日本テレビの中継姿勢に物申す

<06サッカーW杯>アルゼンチン6点目 - ドイツ

【ゲルゼンキルヒェン/ドイツ 16日 AFP】06サッカーW杯、ドイツ大会8日目、グループC第3試合。アルゼンチン対セルビア・モンテネグロ。後半43分、リオネル・メッシ (Lionel Messi)が右サイドから攻め込み、ゴールを決めた。アルゼンチン6得点目。写真はうなだれるセルビア・モンテネグロ選手たち。(c)AFP/VINCENZO PINTO

AFPBB News


アルゼンチンvsセルビア・モンテネグロ戦は日本テレビの中継でした。いや、これをスポーツ中継と呼ぶのは、他のスポーツ中継に対して失礼かと思えるほど、それは中継の体を成していませんでした。

実力派の2チームでこれほどの点差が付くのには、それなりの理由があるはずです。セルビア・モンテネグロは「国が割れる」という我々には想像も付かない状況にあり、あるいはこの試合1つにしても引き分けではグループリーグ突破が絶望的になるという、難しい状況でした。そうした中で先制されたのでは、もはやどんなリスクを負っても攻めあがるしかないでしょう。

ところが、アナウンサーの口から出るのはリオネル・メッシの話ばかり。いや、メッシが既に一流プレーヤーの仲間入りをしていて、さらに伝説的プレーヤーになる「資質を持っている」のは理解しますよ。でもね、まだ18そこそこの若者を、まるでマラドーナを超えたような物言いで扱うのはどうしたもんでしょう?ゲストの明石家さんまに至っては、メッシの最年少ゴール記録更新のためにセルビアは空気を読めだの、メッシのユニフォームが高騰して買えなくなるだの、試合に出ている選手たちの真剣さを何だと思ってるんだと言いたくなるような暴言のオンパレード。かつてJSL宣伝のために尽力した明石家さんまと、本当に同一人物なのでしょうか。

そんなグダグダな中継の中、解説の北澤豪と、特別ゲストの中山雅史のコメントからは、少しでもサッカー中継らしさを醸し出そうとする努力が感じられました。

アナウンサーが自己満足的な言葉をただ並べ、まったく解説者に対してコメントを求めようともしない状況で、中山はゴールに至るまでの位置取りなどを真面目に解説していました。もちろん中山は中山で空気を読む男ですから、それなりにボケも入れていましたが。本来ならそのボケをさんまが適当にあしらいつつ、北澤とアナウンサーでスタンダードな実況中継を進めるところなのでしょうが、結果的にはさんまとアナウンサーの漫才と自己陶酔で90分が埋まってしまった、という印象です。

テレビ朝日の(角沢アナを筆頭とする)絶叫垂れ流しも見苦しいものですが、日本テレビのサッカー中継はトヨタカップも含めさらに酷いと思います。しばらく高校サッカーにでも集中して、「まっとうなスポーツアナウンサーの育成」でもしてみたらどうでしょうか?

追記:
日テレはまたヤラセをやってるみたいですね。

カテゴリー[ 蹴鞠 ], コメント[3], トラックバック[0]
登録日:2006年 06月 17日 00:52:27

コメント

まったくそのとおり。
サッカーが見たいのであって、さんまの話をききたいのではない。
さんまの話はいつでも聴けるがワールドカップは4年に一度しかない。
その点、NHKの中継はすばらしい

d @ 2006年 06月 24日 14:04:12

まったくそのとおり。
サッカーが見たいのであって、さんまの話をききたいのではない。
さんまの話はいつでも聴けるがワールドカップは4年に一度しかない。
その点、NHKの中継はすばらしい

d @ 2006年 06月 24日 14:04:29

NHKは不祥事があったり、時々問題を起こす人がいるとは言え、さすがに全体として見ればアナウンサーやスタッフにしっかりした基盤がありますよね。両チームの背景説明、状況の的確な表現(これがなくては実況とは言えない)ができますし、解説も実直で適切な人を揃えていると言えます。

スカパーは別格として、民放キー局でこの力量に近づけるのは「歴史のテレ東」か「物量のフジ」、というあたりでしょうか。日テレ・TBS・テレ朝はダメダメ御三家ですね。

青と赤 @ 2006年 06月 24日 14:23:55

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