マリリンなケイト
【ロンドン 10日 AFP】ロンドン市内のポロック・ファインアート(Pollock Fine Art)で8月10日から9月1日まで企画展「ウォーホルVSバンクシー(Warhol vs Banksy)」が開かれる。会場内には、米ポップアーティストのアンディー・ウォーホル(Andy Warhol)作のマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の肖像や、英グラフィティ・アーティストのバンクシー作のケイト・モス(Kate Moss)の肖像など40点あまりが展示されている。(c)AFP
なんか見たことある・・・けどちょっと違う。
それが、このパロディ作品。
■有名税?
モノマネ芸人に真似をされるのって、有名な人だけ。
じゃなきゃ、何を真似しているのか分からないから。
同じように、似顔絵を描かれたりするのも、顔が認識されている人だけ。
ネタにされるのも、有名税みたいなもん。
この作品は、アンディ・ウォーホルの有名なマリリン・モンローを描いたシルクスクリーンを元ネタにして、現代のマリリン・・とすると少しスレッカラシ過ぎるが強烈なファッションアイコンであるケイト・モスを使ってパロっているの。
ケイトにはホクロがなかったと思うから、それは付け足したのかな。
■アンディ・ウォーホルといえば・・・
アンディ・ウォーホルの場合、作品がいかに世間に認知されているかっていうことが
こういう展覧会で分かりますね。
元ネタを皆が知っているから「パロってる」と分かるわけです。
じゃぁ、ナニを見て、人はアンディ・ウォーホルっぽい、とするのでしょう。
だって、彼の作品なんて、工房製みたいなもんで、彼が直接手で触れて作っているというわけでもなく。
ただ、ナニかしら皆が「ウォーホルだ」と認識するポイントがあるわけです。
1.顔のアップに変な色
有名人の顔のどアップに、本来の人間の色じゃない色を平面的に載せる、これでもうウォーホルっぽい。
そう、白黒写真に単純に色をつけたみたいな、しかも間違えて。
ほら、あなたにも簡単に作れそう。
2.描かれているのは誰でも知っている人・モノ
よく知っているはずの人の顔に、ヘンな色が付いてるから「アレ?」と思って気を引くわけです。
要するに、そういう感じで認識してるんですね。
他にも作品の特徴を、最大公約数的に、こうやって見ていくと
特定の作家・画家の画風とか作風がつかめてきて、見分けがつくようになってきます。
実は、こういう作業をさらに精度を上げていくことが「鑑定」という作業なんですね。
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登録日:2007年 08月 14日 16:18:12
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- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
たぶん古代美術史研究、ときどき考古学。アメリカの僻地で西洋美術史を専攻。主に中東・地中海沿岸の古代美術。
美術史・考古学を軸に、幅広く学際的に文化史とか特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
著書に『掘れ掘れ読本』(バジリコ 2007)。笑いのとれる考古学入門書を目指したもの。MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
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