サイクロン被害 イラワジデルタの村「4,000人中200人のみ生存」

BBCは、サイクロンに見舞われた際にヤンゴン市で撮影された映像を公開している。ヤンゴン市中心部のトレーダーズホテルの中から3日朝に撮影されたものと思われる。風雨のすさまじさが分かる。
ニューヨークタイムズが作成した図によると、サイクロン「ナーギスNargis」がヤンゴン市を通過したとき、風速は36メートルだった。最初に上陸したエーヤーワディ管区南西部のハインジー島やラプッタ郡では風速54メートル、その後に通過したボガレーやピャポンで風速44メートルであり、ヤンゴン以上の強い風雨に見舞われた。サイクロンはデルタ地帯の河口に近い地域を縫うように進んでいる。この地域の人々の多くは、竹や木で立てた簡素な家に暮らしている。
BBCビルマ語国際放送は、エーヤーワディ管区のラプッタ郡の状況を伝えた。
ラプッタ郡出身の国会代表の話では、町に避難してきた村民に尋ねたところ、その村では「4,000人のうち200人ほどしか生き残らなかった」と話したという。家が浸水したため、屋根に登ったところ、激しい風雨と高波で落とされ、木などにぶつかり、体中を負傷していた。ラプッタ郡には約560の村があり、そのうちの約320村が大きな被害を受けたという。人口は10万から12万人という。町に避難した人々は、食料、水、治療をじゅうぶんに受けられないままでいるという。
ミャンマー政府はラプッタ郡での死者を約1000人と発表しているが、ラプッタ郡からモーラミャインチュン郡一帯で数万人規模の死者が出ている可能性がある。
ラプッタ郡には、56のVillage Tractがあり、1つのVillage Tractは約10~12村で構成される。30以上のVillage Tractに大きな被害が出ているという。
大量の水が襲い、多くの人が水にのみこまれ、溺死したという。助かった後に、毒蛇に咬まれて死んだ人もいるという。
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登録日:2008年 05月 07日 00:01:07
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