2007年 08月
トルコ風呂
【8月30日 AFP】イスタンブール(Istanbul)の蒸し暑い屋外、しかし蒸気に満ちた浴場は、マッサージ、垢すり、そしてトルコ伝統の公衆浴場「ハマム(hammam)」を求める汗だくの観光客を魅了し続けている。長い間、人々にとってストレス解消、解毒の役割を果たしてきたこの浴場は、温泉施設の起源ともされている。最も有名な「ハマム」の一つチェベルリタシュ(Cemberlitas)からレポートする。(c)AFP
トルコ風呂、という単語を、深読みされずに使える時代になりました。
日本人にとってお風呂というと、ざぶんと湯船に浸かる、あのお風呂。
でも、どこの国でも同じというわけではなく。
中東の方では、蒸し風呂を楽しむようです。
■私が入ったトルコ風呂
中東に行ったとき、やっぱり、試さないと・・・と思い。
友人レイチェルとお風呂に。
まず・・・蒸し風呂。
石で出来た風呂場で気持ちよくサウナを楽しむ感じ。
そう、この写真のようなところ。
次。
オッサン登場。
オッサン、歯が相当抜け落ちていて、腰に申し訳程度の布を巻いていますが、明らかにはみ出しています。
彼は変質者ではなく、これから私の体を洗ってくれるのです。
これくらいずば抜けてオッサンだと、逆に恥ずかしくないです。
彼もまったく女性に興味なさそうです。
いいんです、カッコいい人だったら困ります。
なんかタワシ?みたいなのでごしごしと洗ってくれるのですが
まぁ、貴婦人の気分になってみれば、どってことありません。
水をざっぱんざっぱんかけられて、はい仕上がり。
体を拭いてもらって、バスローブを着て、甘い紅茶を頂きながら涼みました。
■ローマの風呂もそういえば・・・
確か、ローマの風呂も同じようなもんで、蒸し風呂みたいな感じ。
公共浴場を作るときは、一番日当たりがいい部屋をサウナ室にしていたそうです。
もちろん、技術を駆使して、床から暖める装置なども。
一番涼しい場所に水風呂を用意していたそうです。
風呂桶にどっぷり浸かれるのって、もしかして水?!が豊富だから?!とか
そういうことが関係あるのか、ないのか、あまり分かりませんが。
実は、下の方にアルフォンス・ミュシャに関することを書いたのですが、ナゼだか消えてしまいました。ショックのあまり、今のところショックだけを述べています↓
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登録日:2007年 08月 31日 23:47:13
死んだら上に行くのか、下に行くのか
【ムンバイ/インド 2日 AFP】ムンバイ(Mumbai)のDhun Bariaさん(65)が同市内のゾロアスター教徒の家2000軒に送付した冊子が激しい論争を引き起こしている。
≫続きを読む…
(c)AFP
鳥葬という習慣は、日本人から見ると、びっくりするような埋葬?!法ですね。
■ナゼ鳥に食わせる?
衛生的だから、という理由がよく挙げられますが
火葬の習慣がある私達には「どうして焼かないの?どうして鳥?」と感じてしまいます。
■鳥葬と火葬
古代ペルシャにゾロアスター教というのがありまして(成立年代については論争中、紀元前6世紀頃と考える人も、紀元前1000年頃と考える人も)
鳥葬の習慣があるんですね(一般人が必ずやっていたかどうか分かりませんが、僧たちは確かに行っていたようです)。
このペルシャという地域ですが、インドの文化と非常に似ています。
どちらもインド=ヨーロッパ語族で、コーカサス地方から移動しながら途中で分化したと考えられます。
インドのヴェディック文化の流れでは火葬が生まれ、ペルシャのゾロアスター文化は鳥葬。
どちらも、土葬とは逆の発想ですよね。
■死んだら上?下?
大体むかしの文化での死者のイメージって薄暗い土の下の世界に行くもの、って感じだったそうです。日本なんかもそうですよね?黄泉の国。メソポタミアなんかもそうだけど。だから、まぁ、埋めちゃえ!ってなるんでしょうね。
エジプトはどうかというと・・・再生といいますが、それもダイブン時間が経っていつか、みたいなイメージみたいです。死んだ瞬間に、バーという魂は翼が生えていて、天に昇っていく、と考えられていたそう。
少し考えないといけないのが・・・大昔、空を自由に飛べるのは鳥だけでした。
飛行機なんてない時代。
死者の魂が天に昇っていきますように、と願うなら、鳥に託すという発想もまんざら残酷なものではないのです。確かに、火葬の方も、煙とともに天に立ち上っていくイメージと繋がりますよね。
■リユウを問う
こういうチガイの原因について、本当に正確なことなんてわかるわけがありません。
一つには、鳥への憧れ。一つには、ゾロアスター教は火を神聖視していたので、火で死体を焼くなんて、滅相もない!という発想があったからかもしれません。
ちなみに、ゾロアスター教はいまではインドのごく一部の信者しかのこっていないそうです。それがこの記事なんですね。
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登録日:2007年 08月 24日 11:21:52
美術史ってなんだ?
【8月9日 AFP】パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の作品をピカソの孫娘の自宅から盗み出し、7日に逮捕された3人組は、作品を市場の価格よりはるかに低い額で売却しようとしていたことがわかった。仏警察当局が8日に発表した。捜査チームは7日朝、パリの高級住宅地16区で、3人組が買い手と取引を進めるべく準備しているところを逮捕したという。買い手もまた窃盗犯であるという。(c)AFP
有名すぎる作品を狙うのは、絶対に素人の犯行といわれます。そして、大抵の場合、ちゃんと「ルート」をもっている人たちに狙われて、怖い目に遭うというハナシ。
ル・モンド紙のアート関連のジャーナリストさんたちが、この手の事件の裏ハナシをまとめている本なんかもあるんですよ。
とゆことで、今回は美術史って何?っていうのを少し。
■美術史のおシゴト
美術史って、キレイで美しいものを扱うジャンルと思われてしまうかもしれないけど、それは「美」って単語にひきずられてるかも。むしろ、歴史学が文献などの文字資料を中心に歴史を解釈するのに対して、美術史は物質文化全体を扱って歴史・社会を解釈する、と思ったほうが正確。
もちろん、扱う時代によっても、やっていることはかなり違ったりするんですけどね。
■事件にたとえると・・・
私は歴史に関するガクモンを、事件の推理だと考えたら面白いと思うんです。
(9月に出る予定の拙著にもこのことを詳しく書いてます☆)
そう、歴史って、過去に対する、解釈・推理なんです。客観的に動かない事実、というわけではないんですね。
たとえば、考古学とか民俗学なんかのフィールドワーク、現場作業はいわば事件の「現場検証」。歴史学、文献学なんかの文字資料に頼る研究は「目撃者証言」を検証するようなもの。
そして・・・現場検証で集めた物的証拠を鑑識に回すのが「科学分析」だったり。
■美術史の職分は?
美術史はこの鑑識の一部みたいなもんです。
たとえば、犯人の遺留品のTシャツがあったとする。どういうデザインで、どういう層に人気のブランドで、とか、そういう調査をしたりするのが美術史家の役目。
出てきた土器のデザインだとか、クオリティとか、同時代のほかの土器との比較をしたりとか。それで分かることと、証言とを照らし合わせたりして、総合的に解釈をしていくんです。
また、美術史がやっていることは、現代でいうマーケティングリサーチなんかともかぶる、といわれています。
ある時代の、ある社会の人が「何をかっこいいと思っていたか」とか「何をキレイだと思っていたか」とか、について考える。
アートっていうのは、大体、生存に直接関係ない物質文化、ってことになりがち(これに限定されるわけではありません)なので、だからこそ、特定の文化の特質というか特有の性格が浮き彫りになったりするんです。
あまりいい例えじゃないですけど・・・犯人の部屋で特定のアニメのDVDとフィギュアが沢山出てきたら、彼の価値感だとか美意識だとか志向とかが見えてくるようなものです。ざっくばらんに言って、美術史はそういうことを勉強するガクモンなんです。
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登録日:2007年 08月 14日 17:00:31
現代アートとしての広告
【特集:PIAGET】コントラストを秘めた融合「ピエール&ジル」
【7月24日 東京 上間常正】ピエールとジル(Pierre&Gilles)は、フランスのユニークな2人組み創作ユニット、同時に私生活でも仲のよいパートナーだ。
≫続きを読む…
書いた原稿が、全部飛んでしまいました。
スゴクショック!
アルフォンス・ミュシャについて書いたんですが・・・
確認ボタンとともに、ナゼだか消えました・・・
アルフォンス・ミュシャって人気ですよね?
ちょっと立ち直ったら書き直します(笑)
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登録日:2007年 08月 14日 16:47:51
マリリンなケイト
【ロンドン 10日 AFP】ロンドン市内のポロック・ファインアート(Pollock Fine Art)で8月10日から9月1日まで企画展「ウォーホルVSバンクシー(Warhol vs Banksy)」が開かれる。会場内には、米ポップアーティストのアンディー・ウォーホル(Andy Warhol)作のマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の肖像や、英グラフィティ・アーティストのバンクシー作のケイト・モス(Kate Moss)の肖像など40点あまりが展示されている。(c)AFP
なんか見たことある・・・けどちょっと違う。
それが、このパロディ作品。
■有名税?
モノマネ芸人に真似をされるのって、有名な人だけ。
じゃなきゃ、何を真似しているのか分からないから。
同じように、似顔絵を描かれたりするのも、顔が認識されている人だけ。
ネタにされるのも、有名税みたいなもん。
この作品は、アンディ・ウォーホルの有名なマリリン・モンローを描いたシルクスクリーンを元ネタにして、現代のマリリン・・とすると少しスレッカラシ過ぎるが強烈なファッションアイコンであるケイト・モスを使ってパロっているの。
ケイトにはホクロがなかったと思うから、それは付け足したのかな。
■アンディ・ウォーホルといえば・・・
アンディ・ウォーホルの場合、作品がいかに世間に認知されているかっていうことが
こういう展覧会で分かりますね。
元ネタを皆が知っているから「パロってる」と分かるわけです。
じゃぁ、ナニを見て、人はアンディ・ウォーホルっぽい、とするのでしょう。
だって、彼の作品なんて、工房製みたいなもんで、彼が直接手で触れて作っているというわけでもなく。
ただ、ナニかしら皆が「ウォーホルだ」と認識するポイントがあるわけです。
1.顔のアップに変な色
有名人の顔のどアップに、本来の人間の色じゃない色を平面的に載せる、これでもうウォーホルっぽい。
そう、白黒写真に単純に色をつけたみたいな、しかも間違えて。
ほら、あなたにも簡単に作れそう。
2.描かれているのは誰でも知っている人・モノ
よく知っているはずの人の顔に、ヘンな色が付いてるから「アレ?」と思って気を引くわけです。
要するに、そういう感じで認識してるんですね。
他にも作品の特徴を、最大公約数的に、こうやって見ていくと
特定の作家・画家の画風とか作風がつかめてきて、見分けがつくようになってきます。
実は、こういう作業をさらに精度を上げていくことが「鑑定」という作業なんですね。
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登録日:2007年 08月 14日 16:18:12
- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
Art Historian たぶん美術史学者、ときどき考古学。
アメリカの僻地の大学・大学院では西洋美術史を専攻。
でも論文を書いたのはアケメネス朝ペルシャ。
・・・美術史という素材の調理方法の可能性を模索しすぎで
エントロピーの法則な日々。
美術史・考古学を軸に、幅広く文化史的なモノゴトとか
特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
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