2007年 07月
喪失
参院で過半数をなくしたことより、国民の代表に相応しい優秀な方を無くしたという喪失感の方が大きい。例えば片山虎之助氏、森元恒雄氏。これら逸材の代わりは、民主であれ自民であれ何十人集まってもできるものではない。
落としたのは執行部の責任である。税源移譲を住民税で行うことの問題点、定率減税廃止の時期、老齢者控除廃止の影響等、機会あるごとに発言してきた者としては、地方の声を聞こうとしなかった執行部の責任、衆議院議員の不勉強を問題にしたい。
年金問題がトリガーイベントとして作用したのだろう。
他山之石、可以攻玉、である。
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登録日:2007年 07月 31日 23:54:24
議院内閣制
よく似たことを考える人たちがいるものである。
「憲法93条に、地方公共団体には議会を設置し、長は選挙で選ばなければならないと書いてある。だから、今の日本の自治体で議院内閣制という制度をとることはできないというのが通説になっている。ところが、新しく道州をつくるとすれば、93条で言う地方公共団体でないと解釈すれば、とたんに可能になる」(「いま、なぜ地方分権なのか」西尾勝、新藤宗幸・著)
こんな道州制なら、財政的にも完全に自立した道州なら、大賛成である。
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登録日:2007年 07月 30日 23:58:32
一山二山三山越え
一仕事終える頃には仕事場はネコの入り込む隙もないほど書類のヤマと化す。
今年は、4月に選挙が終わり、関係資料、書類の整理にかかろうとした矢先に、住民監査請求の対象になり、会派の会計責任者として対応の準備と実際の対応に時間を割くことを余儀なくされた。続いて、「政務調査費あり方協議会」の作業である。これは、住民訴訟の前に完了させたいという思いがあったので、短期間にかなりの作業量をこなす必要があった(議長に最終報告案を上げたのは住民訴訟の後になってしまったが)。参院選の選対担当も外してもらわざるを得なかった。
一仕事終え、次の仕事にかかる前には書類のヤマを整理するのだが、今回はその間もなく次の仕事だったので三層からなる書類、資料のヤマを整理する作業が残っている。しかも、府庁や事務所から持ち帰った書類がいずれかの地層に埋没している可能性がある。
部局別、或いはテーマ別に配布書類をデータベース化してもらえたら、政務調査補助に係る人件費も抑制できるのではないだろうか。
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登録日:2007年 07月 29日 19:13:45
大阪市の擬態
盆踊りの季節、各地域からご招待を頂くので出かける。
ところが、以前にも発信したことではあるが、仕切っているのは市の出先機関である区役所と地域振興会(町会)である。地域のことを地域の代表(町会長さんら)が取り仕切ることに異論は無い。当然のことである。ところが、この人たちの理解では、住民の代表は区長(市の部長職の一職員)であって議員ではないのである。だから、先ず区長が挨拶をする。これが、市長の代理としてなら理解できるのだが、区長は区の長という住民誤解の上に立っているのである。町会、区長、市役所というルートが(これが市長選挙の実働部隊である)、本来の市会議員、市会、大阪市という住民代表ルートと二重構造になっているのが大阪市の構造的な問題である。地域ボス(こういう表現が適切な人は少数ではあるがいるのは厳然とした事実)は選ばれた議員を介さなくても直接、区長、市役所ルートで地域の問題について話をつけることができる。市会議員の皆さんは、こういう構造にどうして異論を唱えられないのであろうか。
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登録日:2007年 07月 28日 23:10:45
あり方協議会報告⑨
実質的に最後となる本日の協議会のハイライト部分は次のとおりです。
収支報告書に添付する領収書を、全てとするか一定額以上とするかで議論となりました。例えば一万円以上との主張にはそれなりの根拠があります。それだけで全支給額の9割以上になるだろうということ、会計帳簿の写しの提出が新たに義務付けられること、また全て提出とした場合、整理とチェックにかかる行政コストを考慮に入れるなら、一万円以上で十分である、というものです。これが、3月に提案されていたなら、万人に喝采をもって受け入れられていたことでしょう。ところが、3月の議会運営委員会理事会は結論を先送りするという致命的な判断ミスを犯してしまったのです。
今や地に堕ちた議会の信頼を回復させるためには、議会が自らを律する能力を示すこと以外に道はないのです。それでなくして、どうして執行機関の監視機関などと言うことができるのでしょうか。
この思いを共有することのできた「あり方協議会」の最終報告を明日議長に届けます。
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登録日:2007年 07月 25日 23:18:01
あり方協議会報告⑧
本日で、次回に結論を先送りした課題を残し、条例、規程等の改正案まで、ほぼ合意することができました。明後25日にもう1回協議会を開き、議長に報告する最終案について協議することになっています。最後の課題は、透明性の原則に従い、どのようにして100%の透明性を担保するかです。
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登録日:2007年 07月 23日 23:52:55
領収書
論究は、問題となる発言の妥当性の要求と体系的に結びついている根拠を提出する。論究の強さは、与えられた脈絡の中で、その根拠の説得力に照らして測られる。そしてこの根拠が説得力を持つかどうかは、論究が討議の参加者を説得しうるかどうか、すなわち、それぞれの妥当性の要求を受け入れるための理由付けができるかどうか、にかかっている。こうした背景からわれわれは、言語・行為能力のある主体の合理性を、一定の状況でかれが議論の参加者としてどのような態度をとるかで判断することができる(ハーバーマス)。
「政務調査費あり方協議会」の構成メンバーは議会の4会派から各一名、外部有識者の先生がお二人、つまり、議論の参加者は計6人のはずなのですが。
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登録日:2007年 07月 22日 23:55:57
総務部長の詭弁
昨日の続きです。
今度は総務部長が、外部監査人が示したものは「判断の基準」であって、「使途の基準」ではないから、事前に当事者に示す必要は無いし、また、それに対し知事はコメントできない、との理屈をお届け下さいました。
今、「あり方協議会」でやっている作業の一つが使途基準の作成です。正確に言うと、使途に関する議会としての判断の基準の作成です。従って、これを使途基準と表現しようと、判断基準と表現しようと、意味は変わりません。だから知事の「監査結果という歴然としたスタンダード」という発言になるのです。
総務部長の詭弁がまかり通るなら、議会、監査委員会は遡及して監査をやってみましょうか。「判断の基準」を示すために。
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登録日:2007年 07月 20日 23:31:30
知事のダブルスタンダード
先の個別外部監査について、会派として確認した瑕疵、問題点について知事はどう考えるのか回答を求めたところ、答えられない、という答が返ってきた。
ところが、知事は、会派には答えられないと回答してきた問題について、記者会見では雄弁に答えているのである。「今まで使途基準はなかった」ので「あり方協議会で新たに使途基準を定めた」というこれまでの見解を180度転換させ、今や「監査結果という歴然たるスタンダードがある」のに「あり方協議会で新たな使途基準を定めるのは」分かりにくい、と述べている。この発言は、議会の条例制定権を侵害するものであり、二元代表制の否定に繋がる問題発言であるが、同時に、外部監査人が仮に定めた基準こそが唯一の基準であり、それと異なる基準を議会が制定するのはおかしい、と表明したことになる。このことから、知事は、我が会派の質問に対し、外部監査に瑕疵、問題はない、と答えたものと解することができる。
訴訟されると、これまで無かったと言っていたものが有るようになる(これで基準が2つ。外部監査基準と市民グループ「見張り番」基準)。判決が出たら(その時点で、+「あり方協議会」基準と裁判基準の4基準)、今度は有ったものを無かったものにすることができるのだろうか。
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登録日:2007年 07月 19日 23:38:47
あり方協議会報告⑦
本日は、証拠主義原則に基づいて、収支報告書にどういう書類を証拠として添付することが必要か協議しました。会計帳簿、領収書(支払明細書)、活動記録簿、各種契約書、事務所概容報告書等です。問題は、透明性の原則に従い、どの証拠をどこまで公開するか、ということでした。政務調査費が公金である以上、原則は全ての支出を公開対象とすべきです。ところが、異議を唱える委員もいるので話合いが付きません。その他、議長の下に外部有識者を交えた自主検査機関を設置することでは意見の一致を見ました。使途基準に関する相談、事務局が行う事前審査のモニタリングを行い議長に結果を報告していただくこと等の機能を想定しています。26日には議長に最終報告案を示せることができるよう作業を進めます。
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登録日:2007年 07月 18日 23:31:39
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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- [12/02] 自ら首を絞める大阪府議会
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