思い起こせば不公平な裁量

<自転車>D・ミラー コフィディスのドーピング疑惑に対しての裁判に出廷- フランス

【パリ/フランス 6日 AFP】自転車競技チーム、コフィディス(Cofidis)のドーピング疑惑に対しての裁判のため、元タイムトライアル世界チャンピオンのデーヴィット・ミラー(David Millar)がパリ近郊のナンテール裁判所に到着した。チームに関わる選手7人を含む10人は、2001年から2004年にかけて組織的にドーピングを行っていた疑いがかけられている。(c)AFP/DAMIEN MEYER

AFPBB News


 まず最初に、僕はコフィディスというチームが好きだ。グランツールでは総合を狙うというより、ステージ狙いというチームだが、そこがいい。初めてツール・ド・フランスで見たときは、ステージが狙えなくても、先頭を集団で固めてみたり、観光の機関車をトレインを組んで追い抜いたりと、プロとして(当時は厳密にプロとは言いにくいが)目立つということがわかっているという感じがイカしていて、そのときから気にいっている。
 
 しかし、それはそれである。どうもおかしいなぁと今更ながらに思うのがコフィディスのドーピングに対するASOの態度だ。これまで疑わしきチームや選手を、その事実の究明すらせず実質的にツール・ド・フランスより排除しながら、数年にわたってのドーピング容疑に加え実際にやったと自らいっている選手がいるにもかかわらずコフィディスについてはなんら勧告も行っていない。疑惑の持ち上がった年も、コフィディスはツールに出場している。
 コフィディスはフランスのチームである。だからということなのだろう。主催者裁量なのだから、と言ってしまえばそれまでだ。しかし、ツールは現在UCIのプロツアーに組み込まれたレースである。年間ポイントにも関わってくるため、主催者とはいえプロツアーについて不公平となる裁量はいかがなものだろう。
 コフィディスの場合はプロツアーになる前だからという見方もできるが、組織ぐるみと言われこうして未だに尾をひく問題である。個人が処分されているからとうのなら、アスタナはどうだ。また今はすでにないがケルメのときは?
 こういうことを言うと、別にツールはUCIでなくてもいいという話になるのだろうが、だからこそだ。格を言うのであれば、その格に見合った振る舞い、判断というものがあるだろう。フランス人はもう少しプライドの高い国民だと思っていたのだが、ASOのプライドというのには、よく言われるエスプリとかいうものがは欠けているようだ。
 まぁ、こんな極東の何の影響力もない人間が、このようなことを言っても何が変るということもないのだが。

 最近、オフシーズンだけにこんな記事の配信が多いので、ついこのような文章ばかり書いてしまう。
 僕が自転車レースに興味を持ち、ロードバイクに乗るきっかけとなったのは深夜のツール・ド・フランスの中継だった。そのツール・ド・フランスが、ここ数年なんかおかしい。そう思っているのは、僕だけではないだろう。そういいながら、7月になればまた熱くなってしまうんだよね。ASOの思うつぼである。

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登録日:2006年 11月 11日 00:47:38

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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