2006年 08月 17日
大きな声では言えないことばかり
【ハノイ/ベトナム 10日 AFP】ベトナムの現代絵画が世界中で評価されるようになってから約10年、美術評論家や画廊からは、蔓延する商業化や市場に溢れる贋作が若い芸術家たちの活動の脅威となっているとの声が上がってる。写真は3日、絵画販売店の作業場で画家、レータン・ソン(Le Thanh Son)の作品を模造する作業員。(c)AFP/HOANG DINH Nam
贋作、贋物、ホンモノじゃない、という場合、パターンがある。
1.古今東西の作品を、そっくりそのまま、今、現代の作家が「イミテーション」として作る
これが、いわゆる贋作だよね。
皆が思うものだよね。
これって、職人芸。
大きな声じゃいえなくても、作ってた、という人の話を聞くこともある。
「ウラ板はずしたら、年代特定が難しくなるんだよ」なんて、ウラ話も聞いたりもする。
なんなら、贋作でもイイって人もいるみたいだし
贋作でも気付かないで、バカみたいなお金を払う人だっている。
それに・・・・美術館で飾ってあるものだって・・・・防犯上の理由から
フェイクをおいてあるケースも・・・・・
2.存在しえない、完全な創作としての贋物
たとえば、ピカソっぽいけど、ピカソは、んなもん作ってない!
みたいな作品ね。
どうやって偽モンだって判断できるよ?
ある意味ね、まだ分かってない贋物だって沢山あると思う・・・・
3.同時代の似たよな作品に、別の作家の名前をつける
ミケランジェロの同時代の人の作品を、ミケランジェロってことにしちゃう。
炭素同位体もびっくり。
これ、かなり、出回ってる。
しかも、専門家だって、どうにも見破れないケースがある。
はっきり言って、有名オークション会社からでも、ガンガンに出品されている。
残念なことに、そういうスキャンダルは後を絶たない。
単なるマチガイで、伝ミケランジェロ、なんてのもある。
私ですら、ボローニャ派ってレーベルされていた作品が
どう見たってジェノヴァ派だったので、そういう説明のレポートを書いたことがある。
ねぇ、結局、何を求めてる?
それにもよるよね。
金のための道具ですか?
それとも、単に、気に入った絵が欲しいのですか?
見分けがつかないほど精巧なら、この際なんだってイイんじゃないか・・・・
さてさて、価値感の問題は、個人レベルの問題ですから。
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登録日:2006年 08月 17日 19:25:00
- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
アメリカはテキサスで西洋美術史を専攻。現在、博士課程で美術史・考古学なんかを面白がるコミュニケーションを鋭意研究中。
著書に『掘れ掘れ読本』(バジリコ 2007)。笑いのとれる考古学入門書を目指したもの。
連絡先:
mana_mana_chan@hotmail.com
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