2007年 08月 03日

「アジアの隼」下、黒木亮

アジア通貨危機(1997年)の経済混乱の中で、成長も突出も著しかった、、、著しすぎた“ペレグリン”(>密林Com)がまずその渦に巻き込まれ(財務管理の人の泣き言に聞く耳持ってたらねぇ、その後、一人だけ優遇されてたって理由わかるよ)、そして欧州や日本も含めたアジア系の本の主な舞台となっていたベトナムからも資本が引き上げ。
アメリカ系のどっか粗雑な資本だけが今はその地を我が物顔で歩くそうですが。
日本の主人公も、同じく別の方向から責められて取り付け騒ぎが起きまして。
ベトナムどころではなくなってしまって、ほとんど自分たちが中心になってまとめた堅実な政府主導の発電所を安値で売り払うような嵌めに(作中では敵対者の企みってなってましたけどねw 多分これもあって架空の銀行ってことになってるんだろうな)(巻末に参考文献とか載っててモデル銀行はモロバレなんですよ、ほぼ状況同じだし)。

んでも、さんざベトナムに「酷い目」に合わされて撤退した日本人たち。
(この一連の騒動はともかく、とにかく無秩序なんですよ、すぐたかられて。)
なんか引き上げてみると皆一様にベトナムを懐かしがるんですよ、そもそも主人公がベトナムに行ったのだってそう勧められたからだし。そして実際には関われなかった建築計画の竣工に呼ばれて行くと「貴方のおかげだ」とお礼を言われるわけですよ。
日本系の、腰は重いけどお互いに信用してから! という甘っちょろい態度を信用してくれたんですよ(負けたけどー!)。別にそれはそれでいいんだと思うんだよね、と言うんですよ、まあアジア系全般がそういう傾向なんですが、それが行き過ぎると賄賂が横行するからなぁそれも大概ですけど、キリがないしあれも。
クインという美しい女性がベトナムを表すのだとしたら、未来は暗くはないのかなぁ。

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登録日:2007年 08月 03日 23:57:27

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