カテゴリー [大阪府議会]
議会改革
議会基本条例に関する報告書を書く過程で、非常に耳の痛い発言ではあるが、まさに核心をつく発言に出会ったので、肝に銘じる意味もこめて紹介しておきたい。
発言されているのは大森彌・東大名誉教授である。
「議会の招集権を議長が持つことは当たり前だということを強調してきた。議会は首長に選ばれたわけでなく、住民によって選ばれたわけだから、その招集権を議長が持つのは当然である。ところが、地制調の答申は、議長に臨時議会の招集権を持たせるからそれで引き下がれ、という内容だった。議決事件の大部分は首長が提案しているのだから、議会の招集権は首長が維持すべき、というのがその理由である。議会など自ら企画を打ち出していないではないか、すべて首長に任せているではないか、という意味だ。・・・・・議決すべき議案を自らつくらない人がどうしてそれを審査できるのか、それに基づく執行をどうして監視できるのか」
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登録日:2008年 04月 06日 23:51:18
ここにも捻じれの構造
何故、府連と府議会の意見が違うのか
今日の朝日新聞の朝刊によると「道路特定財源の修正協議に関連し、自民、民主両党の47都道府県連に一斉取材をしたところ、福田首相が打ち出した「09年度からの一般財源化方針」について、自民党の賛成は6割の28都府県にとどまり、4分の1を超える13道府県が反対と答えた。」と報じられている。大阪府連も反対13道府県の中に含まれている。これは一体どういうことか。
私たち大阪府議会は平成20年3月25日に閉会した議会で、自民党が原案を提出した「地方分権推進および地域主権を確立するため道路特定財源を見直し地方税とすることを求める意見書」を全会派一致で可決させ、衆参両院議長、内閣総理大臣ならびに関係大臣に提出している。道路特定財源を一般財源化することからさらに踏み込み、地方の一般財源とせよ、という内容である。
自民党大阪府連の誰がどういう議論を経てこういう発言をしているのか調べてみたい。
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登録日:2008年 04月 05日 17:47:39
序章
2月議会が閉会した。
今議会の議論の主たるものは暫定予算の是非であり、財政再建の方法、事務事業等の見直しの経緯・結果と評価、新知事の府政ビジョン等に関しては全て7月の臨時議会に先送りされた。というより、知事だけが大きくクローズアップされ(知事のお陰で背景としての府議会に光が当たるようになったのは事実だが)、議案の中身や議会自体は遠景に退いた、というのが実情だろう。
知事が命がけで府政改革に取組むというなら、議会も本気で議会改革に取組む必要があるだろう。少なくとも財政のチェックができることを府民に証明しないことには、存在自体を否定されることになるだろう。
議会力を鍛える仕組み、機構、制度、政策の構築に取りかかりたい。
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登録日:2008年 03月 25日 23:43:15
再建のシナリオ
私の政治課題として「再建のシナリオ」を考えている。
いろいろとご感想をいただくが、一番多いのが、内容がわかりにくい、というご指摘である。説明の拙さもあるのだろうが、地方財政制度の複雑さが前提としてあるのは事実である。
例えば、府債残高を見る。借金5兆円超というが(利払いも含めると7兆円近くになるだろう。起債残に利息はカウントされていない)、国の要請により起債し返済は後年度100%交付税措置されるものから、府の事情により丸ごと府の責任で返済する必要があるものまで起債、返済内容も様々である。(100%交付税措置されるといっても基準財政需要額に100%算入されるだけで起債額と同額が交付税交付金としてもらえるのではない。)
このうち、どれだけを府の純債務と見なすのか。
他方、歳出に公債費として計上される額が府債の返済額と思うが、実は公債管理特別会計に繰り入れられる額であって、実際借り手に返済される額は一般会計上は表に出てこない。それでは、新発債より公債費が上回ればプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字は保てるという議論も保証されない。
知事は倒産会社同然と言われるが、負債が資産を上回る債務超過状態ではないし基金残もある。
定義を質した上で(例えば知事の言う収入という表現に起債は含まれるのか否か)、様々な観点から府政、とりわけ府財政の現状を明らかにする。さらに、その事実から再建の処方箋を導く。府再生の道程、また将来ヴィジョンを明らかにする。選挙の意義、二元代表制の正当性、議会の存在理由等々までが逆に問われている代表質問が明日から始まる。
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登録日:2008年 03月 04日 23:59:42
浮かんでは消え
候補者の選定について、「浮かんでは消え」という表現が使われているようですが正確ではありません。一つの泡が現れて消えるのではありません。少なからずいる候補者と、様々な条件が折り合わずに没になった例があるだけで、候補者候補がいないわけではないのです。今のところ、党本部と府連、府議会の間で選挙に関する諸条件について明確な合意に至っていないことが最大の問題点です。「負けないこと」が至上命題のグループと「戦って道を開こうとする」グループの鬩ぎ合いは一両日中に決着を見ることでしょう。
「地方が主役の国づくり」という報告書が泣いています。
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登録日:2007年 12月 11日 02:03:27
解せぬ民主の沈黙
国会では「民主、宴席問題で額賀・財務相の証人喚問要求へ」等と正義派の民主は健在である。ところが、大阪府議会の民主は、これが果たして同じ政党に属しているのかと思われるほど、知事の「政治とカネ」の問題に関しては沈黙を守っている。
宴席での接待、出席者の間にある不透明な(取引)関係、と来れば、方や軍需専門商社、防衛省、大臣という組合せであれ、他方、大阪府との取引業者、知事、副知事という組合せであれ、構図も背後に横たわる疑惑も全く同じである。
正確に言うと、大阪府の場合は、国会と違って、知事の宴席への出席は喚問を待つまでもない。自ら公務と嘯かれているのだから。知事側の「講演」という主張で納得されるなら、国会で喚問まで要求されるのは筋が通らない。逆に、国会で証人喚問を要求されているのが本来の民主なら府議会の民主は何故沈黙を守るのか理解できない。
明日の決算委員会では我が党の花谷議員を筆頭に民主も含め各党がこの知事の「政治とカネ」に関し、山田・知事秘書に質問される予定と聞く。
民主の健闘を期待したい。
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登録日:2007年 11月 26日 23:57:52
ノムハンミダ
ノムハンミダ(あまりにもひどい)
「知事が、府の公共工事入札参加資格業者を含む中小企業経営者らでつくる「関西企業経営懇談会」の飲食会に繰り返し出席し、「講師謝礼名目」で計970万円を受け取っていた」という報道がなされた直後、議会として、また議員として①職員が有給休暇を取って出席していたという主張を裏付ける証拠、②懇談会参加業者の内9社の府からの受注の有無、あればその件数と金額、を提出するよう担当部局に要請しました。
このうち①に関し、「年休を取っていたので問題ない」という説明は、11回の懇談会(飲食会)のうち半分は年休を取っていなかったことが判明。この事実を糊塗するため秘書課は「あれは公務である」という見解を主張し始めました。
公務であれば職員に年休を取らせる必要はないのに何故取らせたのでしょうか。また、知事は、知事の職務・職責(公務)を果たすために知事報酬を受取っているのですから、講演と称するものの中身が例え「府政の課題に関する情報発信」であってもそれ以外に高額の謝礼を受取ることは、説明をしている人以外、誰の理解も得られない強弁です(そもそも講演とは、不特定多数を対象に単発で開催されるもので、特定少数を対象に繰り返し開催する行為を「講演」とは呼べないはずです)。
また、②については、調査に時間がかかるので16日まで待って欲しい、ということでした。ところが、16日になると今度は週明けまで、さらに週明けの本日19日には明日20日の午後2時まで待って欲しいとのこと。理由を質すと「全貌が明らかになる明日2時までに、途中経過の段階で発表すると混乱を招く、という総務部長と副知事の指示で」、今日は明らかにはできない由。一体何を隠そうとしているのでしょうか。
9社で全てではありません。参加企業は全部で約30社と報道されています。残り20社も含めて府との契約の有無を明らかにするとでもいうのでしょうか。
知事が説明したように、深いつながりのない団体で講演をして、たまたまその出席者と大阪府の間で数件の契約があった、程度のことなら偶然で済まされるかもしれません。しかし、それが、もし数百件にも及ぶようなことになれば、「府政の情報発信をするための公務」は、二課か地検特捜部が担当する「特定少数の業者から陳情を聞き、実現するために謝礼を受取る斡旋収賄業務」へと変質してしまいます。
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登録日:2007年 11月 19日 23:54:18
活動記録簿
政務調査費に係る条例が改正され、活動記録簿も添付資料として提出することになった。要求しているのは費用の発生した調査活動についての記録である。したがって、自宅でいくら研究活動をしていても、経費が発生しないからそのような活動記録簿は提出する必要がない。ところが、それでは費用のかからないところでの調査、研究活動が明らかにはならない。だから、毎日の活動記録を残そうとするのだが、公式のブログと私的なブログを2つ書く必要が生じる。さて、どうしたものか。
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登録日:2007年 10月 19日 23:39:22
知事の妄言?
本日開かれました府議会の総務委員会で我が党の橋本議員が特別秘書の件について質問されましたところ、答弁に立つ知事の軽挙妄言は明らかに議会のルールに反し、ボクシングの反則行為でライセンス停止処分を受けた親子と同等のペナルティーが課せられても当然です。委員長が何も問題提起されないのは不思議なことと言わざるを得ません。
質問内容は、特別秘書氏が政務活動という言葉の裏で、実際は知事の後援会活動しか行っていない、ということを追及するものでした。証拠をあげての追及から知事はできるだけ逃げようとします。冷静に答えるべきなのに異様なまでに感情的になります(こんな人に危機管理は絶対任せられない)。挙句の果てが、質問者に別の質問を促したりする反則行為です。議員の質問権を知事が侵害しています。明らかにルール違反です。ボクシングのサミングに匹敵する卑劣で許しがたい行為です。
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登録日:2007年 10月 15日 23:58:40
知事質問
明日午後1時から環境農林委員会で、平成18年度の包括外部監査対象になった南大阪食肉市場株式会社について知事質問を行う予定です。
知事とは本会議中でも遠くでその姿を確認できる程度で、ふだんは殆んど顔を合わせる機会がなく2月議会以来約7ヶ月ぶりのご対面になります。ひょっとすると近くでお目にかかれる最後の機会になるやも知れません。思い出に残る知事質問にしたいものです。
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登録日:2007年 10月 14日 23:49:32
- プロフィール
- 浅田 均
- http://www.asd2a.com
- 大阪府議会議員。
NHK(日本放送協会)、OECD(経済協力開発機構、在パリ)を通じ「放送と通信の融合」、「情報通信」等の研究に従事。99年からは一転、府議として「行財政改革」、「地方分権」等に取組む。
京大卒。スタンフォード大院修士修了。
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