一番ムダなのは役人のメンツ
確定申告のシーズンです。ようやく申告書を書き上げました。あとは提出とはいうものの、税務署にいくのがまた面倒。e-Taxなんてのもあるようですが、これもすぐには登録できないので今年は無理。この記事によるとアメリカはiPhoneでもできるようです。しかし、ケータイでって、入力はかえって大変なんじゃないだろうかという気もしないではありません。それはそれとして、紙の提出には、源泉徴収票などをつけなくてはならないのに、ネットだったらいらないのでしょうかなんてことを思いつつ、たまには税金について考えてみましょう。
税金のムダの削減について、いろいろと提案がされているよですが、どうも根本的な部分についての意見がないのが不思議です。役人の意識という部分。
役所の仕事をしたことのある方はわかると思いますが、役人のコスト意識というもののベースにあるのは自分のメンツです。それは上半期と年度末の彼らの姿勢からわかるでしょう。
本当に予算がなくて値切ってくるならば理解しなくもありません。でも、「自分は外注にこれだけ影響力があるんだ」という職場での上司なのか同僚なのかへのアピールのためのケースが多々あるようです。それを実感するのは年度末で、あれだけ締め付けられた見積もりが通りやすくなり、場合によってはそれ以上の金額が提示されます。
自分の経験の話ですが、年度頭と年度末では同じような仕事でもページ単価が10倍も違います。当然安いのは年度頭。正直、大赤字の常識を逸した金額です。やっていられませんが、取引先のつきあいもありますし、他の余裕のある仕事とセット受注で補填してもらいなんとか納めました。バカみたいな金額で、アチコチの下請けが首を絞められます。しかし年度末は予算の消化のために大盤振る舞いです。貰えるときには貰っておかないとならないので、当然いただきますが釈然としません。こんな会計なら値切る必要はないじゃないかと。それなら適正な金額をアベレージに支払えるだろうと。ただ、9月ごろに受けたこのとある仕事は一般的な金額でしたから、なんだかよくわかりません。担当者によるとも考えられますが、基準が何なんでしょう。末端の業者ではありますが、分業の他の作業者も同様でしょう。
まだ体力のある会社なら1年で考えてやりくりできますが、小さなところはかなりキツイと思います。私も元請け会社が大手だったおかげで、ほかの仕事もあわせてトントンにしてもらえましたが、個人だったらお手上げです。また、大きな会社でも去年問題になった自衛隊のヘリコプターのライセンス生産の費用のように、仕事が保証されているわけでなく暗黙の了解ですから、しらばっくれられればそれまでです。
値切られた金額が国庫に戻り、国の負債に当てられるなら、まだしぶしぶでも納得できましょう。しかし、個人のつまらないメンツですから、年度末には無駄な消化がおこなわれます。外注への1年分の精算の意味で乗っけられるならまだしも、たまに報道でバレていますが自分たちの遊興娯楽にこっそり使われるのは納得いきません。こうしたモラルなき消化の金額も、チリもつもればです。一体なんなのための予算であり、何を基準に立てられているのでしょうか?
官公庁の仕事は、けっこうな裾野まで外注が広がります。つまらないメンツで値切らなくていいところまでコストを圧迫するようなことをしなければ、経済だってかわってくるでしょう。ことさら景気刺激と言って予算を要求したのなら、ちゃんと適正な料金を支払えといいたい。平成の世になっても「民衆は生かさず殺さず」の気なんでしょうか。
また、節約しというのなら余った予算をもどすことに成功した地方自治体もあります。規範となるべき国が、なぜできない。
実際に無駄な事業の削減が進まないのも、このくだらないメンツの影響がないともいえないと私は考えます。ムダと言われれば、それに関わっている自分もムダといわれているようなものという意識になるのは想像しやすいですし、彼らにとってメンツ丸つぶれです。
役人がそれでは、景気なんて回復しなでしょう。この国の役人のメンツこそ一番のムダであると私はいいたい。そこを見て見ぬふりを続けるなら、この日本は亡国へと進むだろうと。
最後に、国と地方を合わせた税収に対しての比率で、国・地方を合わせた公務員の給与がその約半分にあたる金額になっているようです。
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登録日:2010年 03月 07日 17:50:38
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- プロフィール

- 小林昌幸
- (男)
- 1968年05月10日
- 自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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