の安定を保てるか自信はない。それにしても不思議な写真だ。アフリカ系アメリカンの褐色の肌をした男が、いかにもアイルランドというギネスで乾杯している。そして更に驚くのは、彼の先祖がこの地を旅立ったのが1850年だという。それから160年余りで、自身の門閥からアメリカ大統領が生まれるとは想像しなかっただろう。

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登録日:2011年 05月 24日 20:54:55

待たれるIAEAの調査


 IAEAにどのような権限があるのかは知らないが、それにしても福島第1原子力発電所事故の調査にとりかかるのは遅かったように思う。政府や東電側の忌避があったのか。

 誰でも人は間違いを起こすことを前提にセーフティネットは張られていなければならない。それにしても事故発生後、二ヶ月以上が経過してから炉心がメルトダウンしていたと認めるとは、もはや東電も政府も信用しがたい。そして、益々、今回の原発事故で、原子力を人が制御できるのかという疑念は高まっている。

 IAEAがどのように調査結果を発表するのか。それを期待を持ちつつ待ちたい。国際的にもIAEAの調査は待たれているはずだ。誰もが物事を常に楽観したいし、マイナス情報は隠したい。それはこと福島第1原子力発電所事故については、もしや一切、許されない状況となった。

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登録日:2011年 05月 19日 16:24:00

コーヒーをまた始めてみよう


 父親は5年ほど前に前立腺がんで逝った。男は歳を重ねると、がんまでは罹患しなくとも、少しずつ前立腺は良い状態ではなくなるようだ。科学的なデータを信じるか否か。本来は、なかなか信用できず、へそ曲がりも自認しているが、これはどうも違う様子。

 タバコの方は完全にやめてから7ヶ月経過。吸っている時は、タバコが体に悪いというデータはいい加減。吸わないことのストレスの方がなどといっていたが、やめると確かに調子はよい。コーヒーは特段、大好きではないが、また始めてみよう。

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登録日:2011年 05月 18日 19:33:23

これだけ似ているのだから


 以前、NHKのドキュメンタリーで中国、朝鮮半島、そして日本の人々の遺伝子の近似性を調べた結果を紹介していた。私たちは、歴史的にさまざまな軋轢を生み、それを引きずったまま、それぞれに誤解や差別意識をもっている。その調査結果は、驚くべきものだった。要は、三つの国に現在、生きている人々は、極めて近似的な遺伝子を持っていたのだ。

 科学は万能ではないが、とても「似ている」ということは、人々が後々、かなり意図的に作りあげ、生み出した差別意識に根拠なしと宣言したようなものだった。タブーを維持することも役務としているのか、いまだに古墳調査はできない。もしも、調査したら、この国に今、象徴として存在する特異な家族の歴史は、朝鮮半島に依存するなどということもあるのかもしれない。ベルリンの壁が人々の思想の中で最初に構築され、それが壊れた瞬間に実際の壁が崩壊したように、根拠のない差別意識は、それぞれの「頭」の中で消し去ればよいのだから。

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登録日:2011年 05月 12日 19:33:51

脱出組は王室否定派なのか


 英国本土、英連邦で王室存続の可否を問うアンケートをしたことがあったそうだ。(確か)昨日のBBCが報じていた。一部にダイアナの敵ともいう人もいるチャールズ皇太子がカミラ夫人と結婚した頃には、英国では過半が存続に反対だったらしい。

 そして最近の調査では、チャールズ皇太子の次に国王となるウィリアムズ王子とケイト・ミドルトン嬢の結婚が好意的に受け止められ、過半が存続に傾いたという。それでも、騒ぎが嫌な連中は、海外旅行にでかけているそうだ。

 英国王室は生き残りのためにさまざまな手を打ってきた。今回のロイヤル・ウェディングもそうだろうし、この二人はすでに公務も行っており、最近では、カトリック過激派によるテロの動きが再燃しているベルファストも訪問している。さて、チャールズ皇太子が国王になるまで英国王室はあるのか。ひとつの可能性として、そこまでの不人気をわかっているチャールズ皇太子が国王になるのをやめ、ウィリアムズ王子に王位を譲るというのも奥の手だ。

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登録日:2011年 04月 25日 23:17:34

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プロフィール
Kazu
(男)
1951年04月01日
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樋口一希(Kazuki Higuchi)
建築ジャーナリスト・ライター・エディター
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