2009年 01月 29日
大阪発”地方分権改革”ビジョン(案)を読む
ビジョンの細部に異論はある(例えば、市町村優先の「分権」と府への「集権」は、正確には、大阪府への「分権」、そして市町村への「地域分権」或いは「域内分権」とした方が分かりやすい)が、基本的なところでは同意見である。
最大の問題点は、①国との関係を、大阪府という自治体という観点から、明確に記述していないことと(例えば、国からのあるべき税源の移譲額)、②大阪市との新たな関係づくり、の項で「大阪市は、・・・府県並みの高度な事業を独自展開」という問題意識から市との「恒常的な協議の場」の新設を決めながら、早々と水道協議について「後々の混乱を招かないためにも中途半端な合意はしたくない。年度内に最終結論を出したい」(平松市長)(産経新聞、1月29日)という発言を許していることである。
求められている広域的な発想がないなら、政令市大阪から府県並みの権限は剥奪されるべきである。或いは、逆に市域内分権が進められるべきである。
市長と知事はそれぞれの基本的な立場について認識を共有しているのだろうか。
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登録日:2009年 01月 29日 23:12:13
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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