2008年 06月

サイクロン取材のビルマ人女性ジャーナリスト起訴される

「国境なき記者団」、ミャンマー軍事政権のジャーナリスト拘束に抗議

【6月18日 AFP】「国境なき記者団(Reporters Without Borders)」とミャンマーの亡命ジャーナリスト団体「Burma Media Association」は17日、ミャンマーの軍事政権に対しジャーナリストの自由な行動を認めるよう求めた。

 同国では13日、サイクロン「ナルギス(Nargis)」の被災者に救援物資を渡したスポーツ編集者のZaw Thet Htweさんが逮捕されている。両団体はHtweさんの拘束を非難し、国際社会の仲裁を求めた。(c)AFP

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 The New Era Journalの報道によると、サイクロン被災者の取材をしていたビルマ人女性ジャーナリストが25日、国家秩序を乱した罪で当局によって起訴された。
 起訴されているのは、ミャンマー国内で発行されている経済専門週刊誌Ecovisionの記者エインカインウーさん。サイクロン被災者が6月10日、ヤンゴンの赤十字国際委員会(ICRC)と国連(UNDP)事務所に嘆願に訪れた際、取材していたエインカインウーさんも拘束された。彼女の家族に近い人間の話では、エインカインウーさんは25日にヤンゴン市内のタムエ区裁判所において505条B項で起訴されたという。505条B項は、噂や報道で国家秩序を乱した罪で、最長2年の禁固刑に処することができる。
 ミャンマー軍事政権当局は、サイクロン被災者を支援していたメディア関係者の拘束を続けているという。6月16日には、ミャンマー・トリビューン発行人のアウンチョーサン氏、6月13日にはスポーツ誌First Elevenの元編集者ゾーテットウェー氏、6月4日には作家や喜劇俳優のザガナ氏が拘束されている。
 また、Mizzimaの報道によると、国民民主連盟(NLD)事務所を訪れた韓国人女性ジャーナリストLee Yu Kyongさんが22日、ミャンマー当局によって国外退去させられたという。

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登録日:2008年 06月 25日 22:52:27

アウンサンスーチー女史、自宅軟禁下63歳の誕生日

スー・チーさん63歳の誕生日、支持者7人が身柄拘束される

【6月19日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんは19日、軟禁状態に置かれたヤンゴン(Yangon)市内の自宅で63歳の誕生日を迎えた。
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(c)AFP

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 ミャンマー民主化運動指導者アウンサンスーチー女史は19日、自宅軟禁下、63歳の誕生日を迎えた。ヤンゴン、バンコク、東京など世界各地で、支持者らが、アウンサンスーチー女史の解放を訴えるデモを行なった。
 ミャンマー軍事政権当局は、ヤンゴン市内の国民民主連盟(NLD)本部前でスーチー女史の解放を訴えていたNLD関係者ら10数人を拘束したという。
 スーチー女史は2003年5月30日のディペーイン事件をきっかけに拘束され、現在まで自宅軟禁に置かれている。
 今の状況はいうなれば、5年前に暴力夫の家を離れ、旅に出た妻が、旅先で出会う人々に大人気を博し、嫉妬した暴力夫が人を使って妻を襲わせ、自宅に連れ帰り、そのまま現在まで監禁しているようなものだ。

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登録日:2008年 06月 19日 23:51:30

モーラミャインに300体のサイクロン被災者の遺体流れ着く

 AFPの報道によると、ミャンマーのイラワジ・デルタ地帯を襲ったサイクロン「ナルギス」で亡くなった人たちの遺体約300体が、約160km離れたモン州モーラミャイン市近くの浜に流れ着いたという。
 モーラミャインに近いチャイカミ・ビーチやセッセ・ビーチで地元の漁師が見つけ、当局が埋葬したという。遺体は腐乱していたが、多くが女性だったという。遺体は、イラワジデルタからマルタバン湾を渡って、遠く離れたモーラミャインに流れ着いたと思われる。
 モーティーズンのブログによると、ミャンマー人のボランティアの人々が、イラワジ・デルタ地帯に放置された遺体を回収し、埋葬しているという。

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登録日:2008年 06月 15日 23:39:12

ヤンゴンの国連事務所に直訴した市民2人をミャンマー当局が拘束

 BBCビルマ語国際放送の報道によると、ミャンマー・ヤンゴン市の市民約30人が10日、サイクロン「ナルギス」被災者への支援を求めて、ヤンゴン市内の国連事務所に直訴に訪れ、2人が当局に拘束されたという。
 30人はまずヤンゴン市内の赤十字国際委員会(ICRC)事務所を訪れて、被災者への支援を訴えた。ICRCは訴えを聞いてくれたものの、支援の約束は得られなかった。その後、国連事務所前に行ったが、門前払いされた。その後、警察当局がやって来て、2人を拘束したという。拘束されたのは、スースーという女性とアウントゥという男性。ヤンゴン市ボタタウン区の警察署に連行されたという。
 別のビルマ筋の情報では、ヤンゴン市の住民約200人が10日午前にICRC事務所前に集まり、救援を訴え、彼らを支援していたチョーチョータンとエインカインウーの2人が拘束されたという。
 毎日新聞は、国連の11日の発表として、240万人の被災者のうち100万人が未だに救援物資を受け取っていないと伝えている。

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登録日:2008年 06月 11日 23:02:10

元ミャンマー軍情報部幹部、タンシュエ命令による大量虐殺を告発

 2004年のキンニュン首相更迭後、アメリカに亡命した元在米ミャンマー大使館公使で元軍情報部員のアウンリントゥッ氏が、Voice of Americaのビルマ語番組のインタビューで、軍事政権トップのタンシュエ議長の命令で行なわれたミャンマー国軍による住民虐殺について告発した。
 アウンリントゥッ氏によると、1998年5月、タイ国境に近いミャンマー南部クリスティ島の住民59人全員を軍が虐殺したという。殺害命令は、国軍総司令官のタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長から出されたものだったという。殺害された59人の中には3歳の少女も含まれ、銃殺されて埋められた場所を掘り起こせば、確認できるはずだと語った。
 また、その数日後には、ヤカイン州からタイ国境に向かっていたタイ漁船の乗員22人を殺害し、船を沈めたという。
 アウンリントゥッ氏は、こうした軍による超法規的処刑は1997年頃からシャン州、モン州、カレン州、タニンダーイ管区などのグレーゾーン(完全にミャンマー軍の支配下に置かれていない地域)で行なわれてきたと語っている。
 アウンリントゥッ氏は、これまでメディアのインタビューを受けることはなかった。サイクロン「ナルギス」被災後の軍事政権の対応に我慢ならなくなり、告発に至ったという。

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登録日:2008年 06月 08日 14:34:32

サイクロン被災者支援のコメディアン・ザガナをミャンマー当局が連行

ミャンマー政府、支援物資は「滞りなく」配布 順調な被災者支援を強調

【6月3日 AFP】ミャンマーを直撃した大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」の被災者支援について、国連(UN)が被災から1か月たった現在も約100万人が何の支援も受けていないと主張していることに対し、ミャンマー政府は3日、援助物資は「滞りなく」配布されていると強調した。
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(c)AFP

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 ビルマ語メディアの報道によると、ミャンマーでサイクロン被災者の支援を行なっていた著名なコメディアン・ザガナ(Zarganar)を4日夜、ミャンマー当局が自宅から連行したという。ザガナ氏は、サイクロン「ナルギス」の被災地支援を非常に早い段階から支援してきた。全く支援が届いていなかった場所へも支援を行なってきた。
 ザガナ氏は度重なる弾圧にも怯まず軍事政権を批判する発言をしてきた希有な人物。最近もBBCのインタビューで「未だに何の支援も届いていない被災者たちがいる」と語っている。

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登録日:2008年 06月 05日 11:29:06

サイクロン「ナルギス」のミャンマー直撃と地球温暖化の関連性

暴風雨の大型化は地球温暖化のせい? 別れる専門家の見方

【5月8日 AFP】2005年、ハリケーン「カトリーナ(Katrina)」が米メキシコ湾岸を壊滅させ、前年はアラビア半島(Arabian Peninsula)を大型のサイクロン「ゴヌ(Gonu)」が襲った。
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(c)AFP/Richard Ingham and Anne Chaon

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 ヤンゴン郊外で、6月1日に竜巻が発生したという。
 最近、ゴア元米副大統領の映画『不都合な真実』を観た。科学的データを示しながら、地球温暖化による異常気象が確実に進行しており、その原因をつくっている私たち人間が手を打たなければ、地球は失われてしまうと警告している。
 これを観て、ふと考えてしまった。
 死者・行方不明者約13万人という未曾有の大災害となったサイクロン「ナルギス」。これまでミャンマーにこれほどの巨大なサイクロンは来なかった。そのため、ミャンマーの人びとは何の準備もないまま、この巨大サイクロンの直撃を受け、ミャンマー史上かつて経験のない大災害を被った。
 サイクロン「ナルギス」はどうしてあれほど巨大化しミャンマーを直撃したのだろうか。
 もし、このサイクロンの発生と進路の変化に地球温暖化が関係しているとすれば、温暖化を進める二酸化炭素を排出する、地球上のすべての人々に関係があることになる。
 被災者支援が十分に進まない中、被災地における被害が新たに発生する、軍事政権による「人災」を懸念する状況下、地球温暖化による「人災」の可能性を指摘することは時期尚早かもしれない。しかし、こうした視点からの専門家の分析をぜひ聞いてみたい。(写真:Soneseayar ヤンゴン郊外で発生した竜巻)

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登録日:2008年 06月 02日 02:02:45

ヤンゴンからサイクロン被災地まで26カ所の検問所

ミャンマーのサイクロン被害、進まぬ援助活動に非難高まる

【6月1日 AFP】ミャンマーの大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」の被災者救援で、人権団体などは軍事政権に対する非難を強めている。
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(c)AFP/Hla Hla Htay

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 ヤンゴン市民の話によると、ミャンマー軍事政権当局は、ヤンゴンとサイクロン被災地をつなぐ道路に多数のチェックポイントを設置して検問しているという。
 ヤンゴンから2時間半ほどの距離にあるエーヤーワディ管区デーダイェ郡までの道には、26カ所の検問所があったという。あまり車も通っていないという。被災地に入ることを嫌がる運転手が多く、篤志家らは救援物資を届けるための車を手配することに頭を悩ませているという。
 最近、ミャンマーの国営新聞には下記のようなプロパガンダが追加されている。
 サイクロン被災者への寄付は
 誰でも寄付することができます。
 誰にでも、どこにでも寄付することができます。
 ただし、きちんとしていない寄付や国家と民族の尊厳を傷つける行為は慎むようにしてください。

 このようなことをあえて書くのは、実際はそうではなかったからではなかろうか。検問の体制が整ったのでいらっしゃいということか。(写真:Lun)

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登録日:2008年 06月 01日 22:22:46

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赤津陽治(Yoji Akatsu)
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