2007年 09月
≪長野・建築ツアー≫#2 IIDA・KAN(安曇野市・槇 文彦氏設計)
ベアリングっちゅー、要するに歯車の摩擦を少なくする会社の敷地内にある美術館。
ぶっちゃけて飾ってある油絵(よりも彫刻で有名な方なよーですが、飯田善國氏の名前を取って飯田館)(社長がお好きなんだそーですよ)よりも建物のほうが面白いというか、一見地味なんですが妙に面白いです(公式Web)。
一見で面白いのは研究棟、機密性を高めるために壁の一面と天井部分が一体になっていて、屋根部分が流線形というか、見事なカーヴを描いていて母は「宇宙人の基地」、私は「かぱっと割れて怪獣が」と言ってしっぶい顔させてしまいました、ごめんなさい。
しかし、それがまた微妙に斜めに傾いでいて、通常の壁であるはずの前面と背面がそれぞれ角度の違う傾きをしているのは必然性はないでしょうと。よく見ると美術館も直角のほとんど存在しない奇妙な角度で、屋根も傾いているので(二つの四角を組み合わせたような形なんですが、その二つの建物の傾斜すら違うという)、折り合いよろしく少し平地より多い降雨量を凌ぐのに役に立ったそーですが。
そもそもが敷地が斜面というのはわかるんですが、敷地内の道が左右のカーヴが違っていて結果太さがあれやこれやと違うのは別にそのせいではなかろうと。あと、なんでところどころ膨らんでるんですかと。なんで池は明らかに半端な深さ止まりなんですかと。
あと、守衛所はちょぴっと片側浮いてます。
斜面だからね、うん、珍しくもないんですけどね、しかしここまでくると若干疑いたくなる気持ちはわかって下さいと。
確かにコンセプト通りとても明るいです、が、落ち着くかというと疑問。
アヴァンギャルドです、予約の上、来場年中無休だそーですヨ。
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登録日:2007年 09月 30日 12:51:41
≪長野建築ツアー≫#1 安曇野ちひろ美術館(松川村・内藤 廣氏設計)
デザインのコンセプトはと聞かれた時だったか「地下に埋めたい」とわりと真面目に答えてられたのは、大変に風光明媚な奇麗な土地だったからなんでしょうが。ちょっと高台に位置していて、高台の下から見ると背景に山があり。
まあ、その気持ちがわからないでもないけど「地下は高いので」というのが本音でしょう。なのでせめて個人の住宅のサイズを横に連ねたような建物を幾つか並べ(上手いことくっ付いてて接続部分はわかりにくいんですけどね)、全て平屋(公式Web)。
屋根の形はちょうど山と重なるように作られ、色は夕暮れに染まる山の色。
そして屋根の端を直接コンクリートの壁に接合してしまうことで、屋根を押えているのだというウルトラC工法って言ってるのは私に建築の基礎がないのでよくわからないんですが。床は土地のカラマツで、よく反る木なので業者さんが一年一回手で押えて直してくれているのだというかなり贅沢な話。
東京の岩崎ちひろ美術館程度の集客を見込んでいたらその4倍。
年間20万人の来場があったのはかなり計画外だったようで、数年後に別館が出来ましたが、気持ちはわからないでもないですね。入場料800円だかなんですが、ここなら出してもいいかもって思うし。
エントランスに入っていくとその目の前が中庭になっていてガラス張りの向こう側に、美術館の中がほとんど全て見えるようになっていて、狭いようにも思えるんですが中の展示スペースは数が多く。絵を飾る展示スペースを完全に隔離することによって、それ以外の部分に絵を痛めてしまい兼ねない光や風を取り込むことに成功。
冬季は閉館するそうなんですが、結構本気でお勧めです。
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登録日:2007年 09月 29日 01:48:47
シンポジウム『景観とまちづくり 安曇野の未来を考える』
翌日の建築ツアーと松本大学で行われたシンポジウムに行きました(公式Web)。
私は東京(育ったのは東海)の人間なのですが「安曇野」というのはピンとくる地名ではなく、ただ、知らなくても美しい響きだな、と思うというか、んー、偏見かもですが横浜とか軽井沢とかの実際の地名とは少し違う範囲の方らの共通の地域というか。
実はちょっともともとの人種が違うというか、律令制時代(平安の前かな?)に“安曇”と名付けられたのがその由来なのだそーですが、その当時すでに九州から来た海洋民族・安曇族が元になったのだとか。
母上の言う、そういえば顔立ちが違う、というのはともかくとして、もと「海の民族」であることにはなんとなく納得いっていた方もいたような。
基本的には話の中心は建築であって。
その問題はなにも長野という地方に特有の問題でもなく、西洋と日本の対比としてよく取り上げられるというか、規制の有無は確かにあれど、家の外側はパブリックという意識が日本人には欠けているというか(西洋でも内側は個人のものだそうで)。
高さ規制はともかく、外装に文句付けられたらむっとする人が多いのかも。
とはいえ、観光に力を入れるつもりの安曇野という地ではまた少し話は違い、メシの種、観光地型の美術館に活路を見出しておられたのですが、実際、安曇野ちひろ美術館は都内のいわさきちひろ美術館の約4倍の入場者があり、それがなんで、ということを考えると、土地の雰囲気も込みで来るのでは、と言っておられ。
町ぐるみでほんの少しくらいずつですが、景観を整えたりしてるんだよと。
≪景観法≫(2004年)なんかがちょっと面白かったですね。
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登録日:2007年 09月 28日 11:25:34
『スーパーストームの真実』3)巨大嵐が大都市を襲う
一番最後の最後まで見終わってから「BBC制作か?!」と驚いた間抜けなわけですが、だってドラマとあんまり連動してたもんで、、、どちらかというと、BBCが作ったこのドキュメンタリーを元にドラマを作ったということなのかなぁ(そのほうが正しいな)。
えー、BBCはイギリス、ドラマは日米合作なんですが。
NHKってなにをしたのかしら? と思ってたんですが、CG関係かな?
とはいえ、街の破壊風景なんてのはアメリカ担当じゃないかなぁ。
(ミニチュア技術を『三丁目の夕日』グループが持ってたりするけど。)
NYはハリケーンの進路から外れ、数十年に一回しか来ないとはいうのですが、しかし来ると街の備えが全くなってないから避難は3日掛かるわ、高潮(ハリケーンが海面を持ち上げる現象、上陸の時に若干陸の内部まで一緒に連れてくる)が来たら逃げる高い場所なんかないわ、高潮から逃げようと高層ビルに入れば今度は窓ガラスに向って強風が叩きつけられ、中に吹き込めばガラスが刺さり、外に吸い出されたら放り出され。
挙げ句の果ては外にいるとガラスが一面降り注ぐという。
しかも現状の技術だと予測が40~100kmも幅があり。
避難の完了する三日前なんてハリケーンのハの字もない時に「逃げて!」と言われても誰も信じるわけもなく、しかも人数多すぎて死人も覚悟しなきゃならんだろうと。
そして地球温暖化の影響かどうかは置いといて、年々威力が上がってるよと。
その上、それはなにもNYに限らず、全ての大規模都市が多かれ少なかれ抱えていることなのではないのかと番組は淡々と告げるわけですよ。
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登録日:2007年 09月 27日 02:58:32
『スーパーストーム』3「NY直撃を回避せよ」
マイアミに来る巨大ハリケーンの進路に人工的に低気圧を起こして進路変えようとしましたらば(180度とかはどう頑張っても変えられないもんで)、その場に予測にない天然の低気圧が発生、計算しなおしだなー、と言ってたらば研究者組織の押えの人間が切れ。
「30分で計算するか今のままだ!」と言い放ち。
もともとまだ研究途上で躊躇っていた上、高圧的な態度を取り続けられてぷちっと切れたメイン研究者さんがコンピュータをぶった切り。しかし実験は強行にそのまま実行され。
まあ、ぶっちゃけてNYに行っちゃいましたよと。
ずっとハリケーンの来訪がなかったもんで、マイアミに来る時よりはスケールダウンしていましたものの、マイアミ以上の被害が出ること必至。しかも唐突で人工的な進路変更だったもので避難の勧告すら間に合わない、という中でもう一つの実験、≪ストームヒューリー計画≫による威力の縮小ではなく、進路の変更効果に掛けることにした面々。
今度は自分たちのいる地域を襲う確率はありますものの、やんないよりはマシと。
しかし天候予測ソフト製作者は口悪いけど、頼りになるな!
で、1話からずっと研究者・サラが受けていたインタビューの正体が知れるわけですが、明らかに事実の隠蔽しようとしていた意味も判明するわけで。
NYに来たハリケーンは情報を流した研究者助手、子どもの待つ家に戻ろうとした父親。研究所そのものを襲って重体者二人を出したわけですよ。
いくら仲間が全滅しててもサラ意思弱いよサラ...orz
あー、“結論”が出されないままなのか、、、そうか。
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登録日:2007年 09月 26日 17:19:14
『スーパーストームの真実』2)神のごとく気象を操る
さっくり言うと“雲の種まき”を軍事利用。
もしくは大都市への被害を軽減させるために近隣国に被害を押し付けてしまったことがあるんだよん、という内容だったんですが「自分たちのやっていることが攻撃とすら思われない」というのがやっぱりこの一連の流れのキモなんじゃないのかと。
んなわきゃねーだろ、バレるだろ、という結論でよいのかしら。
(被害が少なかったらわかんない気もしないでもないけど、そんななら最初から言っておけって感じだよね、だって隠す理由がないわけだし。)
まあ、もっとぶっちゃけるとベトナム戦争の時に米軍が軍事利用させてバレたのと。
チェルノブイリ原発事故の時に首都モスクワに向う放射能を含んだ雲をその手前、ベラルーシでもって雨にして降らせてしまったんだよ、というのが紹介されてました。残留放射能がなんぼなんぼでも多いことと、その雨の直前に空を飛ぶ飛行機が見られていたことと。
その声を受けて名前を公表して一人、匿名で一人が「やりました!」と言い出したことで、概ねやったんじゃねぇのかという方向で固まってきてますが。どうもせめて当時、作戦の直前にそのことを知らせていてくれれば放射能への構えが全く違ったのに、としか言い様がないらしいのが社会主義の国なのかなぁと思わないでもなく。
それともモスクワが被害にあうよりはってやっぱり考えてしまうんでしょうか。
神のように気象を操ろうとしても、その被害は余所の場所に。
しかも本来よりもはるかに大きな形で現れるのだとしたら、それはまあ、掛け値なしに怖い武器であるし。良心的な科学者が二の足を踏む理由もわかる気がします。
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登録日:2007年 09月 25日 11:36:05
『スーパーストーム』2「隠された“誤算”」
ストームヒューリー計画か! というのはどっちかというと『真実』のほうの話なんですが、どうしても現実にあった実験計画の名前が思い出せなかったんですが、へー、そのまんま名称を使用したのか。もちろん、対としてドキュメンタリー番組まで作ってるんだから問題があるとも思いませんが。
こちらが「雲の種まき」計画のほうで、作中では7人の被害を出した実験。
メソ乱流、という竜巻に似たものが複数登場し、コンピュータの計算すらぶっちぎってしまった自然にも起こりうる現象ですが、実験との因果関係は立証できないとしても明らかでしょう、その結果に女性研究者は落ち込み(嫌がってたからなぁ、助手)。
しかし、嫌味な予測ソフト作成者は(名前覚えろよ)、その実験データからもともとの目的とは違う“進路の変更”という結果を導き出したわけですが。
うん、口は悪いけど味方だとむっさ頼りになるな、悔しいですが回転速いしメンタル強いし、間違ってたらはっきり認めるところとか潔いというかなんというか。
ところがサラは(ストームヒューリー計画の研究者ね)、祖父に会いに行って軍事利用の可能性を示唆されてしまい、またひよひよっと。メンタル弱ーっ。
そして、炭素を撒き、ハリケーンの進路を変える、という計画(これは現実ではまだ理論のみ)(とか言ってるけどどうかな)(ってをい)を持っていた二人組の研究者のほーは、なんというか、結論を焦るボスに尻を叩かれ。どうもこう、見切り発進。
とはいえ、想定外の低気圧の出現にて意見が別れ、計画から手を引いたところ素人だけで実験を始めてしまい、最悪の事態、、、NYに直撃の可能性を招くことに。
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登録日:2007年 09月 24日 01:54:34
『スーパーストームの真実』1)巨大嵐の進路を変えろ
ハリケーンの真ん中に目ってのがまずありまして、その周囲に目の壁。
そしてその目の壁の周囲に、水蒸気を多く含んだ非常に低音の層がありますわけで、そこにヨウ化銀、という雪の核になるための物質を投入しようというのが現実にもありました計画要素(全ての雲は雪から出来てます、雨は雪が溶けたものですヨ)。
そうするとその層が凍り。
どうもこう、どこぞの中間説明者はそれによってハリケーンに影響を与えると信じてはったようですがまだ早い、凍ることによって熱を発散(そうなんだよ、理屈わかんないけどそう言われてるんだよ)し、目の壁の周囲にさらに高エネルギーの壁を人為的に作りましょうというのがその目的。
その“人為壁”によって目の壁を圧迫しましょうよ~、というのが目的。
上手く行くと目の壁のエネルギーそのものが外側の人為壁に吸収され、すごく簡単に言うと目の壁が「大きく」なります。大きくなると破壊力が落ちるのですわ、というかハリケーンが消えるのは大きくなっていった結果だったりするわけです。
で、まあ、失敗要因は(現実では数回目の実験であって計画が中止になった件ですね)はドラマの2話に任せるとしましょうか。
あと、炭素の粒を大気中に撒き、一時的に太陽光を吸収させることで温度を上げ低気圧を発生させ、ハリケーンの進路を大陸から逸らせるという理論も紹介されてましたがこちらはまだ実験前だそうで(低気温が進路に影響与えるのは事実、つーか日本付近でぐにゃぐにゃ曲がるのはそれでか)。
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登録日:2007年 09月 23日 00:30:54
『スーパーストーム』1「ストームシールド計画・気象を操作して巨大嵐と闘う科学者たち」
海外ドラマ(日本に入ってくるのはほとんど米国産、というか私が想定してるのは米国ドラマですね、実際)はコメディ展開は本当に素晴らしいと思うんですが仲間内でやったらめったら恋愛事情がこんがらがるのだけはどうにも慣れないというか。
いや、元不倫相手が一件と、新しく入ってきた女の子に「恋人いるかな?」というのは全然許容範囲なんですが、自分の上司に鼻の下伸ばすのもありなんですが。
よし気象コントロールの番組か! と身構えてたら思い切り喧嘩を前面に出さないで下さいというか、嫌味系もまたやたらと噛み付くしなぁ。まあ、そのくらいドラマ補正しないと話に付いてきてくれないというだけかもしれないんですが。
内容的には面白かったです。
異常気象というか地球温暖化と関係があるのかどうなのか(いや知りません、この辺の事情って関係要素多すぎて判断は素人の手に余る)、ここのところ年々酷くなるハリケーン? 竜巻? 台風? いや、竜巻は違うって言ってましたっけ。
まあ、わかりやすいので台風って言いますが、その被害を少なくすることが集められた気象の研究家たちに与えられた命令なわけなんですが。
すでに二世代、彼らの祖父世代にそれを試みた人がおり。
けれど彼は詐欺師呼ばわりというか、詐欺師っていうか、、、本気にされず笑われていたというか、まあ、それが女性研究者の実の祖父で、彼女は祖父の理論が正しいことを証明しようと懸命になっています。
理屈的にはそんなに荒唐無稽でもないんだけど、なんでああ嫌味言われるかなぁ。
試す価値は充分あるというか、少なくとも変化は出るって素人でも思うのに。
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登録日:2007年 09月 22日 16:01:51
『美の巨人たち』耳鳥斎(松屋平三郎)「別世界巻」(日本)
耳鳥斎(にちょうさい)
(1751?-1803頃、要するに生没年不明)
謎というより、上方・大阪の芸術そのものが美術史から外されてしまい。
そのために昔は北斎と並び称されるほどの人気があったらしいというのにとんと人々の記憶から薄れ、忘れられた存在であったとも言われるのですが、まあ、本道に乗っからなかったのはわからないでもないというか。
漫画だよな、どっからどう見ても漫画の系統ですな。
いわゆる鳥獣戯画の少しあと、最近の人だと(数世代前を少しとか最近とか言うと紛らわしい)、岡本太郎のお父ちゃんが漫画の源流だと言われてますもので、彼らに影響を与えたのだというと、まあまさしく現代の代表的な娯楽の元祖となるような。
要するにまあ、点目がいかんと思うんですよ。
口をぱかっと開けて悲鳴を上げる寸前だとしても、目が点だと笑ってるのと区別つかないんですよ、大根と一緒に煮られる寸前の役者なんか絶対嘘泣きですよ。煮られてるほうは絶対喜んでますよ、大根のせいで温いんじゃないでしょうかアレ。
各種職業の地獄、というのを大絵巻で展開しているわけですが。
駄目なんですよ、地獄絵はこうでなきゃ! とかそこに恐ろしさを感じて、とか説明は入るんですが無理ですよ、だって笑ってるもんなんか。どっちかというと、理不尽なことさせられる時のこと思い出すんじゃないでしょうか。
そしてまあ、生き地獄だとしても、我々は案外笑うくらいしかないと。
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登録日:2007年 09月 21日 15:59:00
- プロフィール
- 紅夜
- (女)
- 世界が平和じゃないとご飯の味が落ちてしまいます!!
(という感じのネタっぽいのに変えてみました。)
今年の目標は目指せ食料自給率あっぷでお願いします(とりあえず自分のこと棚上げるし)。
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