自由の気風
困った時に頼るべき人がいるのは洋の東西を問わない。
アメリカ人ならばリンカーン、イギリス人ならばチャーチルがマジックネームというが如く。
多くの日本人にとっては、聖徳太子、最澄、空海、親鸞をはじめとする宗教指導者。世阿弥元清。千利休。信長、家康、勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、西周、岡倉天心、新渡戸稲造、漱石、子規等になるのだろうか。
私にとっては福沢諭吉がその一人である。
その福沢の思想のなかで、核心をなすものが幾つかあると思うのだが、「単一の説を守れば、その説の性質は仮令ひ純精善良なるも、之に由て決して自由の気を生ずべからず。自由の気風は唯多事争論の間に在りて存するものと知るべし」(文明論之概略)という考え方はとりわけ重要なものであろう。
如何に純精善良な説であってもそれが政治権力と合体して正統とされた時は、思想的自由は原理的には生じない(丸山真男)。
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登録日:2009年 05月 20日 23:59:35
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- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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