2007年 09月
一望監視方式
「権力の読みかた」(萱野稔人著、青土社)の中で、著者はフーコーが問おうとした権力のあり方を「一望監視方式」(監視カメラのような装置。見られることなく見る装置を想像いただきたい)で説明している。
「一望監視装置のもとでは、監視される側の人間は自分がいつ監視されているのかわからない。だから、いつ監視されてもいいように振舞わなくてはならない。つまりそこでは、実際に監視されているかどうかにかわらず監視の効果がもたらされるのであり、その効果は監視される人間の側で自動的に再生産される」(同)。
議会は長のチェック機関というとき、法は議会に上記のような装置に象徴的に見られるような監視を想定しているのであろうか。
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登録日:2007年 09月 30日 23:59:37
正体見たり②
本日の知事答弁からも分かることですが、知事は議会の役割を理解していません。
知事が「条例を制定する」という発言がその最たるものです。府民の一代表機関としては失格です。
知事に与えられているのは条例の提案権であって制定権ではありません。条例の制定、改廃を議決するのは議会の権限です。
議会なんぞは自分の言うことをきくのが当たり前、という驕りが透けて見えます。
そういう発言を許す議会側にも問題があるのは確かです。
昼間の明るい時間帯に提灯持ちは不要です。
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登録日:2007年 09月 27日 23:45:04
正体見たり
インターネット中継録画で本日の我が党代表松井・政調会長の質問をご覧いただきたいと思います。多くの重要な質疑応答がありましたが、注目いただきたいのは、まさしく神々は細部に宿る、知事の本性が露見してしまった部分です。
障がい者自立支援法に関連して、松井議員は「障がい」の漢字表記がハンデキャップを負う方の心を非常に傷つけているから、かな表記にしたらどうか、という提案を知事にした時の知事答弁です。知事は、①国においても同様の漢字表記がなされているから不要である、②そういう声は私(知事)の耳には届いていない、と答弁しています。即断即決していたら知事の評価は高まったことでしょう。ところが、この答弁から、①知事は現場を全然知らない、②地方分権を主張しながら地方から変えるという発想がない、③一つの住民代表機関として知事に現場の声を届けている議会の役割と存在を完全に否定している、という重大な事実が露見してしまいました。
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登録日:2007年 09月 26日 23:58:43
頑張れ!!松井一郎
明日、我が党の松井一郎・政調会長が代表質問に立ちます。
答弁調整は、既報の通り、知事の答弁を部下が指示なしに書くからピンボケが多く、従って殆んどがガチンコで、それ故見せ場も多くなりそうですが、岩見議長も大変でしょう。(しかし、これが本来の質問の姿です)
答弁如何では知事(或いは関係者)の職に関わる展開になるかもしれません。
府民の目線を指針とする一問一答に目と耳が離せません。
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登録日:2007年 09月 25日 23:59:35
幻の政調会長会
去る5日、京都で自民党本部主催の近畿ブロック政調会長会が開かれた。参院選の敗因分析と、党再建のため地方の政治課題を集約することが目的で、本部から石原・政調会長、渡海・同代理、鶴保・同補佐、後藤・同事務局長が、そして各府県連から政調会長等が出席した。
我が方からは取組むべき政治課題として、①分権の推進と(消費税による)税財源の地方移譲、②高齢者、障がい者福祉(医療、福祉)制度の見直し、③年金制度を主とする将来不安の解消、④大都市自治制度の整理、⑤環境問題(森の再生)等を中心に議論し、特に渡海・代理とは旧知であったことから、非常に前向きなお話をいただいていただけに、総理の突然の退陣表明には水をかけられた思いがする。
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登録日:2007年 09月 23日 23:50:32
代表質問
我が会派の政調会長は連休を返上して代表質問作成のため登庁されていると聞く。会派代表としての責任感の強さとと府民福祉向上への思いには頭が下がる。
他方、答弁者たる知事は如何におわすのか。大半を東京か外国で過ごされている知事はこの4年間で、大阪に何日滞在されたのか。知事室に何時間おられたのだろうか、調べると面白い結果がでるのではないか。(全く国から派遣された官選知事の行動パターンである)
自称非常に聡明であらせられる知事は質問ゲームにはかなり習熟された様子であるが、質問の背後にある事実、課題は全くご存じない。知る気もない。マスコミ受けするパーフォーマンス以外はやる気もない。これが議会から見た大阪停滞の一大原因である。
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登録日:2007年 09月 22日 23:27:18
答弁調整会議②
昨日に続いての答弁調整は、答弁作成者の国語、作文能力を疑わせるようなものが多く、日を改めての再調整となったものが殆んどでした。(あれだけピントを外して回答できるのは逆に言うとそれだけ能力が高いのかもしれません) 昨日も書いたように、知事に答弁を求めているのに担当課が先ず原稿を書くからおかしな内容になるのです。
代表質問者である政調会長は、ふざけた答弁は全て一問一答で知事を追及すると意気込んでおられますが、100分の持ち時間でそれをやると、時間切れで、できない質問が残ってしまいます。幅と深みにどう折り合いをつけるか、難しいところですが、知事の政治姿勢がはっきりと分かるような質問からしてゆくべきなのでしょう。
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登録日:2007年 09月 19日 23:57:59
答弁調整会議
9月議会で我が党が行う代表質問に対する答弁調整の会議が始まりました。
関わること9年、現知事になってからは8年目の経験です。
知事に直接に何度も申し上げておりますが、質問に対する答弁対応は知事が先ず行うべきです。知事が自分で答弁を考える質問、部下に任せるもの、部下に任せた後自ら手を入れるもの等に分けて、先ず知事が対応すべきです。そんなに時間のかかることではありません。それが大阪府の社長の責任です。トップダウンです。
それを順序を逆にして、質問に対する答弁を先ず部下に書かせ、それで答弁の調整にかからせ、然るべき後にしか知事が出て来ない。知事はこういうスタイルを、各会派から異論があるにも拘らず、変えようとはしませんでした。これが、知事たるものの欠格理由の一つです。何もかもわかっていて最後に真打が出てくるなら歓迎ですが、事情のよく分からない人が最後に出で来るのでは笑劇以外の何物でもありません。大阪府議会と新喜劇を同一視されては困ります。もっと謙虚に、真摯に府民、議会の声に耳を傾けるべきではありませんか。議会は、基本は長のチェック機関ですが、応援するべきは応援できるのです。
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登録日:2007年 09月 18日 23:59:03
環境倫理
「資本主義とは過剰なゴミを生産するシステムである、と言えなくもない。ある社会システムが資本主義であるかどうかを判定するには、製品が、その使用価値を失う前に廃棄されているかどうかを見ればよい。資本主義は、人々に、製品がまだ十分に使用に耐える内に、その製品を捨て去り、新たな製品へと置き換えることを要求する。」(大澤真幸著「ナショナリズムの由来」)
この考え方に立つならば、社会主義崩壊の後、資本主義の対立概念は環境倫理ということになる。どれだけ環境倫理を資本主義の諸元の中に潜ませることができるかが戦略の基本になる。
等等思いを巡らせながら読書を楽しんでいた矢先に安倍総理の退陣表明とは。政治の動力は民主主義であって資本主義ではないはずなのに。
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登録日:2007年 09月 16日 23:52:59
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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