ミャンマー軍事クーデターから20年、サフラン革命から1年

 20年前の1988年9月18日、ミャンマー国軍は軍事クーデターで全権を掌握。民主化を求める全国規模の国民運動を弾圧した。この日、民主化運動に参加した多くの学生・市民らがタイ・中国・インド国境に逃れた。ある者は武器を持って戦うことを選び、ある者は戦いを止め当局に投降した。ある者は第三国に新しい人生を求めた。多くの若者がこの日を境に、想像しなかった人生を歩むこととなった。
 その19年後、今から1年前の2007年9月18日、僧侶による全国一斉の街頭デモ行進が始まった。多くの市民も参加し、1988年以来最大規模の国民の抗議行動に発展した。しかし、9月末、軍の発砲によって、完全に鎮圧された。
 きょう2008年9月18日、最大都市ヤンゴンでは、軍事政権当局の警察や翼賛組織USDA(連邦団結発展協会)・スアンアーシンが配置され、反政府デモの動きに対し目を光らせた。
 多くの元学生リーダーらは昨年の8月に拘束され、現在裁判にかけられている。僧侶の指導者も拘束された。リーダー不在の今、国民の中に不満は渦巻いていても、実際に抗議の声を上げることは難しい状況となっている。
 2010年の総選挙に向けて、ミャンマー軍事政権は着々と布陣を整えている。しかし、軍事政権の既定路線通りに進むとは思えない。いずれ大きな反発が必ずや起こるであろう。

カテゴリー[ 軍事政権 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 09月 18日 23:58:28

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2008年 09月 >

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30



プロフィール
赤津陽治(Yoji Akatsu)
yojiakatsu@gmail.com
最近のトラックバック
検索