2007年 09月 28日
ナンノタメニ
今の子供がうらやましい? 学校の授業にゲーム機活用の動きが活発化
【9月21日 AFP】子供を勉強から遠ざける最大の理由として親から敵視されてきたコンピュータゲーム機を、学校の授業で活用する動きが全国で活発化しているという。
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(c)AFP
勉強。
なんのためにするの?
子供から聞かれたらどう答えるべきだろう。
自分が子供のときにも同じ問いを、深く考えることもなく投げかけていたような気がします。
この問いは「なんのために生きるの?」「人はどうして生まれてくるの?」「人生って何?」「どうして恋をするの?」みたいな問いと同じジャンル。
答えを得ることが目的ではなくて、問いかけて、考えて、もがいていく過程そのものに何か意義があるのじゃないかと思える問いです。
勉強をする、という行為は、一般的には教科書を読んだり、先生に教わったりすること、となっています。だけど、本当にそんなものでしょうか?よく「勉強になった」という言い回しがありますが、これは授業や講演だけで使われるものではありません。人生勉強などという表現もあります。
例えば、私が今まで生きてきた時間の半分くらいは費やしてしまった美術の歴史とかだって、教科書だけで勉強できるものじゃありません。まして、先生からおそわるものでもありません。自分の五感や、悲しいことや、楽しいことや、辛いことや、嬉しいことや、そんな経験を全部ひっくるめて、キレイだとか美しいだとか大事だとか、そんなものに思いを馳せることができるわけです。
一問一答だったり、四角四面なモンダイのための勉強だったり、そういう味気ないものは人が生きていく意味を考えるのに役にたつとは思えません。子供が無意味で無味乾燥だと感じても、それは素直で、とても安心できる感想かもしれません。
でも、本当に自分の人生に向き合って勉強していくというのは、自分の人生ってナンだろう、どう生きるべきだろう、と真剣に悩みながら学び生きていくのは、とっても大変なことで。苦しいことで。大人にとっても、避けたいことだから、子供にもなかなか伝えられないような。「じゃぁ、オマエはどうなんだ」と小さい子供に言われたら、恥じるところが多い大人の方が多いかもしれません。でもそれが現実。それも現実。その上で、学ぶこと、勉強することは、自分の人生に華を添え、彩りを与え、意義を見つけるための手段だというのを伝えていけたらいいですね。
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登録日:2007年 09月 28日 00:57:02
- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
Art Historian たぶん美術史学者、ときどき考古学。
アメリカの僻地の大学・大学院では西洋美術史を専攻。
でも論文を書いたのはアケメネス朝ペルシャ。
・・・美術史という素材の調理方法の可能性を模索しすぎで
エントロピーの法則な日々。
美術史・考古学を軸に、幅広く文化史的なモノゴトとか
特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
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