再建のシナリオ
私の政治課題として「再建のシナリオ」を考えている。
いろいろとご感想をいただくが、一番多いのが、内容がわかりにくい、というご指摘である。説明の拙さもあるのだろうが、地方財政制度の複雑さが前提としてあるのは事実である。
例えば、府債残高を見る。借金5兆円超というが(利払いも含めると7兆円近くになるだろう。起債残に利息はカウントされていない)、国の要請により起債し返済は後年度100%交付税措置されるものから、府の事情により丸ごと府の責任で返済する必要があるものまで起債、返済内容も様々である。(100%交付税措置されるといっても基準財政需要額に100%算入されるだけで起債額と同額が交付税交付金としてもらえるのではない。)
このうち、どれだけを府の純債務と見なすのか。
他方、歳出に公債費として計上される額が府債の返済額と思うが、実は公債管理特別会計に繰り入れられる額であって、実際借り手に返済される額は一般会計上は表に出てこない。それでは、新発債より公債費が上回ればプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字は保てるという議論も保証されない。
知事は倒産会社同然と言われるが、負債が資産を上回る債務超過状態ではないし基金残もある。
定義を質した上で(例えば知事の言う収入という表現に起債は含まれるのか否か)、様々な観点から府政、とりわけ府財政の現状を明らかにする。さらに、その事実から再建の処方箋を導く。府再生の道程、また将来ヴィジョンを明らかにする。選挙の意義、二元代表制の正当性、議会の存在理由等々までが逆に問われている代表質問が明日から始まる。
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登録日:2008年 03月 04日 23:59:42
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- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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