耐えられない軽さ

クンデラの小説ではない。
首相の「成長戦略」である。
2020年までに国内総生産(GDP)を120兆円押し上げ、400万人の雇用を創出、と報じられているが、こういう高校生にでも見破られるインチキをメディアは何故批判しないのだろうか。

GDP120兆円ということは500兆円の約24%に当たる。成る程2009年から年率2%の成長が11年間続くとすれば2020年には24%になる。しかし、誰が09年度2%の成長を信じるのだろう。大阪府でも税収がマイナス7%と予測せざるを得ない経済状況である。1年目がマイナス成長になるとすれば、2年目からは2%以上の成長を見込めないことにはGDP120兆円増は不可能だ。

生産性の低い部門の構造改革をどのように進めるのか? その戦略を描けないで財政出動したところで、成長率には殆ど寄与することはないだろう。

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登録日:2009年 04月 14日 00:57:17

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プロフィール
浅田 均
http://www.asd2a.com
大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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