2009年 02月
知事とメディア
「ナポレオンは火薬の文法を理解していた」
或いは「トクヴィルは印刷と活字の文法をマスターした最初の人であった」(マクルーハン)という言い方に倣うならば、橋下徹はメディアの文法を教えることなく知らしめた最初の政治家である、ということになる。(橋下徹自身が橋下徹チャンネルとコンテンツを持つメディアだといえるのかもしれない)テレビだけの文法ではない。紙媒体も含むメディア全体の文法である。メディア自体は透明で倫理もある。したがって、この人にはインテリジェンス(機密情報)は存在しない。
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登録日:2009年 02月 22日 23:39:39
再びディープスロート氏へ
11日発ブログで特定できたと思いましたが誤解している部分もありました。
ご迷惑をおかけしました諸氏には深くお詫び申し上げます。
そもそも新聞だけを疑いの対象にしたのが過ちの発端で、WTCビルの府市共同鑑定結果については、某民放がいち早く報道したそうです。
調べましたところ、情報漏洩ルートは迂闊ながら思いも及ばぬところにありました。
あなた(方)と某民放の関係は、実名で告発しても良い、とまで思うほど現実と議会をミスリードする罪深いものです。私は、公的な機関に勤めていましたが、とりわけ秘密保持には厳しく(公務員としては当然の職業倫理です)、倫理規定違反には身分剥奪、国外追放が適用されたと思います。
あるある大事件になりますよ。
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登録日:2009年 02月 13日 23:59:36
褒め殺し
橋下改革の成果として11年ぶりに一般会計当初予算案が黒字に転じる、と各紙が報道している。予算の先食いをしなくても済むことは財政再建の第一歩として素直に評価したい。
しかしながら、財政の健全化という観点から言えば、黒転はほんの最初の一歩に過ぎない。
(借金返済のために積み立てていた)減債基金から一般財源に借り入れてなお予算の先食いをしなければ回っていかない状態から、借入も先食いもしなくて済むようになったのは確かに橋下改革の成果に違いない。
しかし、平成13年から19年度まで、減債基金から借り入れ使ってしまった5502億円に上る累積赤字はそのままである。借換債を増発し、先送りした借金返済分3500億円まで加えると、予算上は表に出ない9000億円になんなんとする隠れ赤字は依然として残っているのである。毎年300億円の黒字を計上できたとしても返済に30年かかる額である。
逆にいえば、隠れ借金を返済するために始められたのが橋下改革であり、単年度黒字が達成されないと話にならないのである。
この当然のことを新聞は何故書かないのだろう。
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登録日:2009年 02月 12日 23:26:00
ディープスロート(諸)氏へ
WTCビルの府市共同鑑定結果について、確認する限りでは、朝日新聞だけが10日の夕刊で99億円と報じた。
担当副理事が知事に報告を上げたのが午前10時ごろ。別のお役人が自民会派に報告に来たのは夕刊の締め切り時間を過ぎてから。この間約4~5時間、この情報を知りうる立場にいた人は特定されてしまう。庁内のディープスロート氏が誰なのか、5月の人件費削減リーク報道で主導権を知事サイドに握られてしまって以来(あの時は議会主導でという思惑を完全にぶち壊された)、薄々感付いてはいたが、今回の報道で、やはり、という思いがしている。
これまでの経緯から、ディープスロート(諸)氏と個人的な思いで重なるところは非常に多いと判断している。また、今回のWTC報道に関しては議会の議論を歪めることはない。
しかし、事と次第によっては、事情が大きく変わってしまうのである。
思いが同じだとしたら、思いを実現するために、細心になっていただきたいものである。
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登録日:2009年 02月 11日 15:01:39
府庁の情報管理
寝不足の日が続く。
メディア関係諸氏が深更に及ぶまで私の安否確認?を理由に電話を下さるからである。
イラクやチベット、ましてグルジアやチェチェンではないのだから命に係るほどの事態ではないにも拘わらず。
先日は人事が、ついでながらの話であった。
知らないことは知らないとしか答えようがない。
ところが、はいそうですかではおさまらない。
今回は2月議会の懸案事項に係る数字の話だった。これも知らないものは知らない。
しかし、記者諸君は経緯を全て把握している。だから、お前は知っているはずだ、とくる。知っている、知らない、の押し問答が続く。(私が知っている、という事実それ自体にはほとんど意味はない)
故意かどうかは知る由もない、ただ、府庁内の情報は、スパイ天国と世界に恥をさらけ出している日本国の何万倍も管理ができていないことは事実である。府庁にガバナンスが確立されていない一つの証左だろう。役人のオートノミーを侵害する輩は知事であれ議員であれ排除せよ、というビッグブラザーが跳梁するばかりだ。
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登録日:2009年 02月 09日 23:30:07
役人の狡猾さ
2日から3日にかけて、各部局から各会派に対し、2月定例会提出予定議案の説明会(政調会)が開かれる。(但し、懸案のWTC移転に関する条例と予算は未だ説明書の中には含まれていない)
今日は総務部等の議案説明があったのだが、私が感心し、また呆れ、かつ狡猾さに舌を巻いたのは、「大阪府基金条例」改正案に関する説明だった。説明者は、単に「基金から一般会計の歳入に繰り入れて運用することができる旨の規定を削除する」旨を極めて簡単に報告した。この間、約3秒ぐらいか。
これだけの説明で、大阪府財政の規律を破壊した「減債基金からの借り入れをできなくすることだ」とピンとくる人は少数だったろう。意味するところの説明も、反省も、何もない。所詮議員などには理解されるまい、と高を括っているのか。
財政非常事態宣言を出さざるを得なかった知事の並々ならぬ決意との何たる落差。
(私たちは何を決められてもただ粛々と執行するだけ、という思いの表れだとするなら、それはそれで評価するのだが)
議会も知事も、よほど心してかからないことには、関東軍が蔓延るばかりだ。
ガバナンスの確立を課題とする知事の思いがよく伝わってくる。
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登録日:2009年 02月 02日 23:12:03
知事の評価
以下は産経(2月1日)。
橋下知事は今年1月の仕事はじめのあいさつで、「大阪から時代を動かす。みなさんならできると信じている」と職員に大きな期待をかけた。
一方で、2年目の抱負として組織強化を掲げ、知事直轄で府政のかじ取りを担う「戦略本部」への民間人登用や大胆な組織再編などを計画し、てこ入れを図る構えは崩していない。こうしたトップダウンの手法に対する不満が高まれば、組織運営で知事が難局にぶつかる可能性もはらんでいる。
私が会派の若手議員に口を酸っぱくして言い続けていることは、「執行部」というのは決定を執行する人たちのことです。執行すべき提案は知事か議会からなされる。(要綱という形で、議会の関与を排したところでなされる決定も結構多いのだが)決定は府議会が行う。
決定されたことを粛々と執行するのが執行部の役割です。
「行政の議会」から「府民の議会」へ、という一昨年の統一地方選挙時の我が党マニフェストに謳っていることの中身を知事が執行機関代表として実現しようとしている。自民会派にとっては何の異存もない。議会全体としても同意見だろう。
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登録日:2009年 02月 01日 23:59:59
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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