2007年 08月
続・あり方協議会報告
過日議長に提出しました「政務調査費あり方協議会」最終報告を受けて作成されました「政務調査費の手引」について、今度は議長から理事会(各会派の幹事長で構成)に報告していただく会議に同席いたしました。政務調査費に関しては、これから新たな時代を迎えることになりますが、進行中の住民訴訟の成り行きは注視したいと思います。
あり方協議会でなされた幾つかの提案は、議長の下に新たに設置が予定されている「政務調査費検査等協議会」(仮称)で検討していただくこと等も議長にお願いしておきました。
これで座長の役職は終わりです。
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登録日:2007年 08月 31日 23:56:25
出資法人改革
「出資法人のあり方総点検の結果について」が公表された。
これに先立ち、わが会派では、昨年来「出資法人等調査プロジェクトチーム」を立上げ、個々の法人のあり方について調査し、順次提言を行っている。見直しの基準は、 「それぞれの団体は、何らかの行政目的を達成するために、府自身が執行するよりも府が出資等する外郭団体に委ねた方が合理的であるという判断に基づいて設立されたものと考えられる。しかしながら、外郭団体は役人の単なる天下り先という批判が常にあること、また、設立以来50年近くを経、すでに役割を終えていると考えられる団体、また、民間に任せたり、府本体が執行するほうがより効率的ではないかと考えられる団体があること。他方、総務省が平成15年12月に各都道府県知事に通知した「第3セクターに関する指針の改定」で、「出資法人等の経営悪化は設立団体の財政運営に大きな影響を及ぼす場合もあることから、地方公共団体は第3セクターの健全な運営の確保に万全を期し、もって住民の信頼に応えて行くことが不可欠であり、点検評価の結果を踏まえつつ、必要に応じて、事業の見直し、廃止、民間譲渡、完全民営化等を行うことが望まれる」と、同様の指摘していることに鑑み、対象団体の事業内容が今なお府の行政目的に適っているか」ということである。
その後追い点検で、わが会派の提言に反論することが目的であるのかもしれないが、報告書の冒頭、<出資法人設立の意義と課題>で、「出資法人設立の意義は、民間的手法の活用による効率的・効果的な行政目的の達成にある」と書かれてある。これは、例えばPFIの意義であって出資法人のそれではない。意義で誤解している報告の結果は推して知るべし、である。
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登録日:2007年 08月 30日 23:57:02
アスペルガー症候群?
「おたく」呼ばわりされているが、実はアスペルガー症候群かサヴァン症候群ではないのか、というご指摘を受けましたので従兄弟か友人の医師に相談してみようと思っていますが、調べてみましたところ、サヴァンというのは褒めすぎです。ほぼ完璧に何千冊もの本の内容を覚えているとか、πを何万桁まで記憶しているとか、そのような特別の記憶力や才能は持ち合わせておりません。
アスペルガーには心当たりのあるところが見つかります。
内田百閒の「蜻蛉玉」も多分アスペルガー症候群です。
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登録日:2007年 08月 28日 23:52:24
内閣改造
今回の組閣で注目したいのは、増田寛也・前岩手県知事の総務相、内閣府特命担当大臣就任である(地方分権改革、道州制等も担当される由)。
先ず、県知事を3期12年務められ地方の実情をよく知る方が、これからの分権改革の要となる大臣に就任されたことに対する期待がある。他方、人口約140万人(県庁所在地の盛岡市の人口が30万人)、政令市もない県の元知事が考える地方分権と、例えば政令市を2つ抱える大阪府や神奈川県の望む分権が果たして同じ方向を向いているのかという不安がある。国と地方の関係を「都会と田舎」という関係で理解され、肝心の「国と地方」という関係が無視されてしまわないか。
三位一体の改革が明らかにしたように、国税から地方税への税源の移譲、都道府県と市町村の税源配分の問題、また、国庫補助負担金の廃止については都道府県間、都道府県と市町村の間で意見が対立する可能性がある。
知事は府下の市町村とも協議の上、独自の分権改革案(廃止されるべき国庫補助負担金、移譲されるべき税源と税額、緩和されるべき法令の規律密度)を用意し、東京都、神奈川県、愛知県等と諮り、地方分権改革推進本部に提案してゆくべきである。
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登録日:2007年 08月 27日 23:59:17
あり方協議会報告⑩
24日に第13回政務調査費あり方協議会が開かれました。
協議内容は、①7月26日に議長に提出した最終報告書に基づいて作成された「政務調査費の手引き」、②同「条例と規程の改正内容」、そして③協議会で設置することを決めた「政務調査費検査等協議会(仮称)設置要綱(案)」について、でした。
文言、字句の修正が少なからずあったので、各議員、プレス等に配布されるのは来週に、あり方協議会として議長(議運理事会)に報告するのは31日になります。そこであり方協議会は解散、以後は「政務調査費検査等協議会(仮称)」が重要な役割を果たしていくことになります。実質協議に入ってから外部委員の宇多先生、山田先生にはそれぞれ法律、監査、会計処理の専門的見地から、また、議会の外部の方というお立場から多くの貴重なご意見を頂戴しました。今後、政策法務の役割はますます重要なものになるでしょう。知事部局と議会が共に相談できる法務室設置の必要性をこれまで以上に痛感しています。
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登録日:2007年 08月 25日 23:12:42
クリーンヒット
府の外郭団体である「タウン管理財団」が所有するビルと敷地の購入希望者が殺到。堺・シャープ新工場建設効果? と23日の毎日新聞が報じています。
このビルと敷地は3月に最低価格4億9千万円で一般競争入札を実施しましたが入札がゼロだったため随意契約に変更して4億9千万円で売却することに方針変更されました。すると約60社から購入希望が寄せられたのですが、何と同財団は抽選で売却先を決める、という決定をしたのです。60社から問い合わせがあるのなら、価格競争が見込めるのだから再度一般競争入札にすべきと判断し、同財団に指摘したのは、我が会派の政調会長であり、同財団の自主的な判断ではありません。(新聞だとこういう本当の経緯が伝わらない)。我が会派の政調会長もその役職の重要さに目覚められ毎日登庁され部屋におこもりの生活を送られているようですがその成果たるや顕著であります。佐賀北高の副島選手のホームランほどの派手さはありませんがそれに劣らないクリーンヒットでした。
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登録日:2007年 08月 23日 23:58:15
諸行無常
昨夜、市長の後援会支部総会の席上で、自分の後援会の役も引き受けていただいているN氏にお目にかかった。2ヶ月振りぐらいであったろうか。言葉を交わすにはちょっと席が離れており、その機会はなかった。宴半ばにして氏は席を立たれた。どういうわけか、着席されたときと、その席を離れられたときに目礼を交わしたのだが、そこにだけスポットライトが当っていたかのように鮮明に覚えている。
そのN氏が帰宅後すぐに息を引取られた。救急車が来たときは既に心肺停止の状態だったらしい。こういうかたちで人を送ったのは(肉親を除き)多分初めてのことである。人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、およそ、はかなきものはこの世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり、という言葉が身にしみる。合掌。
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登録日:2007年 08月 22日 23:50:47
久しブログ
嘗て出席原稿なるものを義務付けられていた頃(某マスコミでは、新人記者を対象に、一日勤務した証として、ニュースになるかどうかはさておき、一日一本原稿を書かせることを旨としていた)、どういう訳か文字だけが見えなくなる病を患ったデスクがおられた。
記者は社用原稿用紙に記事を書いてデスクに出稿する。その原稿用紙の升目は見えるのだが、文字が見えない、というのである。俄には信じがたい。ところが、嘘とも仮病とも思わせぬ真に迫ったものがある。信じないわけには行かないのである。デスクはしばらく休職され、復職されたときは何故休職されたのかも分からないほどに回復されていた。事情を詳しく知る少数の者は、憑依などという非科学的なことにまで思いを致した。
全く個人的なことではあるが、今般、自分でもよく似た体験をしたので記しておく次第。
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登録日:2007年 08月 17日 23:57:53
何を隠そうシリーズ⑫
恒例の議員団ブレインストーミングは、松井・政調会長の名進行が新たに加わっていただいた議員諸氏等の本音トークを引き出し、自分的にはこれまでで一番実りあるものとなりました。さらに、私にとって有益だったのは、議員諸氏に加えて記者諸氏(オブザーバーとしてご参加いただいた)らからも幾つかの本音を聞かせていただいたことでした。中でも一番多くお聞かせいただいたのは、府財政に係る数字(予算、決算、一般政策経費等)をどのように言語化できるかという難題でしたが、何を隠そう、私も議員になって数年は決算と予算を(与えられるのは款、項、目、節に記載された数字とごく簡単な説明書きだけ)どのように有権者の皆さんに説明したらよいのか考えるだけで、アメリカ留学時に理解に費やした数倍の時間を費やしたのは事実です。
例えば、一般会計の内訳を見ても、それぞれに府債、国庫等が含まれているので一般財源(府税収入+地方交付税等)がどのように配分されているのか分かりません。本年度の場合、人件費は9265億円計上されていますが、ここには府債、国庫からの1340億円が含まれているので、一般財源から人件費に充当されているのは7926億円になります。
人件費、扶助費、公債費等が義務的経費として一括りにされますが、これらの数字は経常収支比率を算定する際の経常経費とは異なります。経常経費に充当される一般財源の内訳は、知事の政治理念を直接的に反映するものと思われますが、予算書を読むだけでは絶対にわからないのです(分かり易い予算・決算書の作成は議員団として何年も前から要望し続けています)。この陥穽を見抜けるのは議会と記者諸氏以外にはいないのです。
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登録日:2007年 08月 08日 23:37:11
政策デザイン
「問題分析を通して政策目的を設定するというプロセスには、問題の原因探求だけでなく、『政策を通して実現もしくは接近すべき望ましい将来の状態を思い描き、どうすればそこに到達することができるか』という、価値判断と豊かな構想力・想像力を要求する思考のプロセスが含まれている。加えて、政策デザイナーが実現もしくは接近しようと願うその将来の状態の望ましさを広く社会構成員に訴え賛同を得るための説得力ある論証を構成するという、コミュニケーション行為的な考慮もまたそこには含まれているのである。」(「政策学的思考とは何か」足立幸男・編著)
この政策デザイナーとは誰か。7年前までは政府系の学者、中央官僚と一部の国会議員が専らとするところであったが、今では首長と地方議会もその役割を担っていることを肝に銘じねばならない。
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登録日:2007年 08月 07日 23:56:32
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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