2006年 11月 19日
ヴァーチャル・ミュージアム
大日本印刷、ルーヴルと提携しデジタル美術館をオープン - 東京
【東京 27日 AFP】大日本印刷はルーヴル美術館(Louvre Museum)と提携し、都内に30日、音声ガイダンスと映像システムによるデジタル美術館「ルーヴル-DNP ミュージアムラボ(Louvre-DNP Museum Lab)」をオープンする。写真は27日、ヘッドホンで作品解説を聞きながらフランスの画家テオドール・ジェリコー(Theodre Gericault)の「銃騎兵(A Carabineer)」の映像を鑑賞する観覧者。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO
欧米の美術館が、うまいやり方をするな、と思うことは沢山ある。
そもそも、所蔵作品の質が高い。西洋美術に関して、日本はこの点でどうにもならない。
でも、それだけではない、「やるねぇ」というテクニックが盛りだくさん。
そういうと、実際に足を運んだ人だけがわかるチガイだと思ってしまうでしょう?違うの。「実際に美術館に行けない人たち」を取り込んでいるところが、何よりもすごいんです。
日本の美術館は、ハコモノって言われても仕方ないです。
■美術館に「行けない人」を取り込む術
実際にパリに週末ごとにいける人なんて、どれくらいいます?
年に一回だって無理でしょう?
そんな人たちも客として取り込めたら・・・
でも、どうやって?
答えはインターネットなどデジタルなツールを使って。
■ホームページ
まずは、HPの充実ぶりがすごい。実際にいけなくても、相当な情報がネット上で手に入れられるようになっています。最近、ボストン美術館所蔵の作品について調べていましたが、どんな科学分析を行ったかという履歴まで載っていました。
また、会員(会費を払う)になれば、さらに別の画面が見られる、という特典を設けているところもあるようです。
■会員として取り込む
MOMAだとかアメリカの美術館もそうだけど、会員になるとフリーパスになったり、情報を定期的に送ってもらえるなど、さまざまな特典があります。
インターネットで美術館グッズを買えたりする。オンラインで決済できちゃうから、あっという間。オリジナルグッズの質の高さも、わざわざ買う気をおこさせます。MOMAなんかだと、デザイン性の高い雑貨も扱っているので、オシャレなのを探したい人にもピッタリ。
■そして、こういうデジタル・ミュージアムでしょう?
生で見られたら最高だけど、生で見る価値がわかるほどって、よっぽど。ちょっと、まずは触れてみる、感じてみる、そういう「近さ」も美術鑑賞には大事なところ。
しいていえば、美術に関しては説明だとか解説が、とってもつまらないことが多いので、それを改善できたらいいなぁ・・・・と思いますね。
日本も、日本国内の美術に関してはすばらしいコレクションもあるんだから、もっとウマイことやったらイイのに。ここが、海外に弱い日本人の痛いところ?!特に、伝統美術の質の高いあたりの人たちが、海外に弱いのが、実際、日本人全体の利益にとって痛いところ・・・
カテゴリー[ アート ], コメント[0], トラックバック[300]
登録日:2006年 11月 19日 15:44:57
- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
Art Historian たぶん美術史学者、ときどき考古学。
アメリカの僻地の大学・大学院では西洋美術史を専攻。
でも論文を書いたのはアケメネス朝ペルシャ。
・・・美術史という素材の調理方法の可能性を模索しすぎで
エントロピーの法則な日々。
美術史・考古学を軸に、幅広く文化史的なモノゴトとか
特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
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