評判の悪い新7不思議
【7月9日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)は8日、「新世界七不思議」の選定を非難した。
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(c)AFP
何かを選んだら、何かが外れるわけで。
地中海世界の7不思議から、グローバルな視点で選んでみよう!となったとき、エジプトのピラミッドも選からもれてしまった。
■誰がいつのまに選んでたんだろう
選ばれた新7不思議、もしかしたら「ソレ何?」と世間に知られてないようなものが選ばれたような気がしなくもないです。
そもそも「不思議」の基準だってよく分からない。
例えば、労力がすごい、とか、金がかかってる、とか
規模がデカい、とか、ギネス的な基準でもあればいいんだけど
なんかマイナー地域から選出して花を持たせないといけないような
そういう気遣いみたいなのが見え隠れするのが、ちょっと気持ち悪いのかも。
(ミス・ユニバースにブロンドが選ばれないような感じ)
私、このうち3つしか見たことないですが、正直、ぺトラ遺跡とコロシアムは不思議かもしれないと思う。あー、でも、どうなんだろう?
チチェンイッツァは、とても良い遺跡なんだけど、不思議のレベルというかスケールで言うと・・・うーん、ピラミッドの方が一般論として不思議じゃないかと思うのも主観なのかしら。
■ユネスコの意見
企画者はバーミヤンの遺跡破壊から思い立ったそうですが、ユネスコはバーミヤンの再建にも否定的。
どうしてかというと、現在のところ世界的コンセンサスで、修復に関しては「消極的修復」で合意されているんです。過度の修復は「遺産のありのまま」の保存目的の観点からは、かえってデメリットになるという理由から。
それに世界遺産があるんだから、別に7つに絞らなくても。
ジャンル別で対抗させるなら面白いのにな。
時代別とか。
カテゴリー[ 歴史・考古学 ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 14日 10:20:15
コメント
仰せのとおり問題のある新世界七不思議ですが、すでに830件もの世界遺産を不透明な基準で乱発したユネスコへの意見と見れば面白いとも言えませんでしょうか?
幸いこの七不思議のすべてを訪れた経験から、個人的にはアンコールが落選したり、マヤにはチチェン以上の遺構が多くあるにもかかわらず名前さえも出ていないことなど、単に人気投票にしか過ぎないこのイベントの一面があからさまで、内容の薄さに対する騒ぎの大きさに呆れてはいるのですが。
ただこの七不思議の著名度に関して言えば、日本でのそれとは別に、各地域ではとても有名な観光地であることは間違いないことをお伝えさせてください。
よろしければ、どうぞ
http://kakusuzu.web.infoseek.co.jp/diary/new%207%20wonders/2007new7wonders01.html
仕事の調査中にヒットし、厚かましくコメントさせていただきました。お許しください。
K_SUZUKI @ 2007年 07月 16日 08:14:50
suzukiさん
はい、ほぼ同感です。
そうですねぇ・・私は新7不思議は三箇所しか行ったこともなく・・・チチェンに関しては、マヤはいくつか遺跡があるものの、やっぱりカンクンというリゾートの近くという立地が圧倒的に知名度に貢献しているような。
ローマだけをとっても、コロシアムと同等に不思議度が高い遺跡が沢山あるのも事実。
少なくとも、こういうのがたたき台となって、より多くの人による健全な(健全の基準は何か・・という問題もあるんですけど)議論へと繋がるといいな、と思ってるんです。
masako @ 2007年 07月 17日 22:55:33
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- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
Art Historian たぶん美術史学者、ときどき考古学。
アメリカの僻地の大学・大学院では西洋美術史を専攻。
でも論文を書いたのはアケメネス朝ペルシャ。
・・・美術史という素材の調理方法の可能性を模索しすぎで
エントロピーの法則な日々。
美術史・考古学を軸に、幅広く文化史的なモノゴトとか
特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
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