2008年 06月 08日

元ミャンマー軍情報部幹部、タンシュエ命令による大量虐殺を告発

 2004年のキンニュン首相更迭後、アメリカに亡命した元在米ミャンマー大使館公使で元軍情報部員のアウンリントゥッ氏が、Voice of Americaのビルマ語番組のインタビューで、軍事政権トップのタンシュエ議長の命令で行なわれたミャンマー国軍による住民虐殺について告発した。
 アウンリントゥッ氏によると、1998年5月、タイ国境に近いミャンマー南部クリスティ島の住民59人全員を軍が虐殺したという。殺害命令は、国軍総司令官のタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長から出されたものだったという。殺害された59人の中には3歳の少女も含まれ、銃殺されて埋められた場所を掘り起こせば、確認できるはずだと語った。
 また、その数日後には、ヤカイン州からタイ国境に向かっていたタイ漁船の乗員22人を殺害し、船を沈めたという。
 アウンリントゥッ氏は、こうした軍による超法規的処刑は1997年頃からシャン州、モン州、カレン州、タニンダーイ管区などのグレーゾーン(完全にミャンマー軍の支配下に置かれていない地域)で行なわれてきたと語っている。
 アウンリントゥッ氏は、これまでメディアのインタビューを受けることはなかった。サイクロン「ナルギス」被災後の軍事政権の対応に我慢ならなくなり、告発に至ったという。

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登録日:2008年 06月 08日 14:34:32

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