2007年 02月

涙の本会議

2月議会の一般質問が今日で終わり、舞台は委員会へと移ります。
今日も、今期で勇退される先輩議員が何人か最後の舞台を務められました。期数、出自、思想信条、いずれも異なりますが、皆さん万感胸に迫るものがあるのでしょう、その言や良し。
「人の生は歩く影にすぎぬ。ただの三文役者、舞台の上で飛んだり跳ねたり、定められた時間を過ごし、二度と現れることはない」(シェイクスピア)などという達観とは無縁に、素直に喝采を送りました。ついにゆく道とはかねてききしかど、・・・・、何時か私にも来るこの日のために、休んでいる時間はない、ということですか。

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登録日:2007年 02月 28日 23:58:43

歌は世に連れ

忙中、日本の歌謡曲を聴く会にお誘いいただいた。半分以上は知らない曲であったが、会場の盛り上がり方は大変なもので、巷間伝えられる陰惨な事件の相次ぐ国にいるとも思えない。格差を体験しているのかもしれない。政治が何故人を惹きつけることができないのか常に考えている者にとっては大いに参考になる異次元探訪であった。

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登録日:2007年 02月 27日 23:58:52

ディアレクティケー

ディアレクティケーとは弁証法(dialectic)の語源とされるギリシア語です。ダイアログ(dialog)という英語もこれから派生しています。わが師、故、藤澤令夫によると、「この探求が行なわれる領域は、「ロゴス(言葉、論理)がそれ自身で、問答(対話)することの力によってこれを把握する」などという表現になります。対話をすることにより、自分でも不明だったことが明らかになる、というような意味かと思います。
本会議の質問に一問一答方式の採用を希望した理由の一つは、このディアレクティケーによるダイナミズムを期待したからです。しかしながら、役人の本能はこういう発展を極端に嫌がるようです。知事答弁が全くつまらない所以です。

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登録日:2007年 02月 26日 23:59:58

委員会質問

いつの間にか週末になっている。酔生夢死という感なきにあらず。
今週は、一般質問終了後「裏金調査特別委員会」、「総務常任委員会」と続く。休みなしである。
気の早いお役人はまだ代表質問中だというのにもう委員会質問の取材にこられる。筋から言うと、本会議での質問が終わらないことには、委員会の質問は考えられないはずである。
温めているテーマに火をつけてくれるような質問もあるし、自分の疑問が雲散霧消してしまうような質問もある。実際のところは、党首討論のような形で、予めテーマだけ何点か挙げておき、その中から質問する。但し、細かい数字で揚げ足とりはしない。そういうルールの下で質疑応答をしたほうが議員もお役人も鍛えられる。思いがけない発想がお互いできるようになるかもしれない、と思うのですが、如何ですか中野さん。

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登録日:2007年 02月 25日 23:59:06

知事の時代錯誤

三選を決意した知事が、知事選より先に行われる府議選で府議候補を応援することにより「貸し」を作っておこうという動きに出るやの声が聞こえてきます。
もし事実であるならば、何とか「行政の議会」を温存させたい、という知事の、時代の流れに逆行する反動的な動きと言わざるを得ません。
「裏金調査特別委員会」で議会は内部調査の問題点、特に客観性、公平性、中立性に強い疑義を呈しました。同様のことが、知事と、知事のチェック機関である議会との間にも言えるはずです。「行政の議会」から「府民の議会」へ、が目標であるならば、知事の応援などという発想がそもそも浮かばないはずです。知事の追認機関である「行政の議会」からパラダイムをシフトしなければ、議会の改革も地方分権もありません。

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登録日:2007年 02月 24日 23:59:41

拝啓、松浦米子様

住民監査請求書を拝読し、議員に対する誤解と偏見に満ちた請求内容に対し一言申し述べさせていただきます。

先ず、私の所属する自由民主党府議会議員団は、活動の目的を「行政の議会」から「府民の議会」へ、単なる監視機関ではなく政策提案型の議会の実現、ということで合意しています。「府民の議会」を実現するためには、議会の権限を強化するとともに、透明性を高め、説明責任を果たせることが必要です。その第一歩として議会の職責を明らかにする「議会基本条例」の制定に取組むことをはじめ政務調査費の公開も約束しています。

確かに、現行の政務調査費の交付に関する条例、規程には曖昧と言われても仕方がないところがあるのは事実です(例えば、調査研究の範囲等)。だから、それらも含め「議会基本条例」の中でより明確に規定する必要があるのです。

「まず、議員らに議員の本分である「政務調査」の認識が極めて希薄であることと、「政務」を調査し自らの研究課題や行政テーマに取組む姿勢が見えにくいことを実感した」とお書きになっていますが、費用以外にも、議員或いは議員団の活動によりもたらされた府民利益もお調べいただきたいと思います。議員一人が使った費用と、府と府民にもたらした利益(成果)を、会派ごと議員ごとに評価して欲しいと思います。

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登録日:2007年 02月 23日 23:49:36

裏金調査特別委員会報告(続)

今日にかけて、委員会に提出する自会派の意見をまとめました。この後27日までに他の会派がそれぞれ意見をまとめて提出し、3月1日に予定されている委員会で中間報告のまとめと委員会の今後の対応を話し合うことになっています。これまでの流れから、委員会の意見は以下の点でほぼ一致していると思われます。①前回平成9年の調査方法、収束のさせ方に問題があった、それらの問題点を検証した上で、再調査に臨むべき、②罪が重いのは、裏金の捻出→費消→指示、となるべきところ、罪と処分が対応していない、③一斉に処分されなかったことにも問題があった、④外部委員会の構成にも問題があり、第3者の評価を経ていない。
知事の処分については意見の分かれるところだと思いますが、関係議案の是非については総務委員会での質疑応答如何に依らざるを得ないでしょう。

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登録日:2007年 02月 22日 23:20:41

拝啓、山田秘書殿②

本日はご多用中のところ私のようなものの事務所までお運びいただき有難うございました。しかしながら、ご持参いただきました知事からのお土産は、時代を動かす時計の針を何度も逆回転させるようなもので、そもそも、知事が、一議員の必勝を祈るとはどのような意味を持つのか、賢明なあなたにはとくとお考えいただきたいと思うのです。それは、私どもの言葉で言えば「行政の議会」を何とか存続させたい、という儚い意思表示以外の何物でもありません。ところが、私たちが実現させようと動いているのは「府民の議会」なのです。

裏金問題の処理、予算の問題点、行財政改革、分権の方向性、高齢者医療・福祉問題、耐震化、府市協調等、府政の諸課題に関し、知事に代わって議会、府民の意見を収集することがあなたの本来の職責ではなかったのでしょうか。知事は、あなたの他に抜きん出た能力を使う機会を知らず、何故こういう下らない仕事ばかり与えるのか理解できません。何故あなたのように明晰な方が屈辱を理由に辞表をお書きにならないのか不思議でなりません。今回、あなたと出納長が処分されなかったということについても。

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登録日:2007年 02月 21日 23:10:49

全て不適正

「不適正な会計処理等にかかる処分等にいて」が今日発表されました。発表の仕方、内容に至るまで不適正です。調査も不適正、外部委員会も不適正、処分も不適正、全て不適正で貫かれています。これが府政の信頼回復への一歩だというならとんでもない間違いです。
知事は今日の府政運営方針説明の冒頭で「この度の不適正な会計事務処理につきまして、府民並びに府議会の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、改めて、心からお詫び申し上げます」と発言している。いわゆる「裏金」に限ってしか謝罪していない。しかるに、「処分」については、対象が「裏金」以外も含んでいるので「不適正な会計処理等」と等がついているし、処分にもがついている。
つまり、処分対象については「裏金」以外の公金横領や、親睦会会費の横領も含まれているのに、知事の謝罪は「裏金」横領に限られている。裏金以外の公金横領に関しては謝罪もしていないし、そもそも事前に事実の公表すらなかったのである。全くどさくさに紛れての火事場泥棒的発表である。
処分内容も全く一貫性を欠く。「公金から生じたお金」を着服した職員が懲戒免職になっているのに、「親睦会」のお金を着服した職員は停職3月、「裏金を費消し、捻出した」職員が減給1月という処分内容については納得できる理由が見出せない。
これでは、たとえ知事が一年間無給で働いても誰も納得しないだろう。

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登録日:2007年 02月 20日 23:22:31

何故組織の罪は軽いのか

裏金を保管、捻出、費消していたことが判明した府職員に対する処分が20日に行われます。議会の「裏金調査特別委員会」で各会派から指摘され、また、2月議会の代表質問でも取り上げられるであろうことの一つは、個人で犯した罪により懲戒免職までされる一方、組織で、本質的には同様の行為を行っても、戒告、文書訓告等のごく軽い処分で済んでしまうことの理不尽さです。民間企業の場合、個人の犯した企業犯罪より、組織ぐるみのそれの方が重い制裁を加えられるのではないのでしょうか。社長は、不二家の例を挙げるまでもなく辞職です。
民間のことを当てはめると知事も辞職しなければならない。だから、組織よりも個人の罪を重くしておく、というのなら倒錯した論理です。
知事は大阪府始まって以来の処分を自らに課すことにより、事態を厳しく受け止め、深い反省を示した積りかもしれません。しかし、今回の顛末を通して、知事は大失態を犯しています。即ち、1月10日に、他の案件に先立ち4人を懲戒免職にしてしまったために(一人が不服申し立てをするのは当然です)、表に出るばかりになっていた「裏金」を潜伏させてしまったからです。「もう、ない」という証明は極めて困難なことです。しかし、その努力をすることなしに、収拾を急いだという自責があるからこそ、「もう出ないとは言えない」と言わざるをえなかったのでしょう。

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登録日:2007年 02月 19日 23:49:33

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プロフィール
浅田 均
http://www.asd2a.com
大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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