ミャンマー・サイクロン被害 デルタ地帯ラプッタ郡住民の証言
インド気象庁、ミャンマー政府にサイクロン情報を48時間前に提供
【5月7日 AFP】2日夜から3日にかけてミャンマーを直撃し死者2万2000人以上、行方不明者4万人以上を出している大型サイクロン「Nargis」に関し、インド気象庁(Indian Meteorological Department、IMD)は6日、ミャンマーに対しサイクロン直撃の48時間前に警告していたことを明らかにした。
≫続きを読む…
(c)AFP/Pratap Chakravarty
ミジマやイラワジは、サイクロン「ナルギスNargis」で大きな被害があったとみられるエーヤーワディ管区ラプッタ郡のNLD党員の証言を伝えている。
男性は、国民民主連盟(NLD)ラプッタ郡支部の副議長で1990年の選挙で当選したエーチュー氏。ミャンマー政府がラプッタ郡での死者を約1,000人と発表したため、現状を伝えるために5日にラプッタからヤンゴンに来たという。
エーチュー氏の話によれば、ラプッタ市中心部でも水は腰ほどの高さまで浸り、町はずれでは胸くらいの高さがあったという。
「町の南部、海とつながっている地域の状況は最悪だった。大きな川が3つあり、その近くの村はすべてなくなった。水の高さが15~20フィート(約4.5~6m)あり、人々は家の屋根に避難したが、強風と高波で家がつぶされ、多くの人がのみこまれ亡くなった。4~5千人の村で生き残ったのは300~400人だった。ピンサルー村、ディンガンヂー村、ユエエーディー村は最悪で、他の村もほぼすべて破壊された。ピンサルー村で生き残った若い女性に尋ねたところ、4~5千人の村民のうち200~300人くらいしか助からなかったと話した」。
死者1,000人という政府発表について、エーチュー氏は「村ごと壊滅した村が多くある。ラプッタ周辺の河口部では、多くの村が村ごと破壊された。助かったのは10人のうち3人程度だ」と発表よりも多くの死者がいると述べている。
エーチュー氏は5日、ラプッタ市から陸路を使って11時間かけてヤンゴンまで来たという。ラプッタ郡の北部からミャウンミャ郡まで尾根沿いに道があり、土砂崩れや木々が倒れていたが、道は冠水することはないという。
カテゴリー[ 災害 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 05月 07日 22:07:45
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- 赤津陽治(Yoji Akatsu)
- yojiakatsu@gmail.com
- 最近のエントリー
- [05/27] アウンサンスーチー女史の陳述書(NLD5月27日声明)
- [05/27] アウンサンスーチー女史と傍聴席
- [05/26] ミャンマー当局、アウンサンスーチー女史の軟禁を“解除”
- [05/26] アウンサンスーチー女史の裁判6日目を迎える
- [05/24] ミャンマー当局、スーチー女史自宅前の警備解除
- [05/24] アウンサンスーチー女史自宅前の警備解除か
- [05/21] ミャンマー国営紙、スーチー女史勾留施設の写真を公開
- [05/21] スーチー女史宅に侵入した米国人「女史の生命危機のビジョンを見た」
- [05/20] ミャンマー軍事政権、一部メディアにスーチー女史裁判の傍聴を許可
- [05/19] ミャンマー国営メディアがスーチー女史らの訴追について報道
- 検索