2007年 01月

「カンボジア絹絣の世界-アンコールの森によみがえる村」森本喜久男

かなり読み進むまで私、この著者の方が男性だと気付かなかったのですが(>密林Com)。
ええとまあ、生涯の後半生を“カンボジアの絹絣”に事実上捧げて来られたもと京都の織物師の方らしく、「絣」というのはそもそも布に模様をつける場合、糸を染めるのか布を染めるのか、という選択があるのですが糸の段階で糸に模様を付け。それを織り上げることで生じる模様のズレのようなものを風合いとして楽しむ布のこと。
日本にも幾つかの地方に伝わっていましてタイの織物としての紹介もされているのですが、どうもタイじゃなくてその周辺諸国の文化じゃないかなぁ、と思った森本さんは。
ひたすら古い布を捜し求めての結果的にフィールド・ワーク(民俗学の実地調査)を展開、ついに見つけた織物の道具の揃う村で村のおばあ様に教えて貰おうとしたら糸が良くない、ということでさらに養蚕業を求めに行ってしまい、しまいには天然染料の各種原料から糸の彩色に使うバナナの葉の繊維から、それらの工程のための森を作り、周辺の村々に原料の調達のための産業を頼み、そこで暮らす職人の子どものための学校を!
というところまで、ひたすら布とその文化を追い求めていただけ、というのがなんとも言えず素晴らしいと思います。本の中で「畑から一回収穫した時、一部をそこに残しておけばまた生えてくるのにな」と言ってらしたんですが、貴重な布を国外で高く売りさばくのではなく、その文化を残してその布の織り手を育成したほうがいいという姿勢は案外。
畑の収穫物を残すという自然な発想の流れでしかないのかもしれませんw

カンボジアは内戦のために20数年の空白期があり、その子どもたちはサバイバル能力ばっかり高くて自分たちで物を作り生きていく能力がないと森本さんは嘆くのですが。
だから逆に、近代化に逆らう底力が残っているかもと思っておられるのでしょうか。

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登録日:2007年 01月 25日 23:11:33

「現代イラン-神の国の変貌」桜井啓子

1979年のホメイニー師(って言ってることたまにあるよね?)の革命によって、それ以前の近代化路線を捨てたイランはイスラム国家としての道を選び(>密林Com)。
そして正直、ホメイニーさんは若干戦争が得意ではない上、隙がないでもなく国内勢力の取りまとめに苦労するために弾圧に近いようなことも行なわなくてはならないところはあるにはあったんですが(悪い人ではないですが、むしろ強権的ではないから揉める)、しかし一旦滑り出したシステムの現実への適応度は非常に高いというか。純粋に政治能力が高い。
信じられないところから信じられないような成果が上がるところが素晴らしい。
よくよく考えてみたらアメリカが好む政治家って戦争上手いけど政治はいまいちだよね、ホメイニーさんはちょうどその真逆でほとんど宗教指導者の中から台頭、欧米化をしていた国内をイスラム遵守の姿勢に戻してしまい。
しかし事態が行き詰った場合に見せる姿勢は常に妥当なもので、そもそも女性に伝統的なチャドルを着せはしたものの(社会的に後退)、選挙権も参政権も最初から与え、男子と女子の学校は分離したものの女子の就学率を上げ(男女が完全に別けられているから先生も女性な上、服が身体を隠しているので保守的な家庭もそれを受け入れ)、結果家を担う男性よりも高学歴女性が増えた等々の兼ね合いですでに女性副大統領まで出してますww

基本的にアラブ系の国の欧米化ってどっか無理があるものですが(アジア系は徹底アレンジ)、制度は一つであるべきじゃないっていう見事なまでの好例だなぁ。この国。
まあ、イスラム遵守の姿勢から始めたとはいえ、その後時代の要請に合わせて文化としてのイスラム、と地滑りした辺りなどは純粋に時代の変遷を感じますがw
私は恥ずかしいことに、紛争とイスラム国としてしかこの国を知りませんでした。

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登録日:2007年 01月 24日 20:42:04

「カイロ」牟田口義郎

エジプトの大雑把な通史、と探してみたところものすごく分厚い本しか存在せず、、、なんとか頑張って検索してみたのが“世界の都市”シリーズの一冊だったんですが、結果的に大当たりでした、というか、都市が現在の位置として形作られていく経過までを、ということになると自然に国の歴史に触れることになるもんだなぁ(>密林Com)。
エジプトはまあ、古代ファラオの王朝が長く続いた後(制度が同じという意味ね)、イスラムの諸国にわりと順繰りに支配され、欧州からはフランスのナポレオンが来たこともあるような「御しやすき民」だったようですが。別に大人しいわけじゃない。
(なにかあっても市民単位じゃなくて国単位で動くことになるんですが、国単位でまとまっているようなところに無理強いしようったってそもそも上手く行くわけがない。)
基本的に各種支配時期は長いものの、それぞれ尊重せざるを得なかったようです。

でも、一番最近のイギリスは見事に商業主義を発揮しての「スエズ運河>>エジプト」という態度だったもので状況が悪化(フランスは相変わらず計画性ねぇな)、独立の運びとなったようですがその後カリスマ的なナセル大統領、という、ええと、民族の父親的存在である政治家が(アラブ民族皆の、てことらしい)出たために彼のもとで出発。
したものの、イスラエルとことを構えたらなんか異様に強かった、と。
その後、ナセル大統領の死とイスラエルとその向こうの欧米に配慮しながら、という状況は中東国はほとんど同じですね、その形は全く違いますが。
で、外国勢はほとんどないので文化的な保存度は高いものの内部闘争はぽちぽちあり、支配者からの影響も民族混合も、特に押し付けられたわけでなくてもかなりあるようです。
でも、間違いなく文明最古の物が残ってる国ですよねぇ、物持ちいいわ。

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登録日:2007年 01月 23日 17:33:40

「イラク」田中宇

確かアメリカのイラク攻撃(一身上の理由によりこの呼称、まあ、特殊思想というほどではないかと)の直後辺りに本屋でたまに見かけた関係上、この事態の直後に出された本なのかな、と思っていたのですがほとんどその直前(>密林Com)。
出版された時点でことがどうなっているのかまだわからず、しかし、土地の名前に絡む細かいことまで私がわからないながら、かなり正確に進行を予測しておられます。なんというのか、ちょっとくらいは外れてくれれば良かったのに、と思うくらい。
確かに独裁者であり、自身の反政治勢力に対する態度には感心しない部分があり。
国内に多くの問題を抱え、幾度かの戦争を引き起こしながら、しかしそれ以前に一切の長期政権があったことのない国内をアメリカ主導の経済制裁を受けつつも強かに支え、国外へは些か幼稚にしか見えないプロパガンタを繰り返しており。
(その辺は下手だから意味ねーよなー、失笑されるだけだよなぁ、とずけずけ書いておられます、というかたびたびイラク国内から著者さんは怒られているw)

なんでこの国に全国的な戦火が必要だったのか、ということを考えてみて(独裁者の行き過ぎを咎めるという形なら理由はあるとするべきなんでしょうが、アメリカって普段“この程度”だと全然見逃すよねぇ? まあ、別の大統領だと言えばそれまでですが)。
正直、考えるのは止めておきました、国内の中層w ビルディング街、秋葉原のようなジャンク電子街、人種が混じり合うマーケット、貧しいながら元気のいい村落、アメリカの置き土産である劣化ウラン弾に苦しむ子どもたちまで薬が制限されている、と憤る医師。
この本はアメリカ国内は中道派とネオコンと呼ばれる派がせめぎ合いを続け、中道派のパウエルさんが少し妙な(パウエルさん...orzがんばれ)言動をしたというところまで。

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登録日:2007年 01月 22日 14:51:30

「私のニジェール探検行-マンゴ・パークの足跡をたどって」森本哲郎

サハラ砂漠に魅せられた探険家さんの本で(>密林Com)。
ここのタイトルはどちらかというとニジェールという川の名前、北アフリカのマリからニジェール(国名)を通過してナイジェリアに至るサハラ砂漠を、砂漠で生きる民族・トゥアレグの案内者のもとで辿る旅、いや、トゥアレグ以外の登場人物ももちろんぽちぽちあるのですが、読んでみればわかりますが存在感が圧倒的です。
(正直、出てくると森本氏が彼のことばっか語ってますw 気持ちわかるww)
そして彼の今回の旅はイギリス人探検家であるマンゴ・パークという人物の手記、その人物が死んでしまった時、現地の案内人の手でなんとか持ち帰られたメモのような断片、“最後の旅”を再現しようとするもの、なのだそうですが。
マンゴ・パークが生きた時代は主に西欧の国による≪奴隷貿易≫のための現地人の徴用が行なわれており(別の人種である現地人の手で主に行なわれていました)、けれどその“買い手”と同族であるはずの白人の探検家に向けられたのはほとんど売られる寸前の女性たちの温かい同情の手、今に至るまでまるで変わりない民族的な優しさ、自身にそれほど欲があるわけでもなく(探検の果てに命落としてるしねぇ)。
その情景をなんの偏見もなく書いていた彼は、しかし本国の悪口は一言もその記述の中に滲ませていないそうなのです、それどころか、人身売買が仕方ないことであるとまで。それが本心であるかどうかはもう確認のしようもないのですが。

サハラ砂漠はトゥアレグの手によってのみ井戸を見つけ出すことが出来。
彼らは道なき道を岩塩を運び行き来し、そこから追われそうになっては武器を取り、案外、遠い国の闖入者も砂漠の外から来たとしか思っていないのでしょうか。

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登録日:2007年 01月 21日 15:29:38

「ポルトガル史」アルベール-アラン・ブールドン

いわゆる完全な編年体の本というのではないかと思うのですが(中国でのそれは数年単位なんですけどね、これを君主に置き換えての通史)、事件の大雑把な概要しか描かれていないというか、なんっつーか諸外国の影響を受け続けなんだなぁ;(>密林Com
目立つところでイギリスとの間に貿易の優遇措置を受け(相互ね)、イギリスからの綿製品の輸入、ポルトガルからのワイン輸出が盛んに行なわれ、「工業化の道を閉ざしたのではないか」という意見もあるそうなのですが、どうもイギリスへのワインの流通はわりと確立していたもののイギリスからの綿製品は欧州他国の密輸品も横行し。
まー、ぶっちゃけてイギリスは大概周辺国にとっては嫌な国ですが、ことポルトガルに対してはむしろスペイン(隣国)やフランス(その隣国でこの隣がイギリス)との関係が悪いためにポルトガルに対しては多少の優遇措置を取る必要があったみたい。
それよりもむしろ、植民地ブラジルで金が発見され、輸入対価を金で支払うようになったことのほうがよっぽど悪い影響があったのではないのかと。金鉱脈ってよく知られている通りいつまでも持ちはしませんからね、そしてその間に国内競争力は廃れ。

そもそもが長い国境線を共有するスペインの影響を受け続け、時に同一化されそうになりながらも“ポルトガル”としての国境、アイデンティティを保ち続け(どうもそれは民族に由来するそうなのですが)、一番早く植民地開拓に乗り出し、一番遅くまでそこにしがみ付き、その間に国力を疲弊させ続けました。
正直、時に改革を目指す君主が現れはするのですがほとんど花開かず費え。
延々延々と続く記述はいつまで経っても代わり映えがせず、けど、「酷い」君主もいないんだよね、誰が悪いって言うんだろうなぁ、これ。

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登録日:2007年 01月 20日 16:03:11

「アルジェリア近現代史」シャルル=ロベール・アージュロン

アフリカ大陸の最北の国の一つ、ヨーロッパに程近いアルジェリア(>密林Com)。
近代にフランスとの度重なる衝突と、現代に至ってのイスラーム原理主義者のテロルに晒されている安らがぬ土地ではあるんですが(本に載ってませんが今の人は頑張ってる)。
一言で言って「帰れ」としか言いようのないフランス人入植者がいます、いいから帰れ、時々原住民の方たちがフランス本国や、イギリスやアメリカに助けを求めているのですがよくわかります、なんでここまで酷い集団になってしまったのか、という点についての説明はむしろフランス人著者さんであるからこそ難しかったのかもしれませんが。
常に原住民の立場に立っていらしたのは自然だと思います、同国人だと耐えられん!
1830年にトルコ支配の地にフランス軍が偶然に介入、まではよろしいと思います、褒める必要はないけどどっちが悪いということでもない。そしてその時点で実際にその地を支配下に置くつもりがなくて無政府状態になったのもまあ物の弾みでしょう。

が、その後、勢力を盛り返し、そもそも自分たちの生活を連綿と守ってきたアラブ人勢力との戦争はまだしもなんですが、商業的政治的にほんのちょっとでも関わらせると実に負けます、商売しても政治でもなんでも全くフランス系入植民全く勝てません。
(それ自体もまあ、フランスの根無し草を無理に連れてきたんだから仕方ない、けど、イギリスや東欧やアジア系はそれでも突出したのが出てくるんだけど。。。)
そして彼らが叫びだしたのが「我らの自由を守れ!!」という主張、原住民をあらゆる文化的活動から締め出すことでした、どんなに低い地位でも与えると逆転しかねない、という強い認識があったとしか正直見えません。働くのが嫌いだったようです、わかった帰れ。
衆愚政治っていうのかなぁ、これ、マシな人はいるんだけどなぁ、たまに。

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登録日:2007年 01月 19日 14:11:30

「物語 バルト三国の歴史-エストニア・ラトヴィア・リトアニア」志摩園子

“バルト三国”というのはもともと、「政治的に同じ立場にいる国」がWW1の前に連係せずに動いたことを嘆くところから概念が生まれ、まあ要するにソ連邦に組み込まれたのち、その干渉が緩んだ頃にもともと縁のあった北欧の国(エストニアがフィンランドとつながりを保ち続けました)(ラトヴィアはロシア民族が多く、リトアニアは東欧の大国のポーランドと歴史的につながりがります)(まあこの時点でばらばらだね)の力を借り。
ソ連邦の揺らぎの中で最終的に独立を勝ち取った、というもので(>密林Com)。
文化的に昔から一体感があったかというとそんなこともないようです、というか言語も違うし民族構成もばらばらだし、現在はエストニア・ラトヴィアが海外資本を入れて工業化しているのに比べ、リトアニアは農業国である伝統のためか遅れているそうな。
(それが即悪いってことはないと思うけどねー、そもそも農業国であるからこそ、他の国より余裕のある態度を取り続けられたってこともあるし。)

ロシアとの交渉もそれぞれで、ラトヴィアはロシア人を国内に多く抱えて妥協せざるを得ず、エストニアはわりと強気、リトアニアは不凍港であるロシアの飛び地“カリニングラード”への行き来のためにロシアがむしろ友好関係を保ちたがっているのだとか。
んー、ぶっちゃけて、対欧州への態度としてのバルト三国という単位なのかなぁ。
まあ、欧州のみならず世界的にもその意識が強く、バルト三国のことは知られていても若干各国の知識がないのが標準的だったりするそうですが(時々面白ニュースには出てきますw)、ある意味で政治的な宣伝媒体だったとも言えるのかなぁ。
歴史的にドイツ人、ロシア人の影響を受け続けた欧州にとってのロシアの盾。
「物語」とタイトルに付いてるわりにはやたらとシビアな本でしたw

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登録日:2007年 01月 18日 00:05:39

「福祉国家の闘い-スウェーデンからの教訓」武田龍夫

正直、悪い本ではないとは思うんですが後味が良くないっつーか(>密林Com)。
“スウェーデンを極端に美化する傾向”からすると純粋にショッキングな本ではないかと思うのですが、そっからちょっとでも離れてるとこの本自体が鼻に付く。なによりも、スウェーデンを題材に「家庭にいる女性は幸せだ」という話をすべきじゃないでしょう、、、意見そのものが悪いんじゃなくて組み合わせがどっちに対しても失礼だ。
女性の進出分野が限られている、ということと正規労働が少ないということと、移民の地位が高くはない問題が並んでいるとかなり嫌な気分になれます。最終的にどっちの差別もしょうがない、と言ってなくても思ってるのが滲んでるんですよねぇ、うーん。
(ここまでならともかく、戦時下の強制断種手術も結局似た結論が、肯定なり否定なり意見を述べる必要があると思えないので...orz)(一例として紹介だけすればいい。)

永世中立国としての立場を維持するためにプライドや、実際に建て前以外の節を曲げたこと(どちらかへの勢力への国内通過許可や)、兄弟国である隣国を見捨てたこと、そして「揺り篭から墓場まで」のそれ自体は優れた福祉システムのための高い負担。
そのことに対する社会理解まではあるものの、その中で人間の触れ合いを求め、むしろ日本型の老人介護に学ぶべき部分があると言っている部分。あー、確かに先進国同士の中では対極ではないでしょうか、日本が家族負担が一番重いって意味でもあるけど、落ち着きどころが中間ではないか、という意識は自然なものではないかと。
寡黙で律儀な民族性に、プライドが高いわりに自分たちに自信がなく「正確で優秀だが面白くない」と言われてしまうような部分や、自殺率が高く、酒浸りになりやすく。
まあ、欠点も長所もあるのがどの国でもどの制度でも当然ってだけだよね。

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登録日:2007年 01月 17日 22:26:15

「レバノン-アラブ世界を映す鏡」小山茂樹

中東地域で今まで多少はまとめて読んだのが、イスラエルとレバノンのみなんですが、シリアやクウェート、イラン、イラクのように時にイケイケではない分(サウジアラビアとエジプトが調整役かな)、近年国内外の方針が「イスラエル怖い」で固まっているようです、、、なにした一体。唯一キリスト教徒が少数派ではない中東の国で(>密林Com

放任主義の市場経済、「ぶっちゃけなんでかわからんけど上手く行ってるからいいんじゃね?」という経済学者の言葉があるらしく(素敵な学者だな)、都市ベイルートは条件の良さから中継貿易の拠点として発達、しかし他国の妨害によって徐々に利益は目減り。
国内のキリスト教マロン派、イスラム諸派との共存が上手く行ってたんですけどねぇ、イスラエルとの紛争以降、揉めっ放し、、、とはいえ別にイスラエルの“せい”ではないのよね、パレスチナ難民の流入とキリスト教徒よりイスラム教徒のほうが人口増加率が高いこととが関係して国内のマロン派の比率が下がり続け、それに対応した制度に変更されないことによる内紛が起こり続けている、といった調子です。
街でIDカードを提出させ自分と違う派の場合、惨殺される、というような極端な事件はまずこの国でしか起こらないだろうと言われているんですが、長年の共存状態がそう簡単に解消されるわけではなく、感情が先走っているようにも思えないでもない。
で、揉め続けてるとイスラエルが警戒するからってシリアが国連(仲良くないですよ)と組んでやって来るし。多分、もっとも間接的な影響を受けてるのはこの国かなぁと。

しかもまあ、イスラエルが“アラブ・ボイコット”としなかった場合は、イスラエルが中継貿易の拠点(こっちのが地の利が高い)になっていたろう、とも語られてます。
悪もだけど、善も外からやってくる国なんかなぁ。

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登録日:2007年 01月 16日 20:55:49

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プロフィール
紅夜
(女)
世界が平和じゃないとご飯の味が落ちてしまいます!!
(という感じのネタっぽいのに変えてみました。)
今年の目標は目指せ食料自給率あっぷでお願いします(とりあえず自分のこと棚上げるし)。
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