ナンノタメニ
今の子供がうらやましい? 学校の授業にゲーム機活用の動きが活発化
【9月21日 AFP】子供を勉強から遠ざける最大の理由として親から敵視されてきたコンピュータゲーム機を、学校の授業で活用する動きが全国で活発化しているという。
≫続きを読む…
(c)AFP
勉強。
なんのためにするの?
子供から聞かれたらどう答えるべきだろう。
自分が子供のときにも同じ問いを、深く考えることもなく投げかけていたような気がします。
この問いは「なんのために生きるの?」「人はどうして生まれてくるの?」「人生って何?」「どうして恋をするの?」みたいな問いと同じジャンル。
答えを得ることが目的ではなくて、問いかけて、考えて、もがいていく過程そのものに何か意義があるのじゃないかと思える問いです。
勉強をする、という行為は、一般的には教科書を読んだり、先生に教わったりすること、となっています。だけど、本当にそんなものでしょうか?よく「勉強になった」という言い回しがありますが、これは授業や講演だけで使われるものではありません。人生勉強などという表現もあります。
例えば、私が今まで生きてきた時間の半分くらいは費やしてしまった美術の歴史とかだって、教科書だけで勉強できるものじゃありません。まして、先生からおそわるものでもありません。自分の五感や、悲しいことや、楽しいことや、辛いことや、嬉しいことや、そんな経験を全部ひっくるめて、キレイだとか美しいだとか大事だとか、そんなものに思いを馳せることができるわけです。
一問一答だったり、四角四面なモンダイのための勉強だったり、そういう味気ないものは人が生きていく意味を考えるのに役にたつとは思えません。子供が無意味で無味乾燥だと感じても、それは素直で、とても安心できる感想かもしれません。
でも、本当に自分の人生に向き合って勉強していくというのは、自分の人生ってナンだろう、どう生きるべきだろう、と真剣に悩みながら学び生きていくのは、とっても大変なことで。苦しいことで。大人にとっても、避けたいことだから、子供にもなかなか伝えられないような。「じゃぁ、オマエはどうなんだ」と小さい子供に言われたら、恥じるところが多い大人の方が多いかもしれません。でもそれが現実。それも現実。その上で、学ぶこと、勉強することは、自分の人生に華を添え、彩りを与え、意義を見つけるための手段だというのを伝えていけたらいいですね。
カテゴリー[ カルチャー ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 09月 28日 00:57:02
コメント
初めまして、佐々木謙と申します。何故か最新の所にはコメントが書けなかったのでここに書かさせていただきました。
貴方が著された『掘れ掘れ考古学』読みました。
とても面白く、楽しかったので、続編を強く希望します。
佐々木謙 @ 2008年 07月 28日 22:04:32
ありがとうございます♪
是非とも・・・・出版社にいってください(笑)
なかなか、ああいう本は、続編を出したいと思う出版社が少ないような・・・そんなような・・・・本人としては出したいんですが・・・
masako @ 2008年 10月 16日 06:45:12
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- 秋田麻早子
- ■プロフィール:
たぶん古代美術史研究、ときどき考古学。アメリカの僻地で西洋美術史を専攻。主に中東・地中海沿岸の古代美術。
美術史・考古学を軸に、幅広く学際的に文化史とか特に、アートや学問の世界の面白いとこをご紹介しちゃいましょう。
著書に『掘れ掘れ読本』(バジリコ 2007)。笑いのとれる考古学入門書を目指したもの。MA in Art History 2002, University of Texas at Austin
- 最近のエントリー
- [10/19] ヘブライ語と“まばたき”
- [10/19] 水浴びするディアナ
- [10/09] 聖書
- [08/09] フセイン亡き後
- [08/03] 自分の決断が与える影響の大きさ・・・
- [06/03] 同名異人はどれくらいいるんだろう?
- [05/24] 荏原庄を行く~北条早雲(伊勢新九郎)はどこの馬の骨だったんだろう?
- [05/15] 知覧にて
- [04/20] ロムルスとレムス2
- [04/20] ロムルスとレムス
- 月別アーカイブ
- 2009年 10月 [3]
- 2009年 08月 [2]
- 2009年 06月 [1]
- 2009年 05月 [2]
- 2009年 04月 [4]
- 2009年 03月 [1]
- 2009年 02月 [1]
- 2009年 01月 [2]
- 2008年 12月 [1]
- 2008年 11月 [2]
- 2008年 10月 [3]
- 2008年 09月 [1]
- 2008年 07月 [1]
- 2008年 06月 [1]
- 2008年 01月 [2]
- 2007年 11月 [1]
- 2007年 10月 [2]
- 2007年 09月 [3]
- 2007年 08月 [5]
- 2007年 07月 [4]
- 2007年 06月 [4]
- 2007年 05月 [4]
- 2007年 04月 [3]
- 2007年 03月 [4]
- 2007年 02月 [4]
- 2007年 01月 [2]
- 2006年 12月 [5]
- 2006年 11月 [4]
- 2006年 10月 [5]
- 2006年 09月 [4]
- 2006年 08月 [4]
- 2006年 07月 [6]
- 2006年 06月 [3]
- 2006年 05月 [4]
- 2006年 04月 [4]
- 2006年 03月 [5]
- 2006年 02月 [4]
- 検索