2009年 04月 29日
異議申し立ての二律背反②
ばらばらになった意見の機械的寄せ集めを脱却し、しかも集合的異議申し立ての二律背反に陥らないためにどうすればよいのか。
ブルデューの用意する答えは以下のようになるのだろうか。
「誰かが自分のために語ってくれるならば声を発しないであろう人々のために発言するということが何を意味するのかということである。投票において行われる選好の機械的な足し算から脱出する唯一の現実的方法は、意見というものを機械的かつ消極的に足し合わせやすいものとして扱うのではなく、議論や対決といった意見交換によって変更可能な記号として扱うことである。問題は最早、自由主義的伝統にみられるような選択ではなく、むしろ選択を構築する集合的な様式をどう選択するかということになる(ある集団が、どのようなものであろうと、ある意見を生み出す必要のあるとき、最初に意見を生産する方法について意見を生産する必要があるということを知るのは重要である)」(「公職という神秘」)
「選択を構築する集合的な様式をどう選択するか」、或いは「意見を生産する方法について意見を生産する必要がある」という考えは、会派、党派、議会等を含む代表制を見直せ、というところに行き着く。
すると、そこにまで至らない集合的異議申し立ては、必ず二律背反に陥るというロジックが成立する
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登録日:2009年 04月 29日 23:58:30
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- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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